ニュース
【08.07.18】オリンピック招致計画の施設予定地を調査
党都議団、都議候補、谷川智行衆院比例候補と
(記事は2008年7月19日付け「しんぶん赤旗」より)日本共産党都議団は18日、都が2016年オリンピック招致で計画している施設予定地を調査しました。都議候補、谷川智行衆院東京比例候補、田村智子参院東京選挙区候補も参加しました。
一行は、築地市場(中央区)と、高濃度の土壌汚染が大問題になっている市場予定地(江東区豊洲)を調査しました。石原慎太郎知事は、築地市場を移転され、跡地にオリンピックのメディアセンターを計画しています。仲卸業者らが移転に反対し、市場の現地再整備をもとめている問題について、案内の都職員にただしました。
中央区晴海のメーンスタジアム予定地では、松村友昭都議が説明。大地震発生時に液状化の危険があること、三方を海に囲まれているため緊急時の避難路を確保できない問題を指摘しました。
調査では、都の招致委員会がIOC(国際オリンピック委員会)に提出した申請ファイルの施設配置計画が、現地の実態と大きく食い違っていることが分かりました。辰巳国際水泳場(江東区)はメーンとなる競泳は国際大会の準備に満たさず、新規施設が必要になります。他の施設でも都立公園の競技施設を建設するため緑を破壊することになります。
村松みえ子都議は「都民が安らぎを求めて訪れる公園の緑を壊して、どこが『緑と環境の五輪』か。とんでもない」と話しました。