日本共産党 田村智子
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【10.02.15】宗教人の会と懇談

平和と命守る政治へ

 
全国宗教人・日本共産党を支持する会(全国宗教人の会)は15日、小池晃参院議員・政策委員長、田村智子参院比例予定候補との懇談会を都内で開きました。

 冒頭、宗教人の会の奥田靖二代表委員(浅川金刀比羅神社宮司)ら3氏が「核兵器をなくす、憲法9条を守るため、共産党の影響力を強めていかなければ」「地球の命、人の命、自然の命を守る立場で頑張ってほしい」と期待を表明しました。

 小池氏は、日本共産党が綱領で信教の自由、政教分離を掲げ、宗教者との対話と共同を進めていることを紹介。「反戦平和、核兵器廃絶への思いはみなさんと一つ。医療改悪で失われなくていい命が奪われている。患者さんの命を守るためにも日本の政治を前に進めなければいけない」とのべました。

 また、小池氏は民主党の小沢一郎幹事長の政治献金疑惑をはじめとする「政治とカネ」の問題、後期高齢者医療制度の即時廃止の願いに鳩山首相や民主党が背を向けていることなどを具体的に示し、「国会論戦を通じて、各党の位置が浮き彫りになっている。自民党、公明党は悪政への反省がない。動き始めた政治をもっと前へと国民の立場で論戦できるのは共産党です」と力説しました。沖縄の普天間基地問題については「海兵隊の抑止力」を理由に移転先探しをする鳩山政権の対応を批判。「戦争への抑止力というなら、憲法9条こそが最大の抑止力」と訴えました。

 田村氏は「働いてもまともな収入が受け取れないような政治を正していく先頭にたちたい」とのべました。

 参加者からは、「後期高齢者医療廃止をマニフェストにかかげたので民主党を支持したが、こんどは支持しない」「共産党が与党の政権にならないと、政治は変わらない。党名を変えたら支持が増えるのでは」「3万人を超える自殺者が出ているがどう考えるか」など意見や質問が出されました。

 小池氏は、「民主党は、後期高齢者医療制度の廃止を先送りしただけでなく、痛みを軽減する措置もとらない、二重の裏切り」「平和と暮らしを守るために頑張る共産党の姿を、党名も含めて丸ごと知ってもらう努力を積み重ねたい」「自殺をなくすためには、人間を使い捨てにするような働かせ方をする経済社会のあり方を変えることが必要です」とていねいに答えました。

 葛飾ビラ弾圧事件の不当判決とたたかっている荒川庸生さん(真宗大谷派・長永寺住職)が、ビラ配布が正当な活動であることを示すために、最高裁判決を判例として定着させないためにたたかっていることを紹介。江戸川のスーパー堤防計画に反対して活動する渡辺清明さん(日蓮宗・妙勝寺住職)は、親身に取り組んでいる共産党に信頼を寄せていることを語りました。