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2005年10月

10月28日(金)

涙をぬぐいながらの国会傍聴

採決の瞬間、衆議院の議員面会所につめかけていた人たち(100人ほどでしょうか)から、うめくようなため息がこぼれました。
それに先立つ民主、共産、社民各党の反対討論、涙をぬぐいながら見つめる姿が何人もありました。私自身、悔し涙がこみあげてくるのをどうしようもありませんでした。

障害者自立支援法の「改正」、障害者に「サービスの量に応じて料金を払え」という、これまで少しずつでも前進させてきた障害者施策を土台からひっくり返すような法案でした。
賛成した議員は、そのことが何を障害者にもたらすのか、結果に責任を負う覚悟なのだろうかと、最後の審議を見ながら思いました。

外出するだけでたくさんの支援を必要とする障害者はいます。外出すればするほど費用がかかるとなれば、最小限にとどめる人もでてくるでしょう。
親元を離れて、さまざまなサポートを受けながらも自立した生活をしていた障害者が、費用負担ができないからと、その生活をあきらめる人もでてくるのではないでしょうか。
一番恐ろしいのは、将来に絶望し自ら命を絶つことがないだろうかということです。

「よくわからないけれど」と賛成したのならば、議員の資格はないと私は思います。
議員面会所を出ると、道路の向かい側には長い人の波ができていました。障害者のみなさんは、泣いてなどいられないという思いで、次の運動にむけて声をあげていました。命と人間としての尊厳をかけた運動。
私も涙をぬぐってその列に加わりました。

10月25日(火)

青年の働かせ方に「緊急要求」を発表

日本共産党が若者雇用に物申す「緊急要求」を発表、「しんぶん赤旗」にその全文が載っていました。
3ヶ月、6ヶ月という短期雇用を繰り返す、雇い止め(首切り)をちらつかせ有無を言わせない働かせ方をする、この数年、問題になっていることです。

「企業の人事に政治はものがいえない」----今の労働行政の姿だと、私も秘書時代に思い知りました。
労働者のねばりづよい運動、裁判闘争、そして国会での日本共産党などの追及で、「短期雇用を繰り返せば、正社員として扱うべき」と、ようやく政府もこの立場をとるようになりました。
しかし、建前に終わらされている、企業を監督して正す力があまりに少なすぎるのが現状です。

労働基準監督署、警察や検察以外に企業に対する捜査権を持ち、違法行為を摘発できる唯一の行政機関です。
ところがあまりの人員不足で、まともな調査も、違法行為の摘発もできていないという指摘が繰り返されています。
「公務員を減らせ」というけれど、たとえば労基署の人員削減がすすめば、企業のやりたい放題を食い止める力はますます失われてしまうでしょう。
喜ぶのは誰なのか。

足立の町、中小業者は後継者問題であえいでいます。一流のカバンや靴、工業製品の金型を作り出す技術が、消えてしまっていいのかと思います。
ドイツでいえばマイスター、その技術を学びたいと思う若者はいるはずなのに・・・。
青年が生き生きと働けない社会に未来はありません。この「緊急要求」を実現にむかわせなければ。

10月24日(月)

「本当に苦しい時は誰にも言えない、それが業者の本音」

足立西民主商工会の役員さんと話す機会がありました。不況のなかでの業者の思いを語るなかでの一言でした。
民商では、税金の申告を業者自らができるようにと、勉強会を開き申告書の書き方を勉強する機会も積極的に持っています。苦しい実態もみんなで率直に出し合って、励ましあい、政治にもはたらきかけていこう、という運動もすすめています。

「でも」というのです。
「売り上げがどんどん落ち込んでいるから、ほかの人に知られたくない、っていう人もいるんだよな」
「それに、本当に苦しくなったら、業者は商売のことは言わなくなる。言えば、銀行に知られて融資を全部引き上げられてしまうかもしれない」

小泉改革で業者にはなんにもいいことはない、でも、そのことも「改革だ」「郵政民営化だ」という宣伝で吹き飛ばされた、この役員さんの実感だそうです。
どこに展望を、活路を見出すのか、業者運動の苦しさです。同時にやりがいのあるところと、活動に向かうみなさんに励まされるひと時でした。

10月22日(土)

