【06.07.01】日野市で80歳の方が入党!
日野市
私を「囲むつどい」が日野市でも開かれました。
先日、日野市内の駅で街頭宣伝をしたところなので、そのときお会いした方も多数参加してくださった様子。
街頭とは違って、自分のことを入党いきさつや、その後の歩みなどお話しました。
40分ほど話して会場とのトークに。
長野県出身のみなさんが、募金を持ち寄って参加してくださったということで、次々にマイクを握ってくださいました。
その後も、障害者施設で働く方など、お話してくださいましたが、自分と党との出会いなど、それぞれに語られて、胸にしみいるひと時でした。
発言者の一人、Kさん。先日、街頭宣伝の際、「ぼくも早稲田の出身。雄弁会だった」と声をかけてくださった方です。
「雄弁会」らしい、よく通る声で今日も私の話の時々に声援を送ってくださいました。
ところが、マイクを握ったKさんは、予想に反して途切れ途切れの声でお話を始めたのです。
「私はまず懺悔しなければいけない」、学生時代、日本共産党に入ろうとしたKさんは両親の大反対に合い、「入党しない」宣誓書を書かされた、とのこと。
「私は80歳。あなたは両親との確執を乗り越えて入党したが、私はできなかった」
戦後直後の頃でしょうか。日本共産党への偏見は今とは比べ物にならない時代。
それでも、入党しなかったことが、Kさんの心のひっかかりになっていたのでしょうか。
集会後、日野市でとれた夏野菜をお土産に車に乗っていると、携帯電話がなりました。
Kさんが「会」が終わってすぐに入党された、との連絡です。
お母さんの墓前にやっと報告できると、とても、すがすがしいお顔をされていたそうです。
私の倍の人生を生きてこられた方が、私の話を契機に一つの決意をされた??私にとっても信じられないような「事件」です。
ここに日本共産党の生命力がある、と思います。
日本共産党への入党を考えるとき、誰の心の中でも、自分の理想や心根にもっとも正直な「思い」が湧き出ているのではないかと思うのです。
決意にいたらなくても、湧き出た「思い」はおそらく涸れることなく流れ続けているのでしょう。
時代をこえたKさんの入党に、私もまた自分の初心を胸の真ん中にすえなおしました。