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2004年11月

11月30日(水)

集合ポストは「転居」張り紙だらけ。「赤旗」の写真の異様さ。

「もうければそれでいい」と、リストラをすすめる製造業。日立製作所で何が起きているかを「赤旗」が連載しています。
事故や不良品が相次ぐ事態に慄然としますが、今日の記事では、まず写真に目を奪われます。10数件の世帯の集合ポストのほぼすべてに「転居」の張り紙。社宅だそうです。

正規社員がどんどん減らされ、派遣や請け負い労働に置き換える----同じ仕事をさせても、人件費は安くなる、こんなことがまかり通っているのです。
仕事を自分なりに体得するのには、それなりの時間がかかる、それは誰もが経験していること。まして製品開発などは、試行錯誤も繰り返されるでしょう。
作業現場でどんな時にミスが起きるのか、どんな手順で作業をすれば安全かなども、経験をつんでこそ生かされるものでしょう。

昨日の消費税シンポジウムでは、正社員を請け負いに切り替えると、人件費が「物品費」に化けて、税金控除の対象になるという報告もありました。何重にも儲けるしくみができているのです。
人が物になってしまう仕組み、働かせ方もまさに物扱い。

こんな記事を読んだ後、今朝は、授業参観にも行きました。学校現場も、先生の異動が激しいなと感じます。 「この学校をよくしたい」「この学校の子ども達の成長を」と、思うだけでなく実践するには、地域を知り、人のつながりをつくり、子ども達と過ごす時間がそれなりに必要なのではないかなと思うのです。

ともあれ、授業参観は我が子の成長を実感できる場でした。1年の時には、「手をあげるなんてできない」という様子がただよう息子が、恥ずかしそうにではあれ、手をあげて発言する姿を嬉しく見守る母なのでした。

11月29日(月)

消費税のシンポジウムを聞きに行きました。

日本テレビの裏にある「全国教育会館」が会場。ここが完成した時のレセプションに参加したことを思い出します。
7階の会議室は参加者でうめつくされていました。私は、通路に出されたイスに座ることに。

「亡国税と書いて消費税と読む」と強烈な話をされた黒川功さん(日本大学教授)、大学でどんな講義をされているのかと興味がわきます。
業者を代表しての太田義郎さん(全商連副会長)が、「税金をおさめたら、どう使うのかを決めるのが国民の権利。消費税増税で金持ち減税と軍費調達を許していいのか」と、力強く話されて、勇気が湧いてきました。

驚いたのは、税務署のあまりにひどい消費税のとりたてです。「利益が出なくておさめたくても払えない」という業者に、「払えないなら店をたため」とまでいうのだそうです。
もう一つのびっくりは、「4月から消費税はなくなったんでしょう?」という人がいるという話。総額表示(内税)になったことで、政府の思惑通り、消費税の痛みがわからなくなっているのです。

どんな角度からみても、消費税は天下の悪税であることは間違いないのです。資料もたくさんもらいました。じっくり勉強したい気持ちもむくむく湧いてきます。
ところで、会場からの発言をとるためにマイクをもって走る人をみれば・・・わが夫でした。運動の場面で久しぶりに遭遇しました。もっと遭遇する機会がふえると、運動が広がっているという証拠になるのかな?

11月28日(日)

ロードレースで銅メダルの息子に拍手! でも走った人数は・・・

小学生から大人まで、学年ごと世代ごとに走るロードレースの地区大会がありました。自分から「参加する」と申し込んだ息子。小学校3年生の部で走って見事3位! おめでとう!
ただし、3年生男子の参加者は6人。全員入賞なんですね。どうしてこんなに少なかったのでしょう。しかも6人のうち5人は同じ小学校。
息子いわく、「予想通りだったよ。だって1位と2位はリレーの選手だもん」----息子は3年連続、リレーの補欠選手ですからね。

地域の行事に参加する機会があまりないだけに、こういう企画はありがたいものです。
私も小学生の頃、市民マラソン(といっても2〜3キロぐらいの距離だったと思いますが)や、オリエンテーリング大会などに、家族で参加したことがあります。どういうところで企画・運営していたのかな?と今になって思うのですが、市民が参加するスポーツや文化の企画、もっと増えてほしいですね。

健康的な一日になるかと思ったら、娘の体調がよくなくて、この数日夜中に何度か起こされてしまい、私も少々疲れ気味・・・。
体調にはくれぐれも気をつけましょうね。

11月24日(水)