「福祉は買うもの」発言を撤回させた笠井議員

昨日、笠井議員に署名をたくして足立に戻ってしまいましたが、あのあと笠井さんは障害者自立支援法の質問に立っていました。
今日の「しんぶん赤旗」1面。
厚生労働省の局長が障害者に対して「(福祉・医療の)サービスは買うもの」という答弁をしたことをとりあげて、事実上、撤回させたという記事。

問題となった答弁は、いまの政治の姿を象徴的に現しています。
「生きることに支援が必要ならば、お金を払うのが当然」「お金を払わない人は肩身の狭い思いをする」----なんという思い上がった考え方なのでしょう。

親元を離れ、自分の生活を送ろうと、国や自治体の制度(支援費制度)を利用している重度障害者の方と話をしたことがあります。
なんでも親を頼っていた自分より、いまの自分のほうが、一人の人間として生きている、と実感している姿は、堂々としていました。こういう方々に「肩身が狭いんだぞ」と言い聞かせるような政治ではありませんか。

同じ新聞の2面には、障害者の中学生の手紙が掲載されていました。「他の友達は、トイレに行ったり外出するのにお金を払うことはないのに、障害のある僕は利用料を払うのはおかしいです」、この中学生は2週間で5000人分の署名を集め、愛媛県から国会に来たそうです。
子どもたちからさえ生きる希望を奪うような法案を絶対に許すわけにはいきません。

10月21日(金)

笠井亮衆議院議員に署名をたくしてきました。

障害者自立支援法、今朝までに党足立地区に届けられた署名は250筆となりました。
緊急のよびかけでしたし、大規模な署名行動をよびかけたわけではありません。「黙っていられない」という方が、まさに自らすすんで署名を記入し、集め、届けてくれたものです。
法案に対する請願署名ですから、法案審議が終わるまでになんとしても国会にとどけなければなりません。

昼頃、衆議院第2議員会館、笠井亮議員の部屋を訪ねました。
ちょうど委員会が昼食休憩となり、議員本人にお会いすることができました。
総選挙ではともに比例東京ブロックの候補者でした。「みんなでかちとった1議席なんだから、どんどん国会に来てくださいよ」という言葉が胸に響きました。

短い時間にサンドイッチをほうばり、午後から自ら質問に立つという笠井さん。それでも国会の審議の状況などおしえていただきました。
来週水曜日にも採決をねらう動きがあるようです。
車椅子で、あるいは白杖をもって、障害者のみなさんが国会周辺に集まり、また議員要請をしていました。
足立からの声もこの運動の輪のなかにあるのです。

10月20日(木)

年金から医療保険料まで天引き!----厚労省の試案

新聞でもラジオでも、ニュースの第一報は、医療「改革」の案を厚生労働省がまとめた、ということ。
お年寄りの年金から、介護保険だけでなく医療保険まで天引きする、医療費の窓口負担は、2割・3割にする、等々。どこまで、命をないがしろにするのかと嘆息がでてきます。

医療費が増え続けている、国の負担を押さえ込むためには国民負担を増やす、あまりに短絡的な政策です。
過労に疾病が増え続けているのに、長時間労働・過密労働はほとんど野放し。8時間労働制まで崩そうという。
健康診断も不十分、細密検査などの必要がいわれても、時間をとれない労働者も多数。まして、派遣・パートなどは、個人任せになっているのではないでしょうか。

保険料負担でくらしがますます苦しくなる、食べるものも、着るものも削れるだけ削る、病気になっても我慢する----これでどうして国民の健康が守られるのでしょうか。
「改革」とは、国民をまもることを投げ捨てることなのでしょうか。

10月19日(水)

一人で車を運転して署名を受け取りに行きました。

免許をとって12月で1年になろうというのに、一人で運転するのは「怖くて」、ほとんど車に乗っていませんでした。
家族で出かけるとき、夫は「運転しなければ、いつまでも上手にはならない」と、さっさと助手席へ。仕方なくいやいやながらの運転をしていました。
それが、この半月ぐらい、何かがふっきれて(車をへこませたりした時の嫌な気持ちがふっきれたのでしょう)、果敢に運転に挑んでいます。

今朝は、自宅から西伊興のHさんの家まで、住所と地図を頼りに車で出発!
「しんぶん赤旗」日曜版に折り込んだ障害者自立支援法の署名、Hさんから先週「もっと集めたいから、署名用紙をもってきてほしい」と電話があり、足立の赤旗出張所のKさんが届けていたそうです。
「集まったのでとりにきてほしい」という電話を、たまたま私が受けました。「田村です」と名乗ると、「まあ、選挙の時、お話聞きましたよ」と声のトーンがあがっての対話となりました。

