日本共産党 田村智子
コラム

【08.09.09】街頭で日本共産党をどう語るか

新しい演説に挑戦しています

 
福田首相の辞任で、風雲急を告げる日々。
街頭からどんな演説をするか、思案の日々でもありました。

話をしてみて、手ごたえを確認して、演説は内容が変化していくもの。
今日は、新たな試みに挑戦してみました。

まずは、憲法改悪反対東京共同センターの宣伝行動。
マスコミが大騒ぎする総裁選挙にどう対抗するかが、私の問題意識でした。
「誰が首相になるか予測する、それではつまらない」
「どんな政治をつくるか、私たちが主人公になりましょう」
憲法の国民主権が、本当の意味で実現する時代なんだと、よびかけたかったのです。

演説の最後に、もう一度。
「これからマスコミは、総裁選挙を劇場のように報道するでしょう。
でも、私たちはもう観客でいることはやめましょう。
出番が待たれているのは、私たち国民です」

次は、衆議院東京12区(北区全域と足立区の一部)の予定候補、池内さおりさんとドッキング。
場所は豊島5丁目団地。参議院選挙のときも、多くの方が応援にかけつけてくれた団地です。

新しい政治への展望を話したあとで、最後に、こんな話をしてみました。
「この数ヶ月、日本共産党がマスコミでも注目を集めました。
若者が日本共産党に入党している、という報道もありました」

「私もこの夏、学生を日本共産党に迎え入れました。
彼は、日本共産党に入ることは困難な道を選ぶことだと思う。それでも、僕はこの道を選びたい、と入党を決意してくれました」
「私たち日本共産党員は、みんな、彼と同じ思いをもっています。
政治を変えたい、誰もが希望をもって生きられる世の中をつくりたい」

こんな話をしたかったのは、政党のあり方を問いたかったからです。
日本共産を知ってほしかったからです。

一緒に話をした、池内さおりさんもその一人。
三浦綾子さんの名著『母』で、小林多喜二の生き方を知り、
心を揺り動かされて日本共産党員となったいう池内さん。
彼女は、入党の動機を臆することなく、広範な有権者の前で話し、共感を広げてきました。

そんな彼女のがんばりに、私も日本共産党員の生き方を知ってほしい、
という気持ちがふくらんでいました。

マスコミの総裁選騒動、それに続くであろう、「2大政党」「政権交代か」報道に負けないアピールをどうするか。
深いところで、日本共産党を知ってもらう、そんな真っ向勝負をする気持ちで、
私も元気に街頭に出ようと思います。