日本共産党 田村智子
コラム

【06.04.21】娘、試練の歯医者へ

虫歯が一本もない兄と同じような食事や生活をしているのに、なぜか娘は歯医者に通うことに。
進行止めを塗ってもらって終わりかと思ったら、「一本だけ削らないとだめですね」と言われていました。
ところが、その1回で終わりの治療が、前回は泣いてしまってできず、今日こそはと、どうにか時間をとった午後、歯医者に連れて行きました。

行く前に一泣きも二泣きもして、歯医者さんに行く頃には落ち着いて、なんとか治療を終えることが出来ました。
「おかっちゃん(私のこと)が、甘いものとか、おいしいものとか教えるから、虫歯になっちゃったじゃない」
泣きながら私をたたいていた娘。1年生にしては、見事な言い分だと、思わず笑ってしまいました。

「次回は歯磨きを練習しましょう」とのこと。
虫歯予防のための診察は、診療報酬にはほとんどならないと聞きました。
歯医者さんにとっては「持ち出し」ともいえる時間になってしまうことでしょう。
予防にお金をかけようとしない、日本の医療政策が垣間見えます。

治療を終えて会計へ。先月だったら無料だったのに、と思いながらの支払いです。
中学生まで医療費を無料に、実現したら、どれだけ子育て世代にとって安心なことでしょう。
国の制度として就学前まで無料にできれば、東京都として中学生まで無料にする財源はつくれます。
なんとか実現させたいものです。