署名を熱心に集めてくださったことに感激し、せっかくだから私がとりに行こうと思いました。
地図で見ていた路線とは多少違ってしまいました。駐車場所も「ここならいいかな」「いや、ここでは邪魔だ」と、2度やり直しましたが、どうにか行き着きました。
約束の時間ちょうどに到着(もっと早くつくと思っていましたが)。渡された署名は60人分になっていました。

署名を助手席において、足立地区までの道。「なんで開かずの踏切を渡ることに?」となりつつも、無事に走り終えることができました。
「免許もってないの?」「免許とれたんだっけ?」と言われることもなくなるでしょうか。

10月18日(火)

事業収入22万円、業者のうめきが聞こえるようです。

足立、江戸川、江東、荒川、葛飾、台東という下町、東京の東部地域で中小業者のみなさんと労働者のみなさんがいっしょに、くらしや営業をまもるために運動にとりくんでいます。
東部共同行動、1980年代の円高不況の時につくられていった運動だそうです。
夜、この東部共同行動の実態調査報告会があり、「日本共産党の代表としてあいさつを」と、参加をよびかけられました。

201件の業者を訪問しての調査、事業収入の欄に目が釘付けになりました。
袋物加工業者、年間の事業収入22万円、「転業したい。仕事がない。今のままでは生活できない」
鮮魚店、73万円、「家族の収入で生活している」
ゴム加工業者、21万円、「貯金をとりくずしている」
200万円、300万円という方がほとんどです。それでも売上が1000万円を超えていれば、消費税を納めることになるのです。

どこに希望を見出すのか、本当に難しいことです。
今日の集会に墨田区の産業経済課長が参加し、「現場に学べ」という区のとりくみを発言していたことに励まされました。
足立でも昨年、「町づくり」という視点で、中小業者支援策を検討するシンポジウムを党区議団がよびかけました。
自治体の支援、国の政策、本気で求められます。そのためにも、大企業だけ儲ける仕組みをつくっていく「構造改革」の路線は、断念させなければ。
「人間らしく生きる、誇りをもって働ける」社会をつくる、この政治の大仕事にとりくむ決意をあいさつにこめました。

10月17日(月)

首相がまた靖国参拝、どれだけの人の心を踏みにじるのか。

朝ラジオをつけたとたんに、「小泉首相が今日、靖国神社を参拝する」というニュースが流れました。
中国、韓国からさっそく批判が声が起こると、「今こそ対話でわかりあうとき」と町村外務大臣がコメントを出したと、時間を追って続報が流れます。

他国から靖国参拝の問題点が問われても答えず、国会質疑で、「戦争の責任はアメリカにある」「東京裁判は勝手な戦勝国による裁判」という靖国神社の主張は「自分の考えではないし、政府の見解とも違う」と答弁しておきながら、なぜ、靖国参拝を強行するのか、批判する声や怒りの声が理解できないというのなら、首相の資格はないのです。
どうしても行きたいのなら、首相をやめて参拝すべきです。

先日、東京の「高校生平和集会」の歩みをたどるビデオを見る機会がありました。
毎年、高校生が実行委員会をつくって手作りの集会を企画しているのです。従軍慰安婦として強制連行された朝鮮の女性をまねいた時のことを、当時の高校生が振り返って語っている場面がありました。

----最後に花束を渡す役目だったが、涙で何もいえなくなった、「ごめんなさい」ということしかできなかった。「ありがとう、ありがとう」と私を抱きしめてくれた。
従軍慰安婦、強制連行、たくさんの虐殺、飢えによる死、その責任を問われた人たちが神となって「顕彰」された神社。
民間人の戦死者は無視する神社、国が「お国のために命をささげた」と選別して死者を神とする神社。
不戦の誓いにこれほどふさわしくない場はありません。そのことが理解できない首相、政治の場から立ち去らせようではありませんか。

10月16日(日)

剣道の大会、息子の「一本」に拍手!

