コラム
【06.04.05】文化後援会のみなさんと街頭演説
新宿駅西口、昨日と打って変わった寒風と雨、そのなかでいつもと違う街頭からの訴えとなりました。
いっしょに宣伝カーに乗っているのは、住職さんや学者の方、漫画家、ギターを抱えた青年などなど。
日本共産党の後援会の幅広さを感じて嬉しくなります。
みなさんマイクを握って、なぜ日本共産党を応援しているのかそれぞれの立場からお話をされていました。
うたごえ後援会の方は宣伝カーから歌を。「人間の歌」——10数年ぶりに聞きました。
国鉄民営化に反対する労働組合の方々が、職場で人権無視のひどい仕打ちを受けたのは80年代の後半。
差別と首切りの不安、組合をやめろという上司の圧力、このなかで自ら命を絶つ組合員もいました。
国鉄がJRになったとき、国労組合は狙い撃ちの首切りにあい、今も、1000人をこえる方が不当解雇を訴えたたかっています。
国鉄民営化が国会で議論されていたのは、学生時代です。
私たちも民営化反対をかかげ、国労組合への支援をしました。
学内集会、デモ行進、差別の現場「人材活用センター」という隔離職場も訪ねました。
組合員自殺の報道は、どれだけ私たちに怒りを燃え立たせたか。労働運動がどれほど厳しいものなのかを思い知ることになりました。
大学を卒業して、青年運動のなかで国労の青年部のみなさんとの交流がありました。
そのなかで聞いたのが「人間の歌」(山の木竹志 作詞・作曲)でした。
「死を選んだ組合員(なかま)の思いを 心に暖めて闘っているか」
この歌詞が胸に迫り、ばらばらにされた組合員のみなさんが歌で団結してたたかう姿にどれだけ勇気をもらったことでしょう。
10数年ぶりのこの歌に、うろ覚えのメロディーを一緒に口ずさんでいました。
街頭演説のエンディングには、トランペットによる「花」。こんな宣伝もどんどんやっていきたいですね。