コラム
【06.03.21】松谷みよこさんの本を紹介しながら
春分の日、今年はぼた餅をつくる余裕はありませんでした。
23区内を西から東へ、視覚障害者のみなさんの日本共産党後援会、中野の女性後援会、そして板橋、葛飾とかけまわりました。
後援会の集まりで紹介している本があります。
このHPの「本」コーナーでも紹介した松谷みよこさんの『きつねとたんぽぽ』。
「ぞうとりんご」のお話は、何度読んでも胸がふるえます。
「戦争はもうないの」「おかあさんがいうもの。戦争をしてはいけませんって」
子どもに語りかける母親、このお話を書くとき、松谷みよこさんの燃えるような決意がほとばしっていたのだろうと思えるのです。
決して子どもたちに戦争の苦しみを味合わせないという決意。
葛飾・水元地域で紹介したら、児童文学作家のMさんが同席されていて、「松谷さんにお会いしたらお伝えしましょう」とのこと。
思わぬことに、胸が躍りました。
この短編、冊子にして母親たちに渡すことができたらと思っているほどなのです。
そんな思いが作家の方に伝わったら・・・こんなに嬉しいことはありません。