朝から弁当をつくり、雨の中、試合場にむかいました。親たちも試合進行のお手伝いをするのです。
私も何回目かのお手伝いで、「いまの何がきまったの? 面? 小手?」という状態から、わずかに脱け出しつつあります。

昨年、初めての試合で「まぐれ」のような勝ちを味わって以来、息子は1勝がとれません。
今日は・・・なんと最初が不戦勝。「これは勝ちじゃないからね」というプライドはあるようです。
次に対戦する団体戦のチームは優勝候補。「これはきついな」と、隣の試合場で係をしながら横目でみていたら、なんと最初の「一本」は息子がとったのです。
しかもきれいに「胴」がきまり、赤旗3本がまっすぐあがりました!

まわりのお母さんも「やった! すごいじゃない」と、やはり係をしながら小声の歓声。
その後は打ち合いの末に、2本とられてしまいましたが、貴重な「一本」でした。
親からみればどこか頼りなく、「もっとしゃっきとしろよ」といいたくなるタイプ。でも、剣道をしている姿は親の知らない息子の姿です。

全ての試合が終わるまで係の仕事をやり、帰宅したらもう晩ご飯の時間でした。
これから作るのか・・・と少々めげながら部屋に入ると、娘が「パーティの準備したんだよ」。夫が栗ご飯まで作ってありました。これまた感激。
稽古や試合に付き合うのはなかなか大変ですが、今しかできない「応援」だと思ってがんばりましょう。

10月15日(土)

綾瀬駅でパキスタン大地震の救援募金

「2人だけの行動なんですけど」と、鈴木賢市区議。「いいですよ。やりましょう」と今日相談して、即行動。
夕方の綾瀬駅で30分、交代でマイクを持ち、募金箱を持ち、救援募金をよびかけました。
昨日夕方のニュースでは「麻酔がない」という字幕、子どもの傷を縫い合わせる場面。目を覆いたくなりました。

私たちのわずかずつの力も合わされば大きくなる、くらしが大変な中ですがぜひご協力をとよびかけると、驚くほど人の足がとまりました。

「くらしや命が脅かされている時、それをなんとかしようというのが、共産党の名前に由来する原点です」、こんなことも話しました。
世界に最初に共産党というものがつくられたとき、子どもの命さえ危険にさらされる貧困と重労働が当たり前でした。それを義憤をもって告発した「イギリスにおける労働者階級の状態」というエンゲルスの本は、私が学んだ本のなかでも印象深いものです。

パキスタンを含むイスラム諸国、アジア諸国との野党としての外交もすすめられるなかでの大地震。
できることはわずかしかないかもしれませんが、なにかせずにはいられません。
●募金振込み先などのご案内→ http://www.jcp.or.jp/sintyakup/2005-0405.html

10月14日(金)

厚労省への要請で詰問。

障害者自立支援法、参院で可決される直前、厚生労働省への要請の場を党都委員会がもうけました。
「関係者からよく意見を聞いて法案を作成した」「みんなで支え合う」「不安をとりのぞくよう説明していきたい」「支援する制度を続けるためには負担もやむをえない」云々の説明。
とうとう我慢できなくなり、意見を述べました。

「なぜ応能負担ではだめなのですか。障害者のみなさんも収入に応じて、今だって費用負担をすることになっている。収入が増えれば、負担する費用も増えるではないか」
「育成医療の対象者など、この法案で負担が重くなることを知らない人は大勢いる。どうやって知らせていくのか、実施となった場合、意見をいう場をつくるつもりはあるのか」

「なぜ応能負担ではだめなのか」----ここでもごまかしの説明がされただけでした。
「今までは障害の状態に応じて、施設への入所などを措置してきた。これからは障害者自身がサービスを選ぶ、施設等と契約を結ぶ、だからサービスに応じた負担をお願いする」
「A定食にしようか、B定食にしようか」を選択するような事柄ではないのです。「サービス」がなければ、食事をすることもできない、町に出かけられない等々、人間としての当たり前な生活をするために「支援」を求めているのです。

「今後意見を聞く場は、私たちも土曜・日曜などに、障害者のみなさんからの声をできるだけ聞くように努力します」
個人の努力で済まされないことなのです。行政として結果に責任をもつべきではないのか・・・・。

説明にきた厚生労働省の若手の職員のみなさん、この人たちが悪いわけではないということも、わかります。政治はもっと違う次元で進んでいるのですから。
それでも詰問口調にならざるをえませんでした。
一つの法案が人間の生活を大きく左右し、命にかかわる事態さえ生み出すこともある、この職員のみなさんが胸に刻んでくれたらと思います。

10月13日(木)

パキスタン大地震、救援募金をよびかけました。

西新井駅東口で、党の足立区議団のみなさんといっしょに募金箱をもち、道行く人によびかけました。
5万人を超えるのではないかといわれる被害者。家をなくした人が2万5000人、助け出されても着る物もほとんどなく寒さに震え、飢えに苦しむ。医薬品がなく、麻酔なしで治療をしているというニュースも。

せっかく助け出された命が、救援物資の不足で奪われるようなことがないように、わずかずつでも募金を寄せ合いたい。
くらしも大変ななか、お財布のなかから小銭を全部出して募金箱に入れてくださる方、高校生もお小遣いから等々、心を寄せ合うような募金が集まりました。
このお金が1人でも2人でも、命を救うものとなりますように。

10月12日(水)

また開かずの踏切で事故が!

大田区で踏切事故、80代の女性が命を落としてしまいました。ニュース映像では、狭い歩道だけの道が何本もの線路をまたいでいることがわかりました。
近隣駅でのトラブルでダイヤが少し乱れ、踏切は1時間しまったまま。「こしょうちゅう」のランプもついていたといいます。
若い人が何人か遮断機をくぐり、それにつられて・・・。なぜこんなことがと、思わずにいられません。

竹ノ塚駅踏切事故で、「踏切の安全」という考え方で立体交差を推進する事業がないことがわかりました。あくまで、車の渋滞などを解消するため。だから、大きな道路(幹線道路)での立体化しか国庫補助の対象とならないのです。
あらためてインターネットのニュース検索で「踏切」と打ち込んだら、全国各地で踏切事故が起きていることもわかりました。
「日常茶飯事」なのでしょうか。

開かずの踏切では、電車の通過する間隔も短いので、お年寄りや子ども、障害者の方は遮断機が上がっている時間では渡りきれなくなる危険性もあります。
踏切の安全はだれがすすめるのか、鉄道会社、国、自治体で真剣に話し合うときではないでしょうか。

10月11日(火)

「赤旗」に折り込んだ署名、郵送で届いています。

10月5日の「出来事」で署名ビラをつくったことを書きました。先週の日曜版に折り込まれ、いま郵送で記入された署名が送られてきます。

障害者に大きな負担を強いる障害者自立支援法「改正」法案、国会での審議が急ピッチとなることが予想されたので、「できれば郵送で」という一文を入れたところ、切手代を負担して郵送してくださるのです。
なかには、「私たちのためにありがとうございます」という手紙を同封してくださった方も。障害者の方か、その家族の方でしょう。

テレビも新聞も、郵政法案はとりあげてもこの問題はほとんどとりあげないなかで、障害者の憤懣やるかたない思いが伝わるようです。
「負担は仕方がない」「財政がもたない。制度を存続させるためだ」----政府の説明の冷たさ。
経済力に応じた負担ではなぜいけないのか、経済力が(収入が)あがれば負担もふえるのです。それがなぜいけないのか、しかも障害者と病気の子どもを狙い撃ちにするやリ方、全てが許せません。

この署名、大切に国会に届けていきます。

10月8日(土)

足かけ9年の保育園生活、最後の運動会

娘は年長さん、保育園での運動会も今年が最後ですね。雨が心配でしたが、どうにか天気ももってくれました。
かけっこは、お兄ちゃんと違って「勝負にこだわらない」タイプ。がんばって走っていることは充分に伝わりました。
組体操、フィナーレの「ロック・ソーラン」、みんなが、真剣に、楽しそうに、そして誇らしげに演じていることがわかります。

入院のため2週間も運動会の練習に加われず、追いつけるのかなと少し心配していました。
退院後、最初の登園日の翌日、「運動会の練習のこと何か言っていましたか?」と担任の保育士さんに声をかけられました。
組体操など、動きがわからずみんなについていけない娘に、「お休みしていたからいいんだよ。先生といっしょにやろうね」と声をかけてくださったとか。
「いやにならないように、楽しく練習できるようにしていきますから、何かあったら伝えてください」----嬉しい心遣いです。

友だちのお母さんと「年長ってこんなにすごいことができるんだね。1年生になったら逆に物足りないよね」と言葉をかわしました。
小学校では、運動会の練習だけというわけにいかないのと、子どもに対する先生の数が違いすぎるためでしょう。
子ども達の力をひきだせる教育環境、つくっていかなければと思います。

10月7日(金)

区議会傍聴。こんな「浪費」が許されるのか

北千住駅西口再開発で、足立区が出資してつくった株式会社が劇場運営をしています。
この株式会社のお金の使い方を追及した針谷みきお区議の質問を、共産党の控え室で傍聴しました。
(詳しくは、針谷区議のHPをご覧下さい→ http://plaza.harmonix.ne.jp/~m-hariya/

昨年度、この会社には運営費5億円、柿(こけら)落とし(おとし)の事業に4億7500万円がわたされました。年間収入は約12億円ですから、ほとんどが足立区の負担、つまりは税金だったことになります。
ところが、これだけではなかった、区民にはまったく知らされないまま、「経費の15%を区が負担する」と会社と協定を結び、1億5000万円近い税金投入が行われていたのです。
これで赤字運営のはずの会社は黒字になり、社長は「赤字ならば給料はもらわない」と言っていたのに、給料が支払われ、株主にも配当金が渡されるというのです。
社長のワンマン経営ぶりもひどい。勝手にいくつかの劇団に「ただで劇場を貸してやる」と言ったために、賃料請求をしても収入にならない、相手に訴訟を起こされるかどうかの騒ぎにまでなっているというのです。

さらに腹立たしいのは、「交際費」として宴会の費用まで税金でまかなわれたこと。針谷議員が、「地元紙で報道された宴会以外にも、宴会に費用が使われたのではないか」と質したら「交際費のなかにいくらか見受けられる」という答弁。
民間会社だからと、収支の細かな資料を公開しない、ほとんど税金で運営しておいてどういうことなのでしょうか。

この会社の社長は、区長選挙の時、今の鈴木恒年区長の選対本部長をつとめた人物です。行政と一部の人物が税金を私物化する、ドロドロしたものを感じざるをえません。
一方で区民には、介護保険料の大幅値上げ、住区センターの有料化、保育料の値上げなど、「お金がないから負担増は仕方ない」という区政。
こんなこと許せない! 足立の「世直し」をしましょうよ!

10月6日(木)

「あ!金木犀が咲いた」、朝からのイライラが消えました。

娘を自転車の後ろに乗せて、保育園に向かう道。遊歩道の金木犀がいっせいに花をつけていることに気がつきました。
雨上がりのためか、咲いたばかりなのか、香りはわからないままに通り過ぎましたが、「きんもくせい、好き」という娘の声が後ろから響いてきました。
これで、朝からの「もう、いやだ!」という気持ちがうすれていきました。

朝、起きてくるなり「三角定規どこ?」という息子に、爆発してしまったのです。
夏休みに入ってすぐ、「なくすなよ」といって部屋にちらかっていた三角定規を渡した記憶がありました。いったいどこにしまったのか、息子に小言ならぬ「大言」をぶつけていたのです。
私も片づけが下手ですが、子供たちの身の回りは手のつけようがないような有様。どこかで時間をとって大掃除が必要と思いながら今日にいたっているのです。

「友達に借りるからいい」と言って暗い顔で出かけた息子。ところが今度は、保育園の用意もせず、ちらかった部屋でおもちゃで遊ぼうとする娘。
さらに爆発は娘へと向かい、自転車で家を出たときには会話もないまま道を急いでいたのです。

金木犀をみたら、不思議と「そんな日もあるさ」と思えてきました。
家をあけてばかりの母親のもとで、子供たちはよくがんばっているんです。今度、息子や娘といっしょに部屋の片付けをしてみましょう。(それがいつになるかが問題ですが・・・)

10月5日(水)

「署名をよびかけよう」とチラシつくり

昨日の小池議員の質問に反響が相次いでいるようです。足立でも何かしたい、党区議団からも声があがっています。
すぐできることとして、障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会がとりくんでいる署名を、「しんぶん赤旗」の読者によびかけようということになりました。

福祉や医療を受ければ受けるほど費用負担がふえる「応益負担」、これだけでは許せないというのが、障害者のみなさんの切実な声です。
目のみえない方は、どこかに出かけるとき「ガイドヘルパー」に案内を頼みます。今の制度なら、収入に応じた負担です。ところが、これを時間に応じてということにしたら、お金のない人は外出を控えてしまうでしょう。
「外出する、それが益だというのか」という声があがります。

障害が重くなれば、食事をするのにも介助を必要とします。生活するだけなのに、介助を受ければ受けるほど負担が重くなる。家族に頼らざるをえなく、そのことが心に重い負担を与えることになる、「どうしてこれが自立支援なのか」という声があがります。

審議はもう明日から始まり、スピード審議で成立がねらわれる、「そんなのおかしい」という声をなんとか広げていきたいと思いながらのチラシつくりでした。

10月4日(火)

国会中継、障害者のみなさんの姿・声が胸にうかびました。

午後4時半ころ、共産党の小池晃議員の質問がやっと始まりました。
障害者自立支援法案、この前の国会で解散によって廃案となった法案です。

障害者のみなさんの社会参加の場として活躍している通所作業所。働いて、わずかであっても自分の「賃金」を受け取ることができる場です。
ところが、ここに通うのに「利用料」を払えというのが、この法案の内容のひとつです。「賃金」(工賃)をはるかに上回る利用料を支払うことになります。
経済的にも困難な方が多いのに、なぜこんな負担を求めるのか。

首相は「負担だけではない。法案のよい点をみろ」という答弁。「よい点」があるから、重い負担が許されるというのでしょうか。
驚いたのは厚生労働大臣、通所施設の費用負担を聞いているのに、入所施設の内容を答える、小池議員が「担当大臣が法案を理解していないことに愕然とする」と怒りをこめて追及。
この法案で障害者の方々の生活がどうなるかをまじめに検討していない証拠です。

入所施設では、手元に2万5000円残ればよいという試算のもとに、費用負担の「減額」を定めた点を追及。
「なぜ2万5000円なのか」(小池)
「年収200万円、2人世帯の家計をみると、食費や居住費をのぞいたその他費用が2万1000円、これを根拠にした」(厚生労働大臣)

2人世帯で年収200万円、どんなに大変なくらしをしているでしょう。本当なら行政の支援が必要なはずのケースをいわば「標準」とする、胸が痛くなります。
小泉首相、尾辻大臣、あなたたちの家計はどうなのか、月2万5000円、1日にすれば800円で暮らしていかれるのか、私も心のなかで質問をぶつけていました。

10月2日(日)

ラジオでも「こんな増税ありなの?」と怒りの声が。

朝から息子は剣道の出稽古へ。夫は仕事へ。娘は友達の家に「遊びに行く」・・・というわけで、久しぶりに本格的な掃除ができました。
タイミングよく(?)、子どもが、じゅうたん(というよりラグですが)に液体洗剤をたくさんこぼしてくれたので、風呂場で汗だくになって洗うことまでできました。

こういう時は「ラジオを聞きながら」がいいものです。民放放送の軽快なおしゃべりを聞いていたら、定率減税の廃止、サラリーマン増税が話題でした。詳しい内容わかるたびに、「えー!」と驚きの声。政府税調の石会長の専業主婦蔑視の発言まで紹介されていました。
「赤旗」やチラシで、私たちも知らせてきた内容そのものでした。
「選挙のとき、こういうこと話題になっていたっけ?」という声も。

一方で大金持ちは減税されている、このことも知らせていかなければと思います。
テレビやラジオが、スポンサーに気兼ねして大企業や大金持ちへの減税をとりあげるのは難しいかもしれません。自力で知らせ、怒りの風を起こしましょう!

10月1日(土)

今日も、入党していただきました。

午前中にお一人、午後にもう一人、入党のよびかけをして答えていただきました。
選挙で議席をのばしたわけではなく、自民党の圧勝。でも、支持していただいたみなさんが全然めげていない、それどころか、「今度こそ」と日本共産党に心を寄せているんだと、あらためて思います。

「増税はしない」と選挙中に言いながら、来年度からの庶民増税をねらう与党・政府のやり方。
憲法9条を変えて軍隊を持つべきと主張する議員が、民主党の代表に。
このなかで「もっと国民も怒らないと」「9条と平和は守らなければ」と、語り合えば心がひとつになっていきます。
支持していただいたみなさんに、応援団から、いっしょに綱引きする人になってほしいと、心から願っています。

夕方、足立区のまんなかの地域で選挙のごくろうさんの集まりがありました。
うれしい活動報告をもって、おいしいお料理を食べて、「次は議席をねらおう」と意気をあげました。