1週間の出来事をダイジェストで

忙しがっているうちに日がたってしまいました。秋から冬の気配がするこの頃です。

○「30人学級実現するぞ!」とわくわくする会議

久しぶりに会議の報告をしました。日本共産党として「東京での30人学級実現求める」要請署名に大々的にとりくむぞ!という会議です。 国会秘書をしていた時、長野県小海町まで視察に行きました。全国に先駆けて、町の予算で35人学級にしたら、県教育委員会と文部省から「絶対に認められない」と槍玉にあげられていた町です。 「道路の整備が何年か遅れたとしても、子どもの教育に予算をかけるべきだ」という町の姿勢に感動しながら、小さな学校の中をみせてもらいました。 子ども達が生き生きと、学校が楽しい、面白いと実感できるように・・・30人学級はその確かな一歩だと、確信しながらの会議でした。

○小学校の学芸会。息子はなんと主役でした!

「たんたん(お兄ちゃんのこと)は、いつ出てくるの?」と期待をこめて舞台を見つめる娘。いよいよ3年生の出番です。

交代で舞台にあがってナレーションや登場人物になる子ども達。みんな堂々と、そして楽しそうに演じていて、思わず私も笑顔になります。

おじいさん役の息子が登場。韓国の昔話なのですが、台本を書いた先生が笑いをとろうとしたのでしょう、「さんいちがさん、さんにがろく、さんざんがく、・・・」と、九九をわざとつっかえて言う場面があって、会場にあたたかい笑いがこぼれました。
保育園時代、はずかしがったり、緊張したり、人前で声を出すのも大変だった息子の成長に、胸がつまりそうでした。

子どもって自分の力で確かに成長していくんだな、親の心配なんて、本当に一時のことなんですね。

○ファルージャ、「作戦の成功を願う」と言い切る首相。情けない、腹立たしい・・・

NHKのニュースで「武装勢力をほぼ制圧」と原稿を読むアナウンサー、武装勢力がどこにいるのか、誰なのか。

赤旗の報道とはかけ離れています。「助けてください。けがをしても病院に行くことも出来ない。食料も底をついている」----市民の悲惨な声を現地のジャーナリストが必死の思いで伝えているのです。

子どもが、赤ちゃんが次々に死んでいく、市民がどれだけ犠牲になっても、「必要な作戦」「テロとの戦い」だと、アメリカを支持する日本の首相。
私も国会で質問したくなります。写真を掲げて。「あなたは、この人たちに死んでも仕方ないと言うのですか?」「これがテロとの戦いですか?」

党首討論に民主党しか出させない国会。「毎日」の編集局の人さえ、「こんな党首討論ならやらないほうがいい」と書くほどです。

情けない、悔しい、腹立たしい・・・。「2大政党」の流れをなんとしても変えなくては。

11月17日(水)

「片付け隊をやったあと、40軒訪問して・・・」

朝4時に新潟にむかったボランティア4人。責任者のIさんは、渡辺やすのぶ(都議)・田村智子合同事務所の所長です。
9時に地区委員会にあった電話では、「午前中は片付け隊です」とのこと。

長岡市に設置された日本共産党の救援センターからは、毎日とりくみの状況が「ニュース」になってFAXで送られてきます。
「片付け隊」とは、センターの人たちが名づけた仕事のチーム。文字通り、家のなかを片付けるのです。
「ニュース」でも、お年よりの家でどこから手をつけていいのかと戸惑う家にボランティアが行って、家具をどかしたり、散らばってごみとなってしまった物を片付けたり。半日後には、驚くほど片付いてとても感謝されているそうです。

泊り込みでボランティアに参加した青年の手記も載っていました。
「寒くて、余震も怖くて、自分の家に帰りたくなった」「でも、被災した人たちには帰る場所がないのだと思うと涙が出てきた」

日本共産党の腕章をつけて買い物に行くと、「共産党さん、がんばって」と救援物資を差し入れてくれることも度々あるようです。
苦しみ、悩みのあるところ、日本共産党あり----そんな活動の1歩なのだと胸が熱くなります。

午後6時前にIさんから電話がありました。
「作業が終わって、やっとセンターにたどりつきました。片付け隊のあとは、『声かけ隊』で、40軒訪問して要望を聞いて回りました」ムム日が暮れても奮闘していたことが伝わります。
本当にご苦労様でした。

11月13日(土)

日帰りボランティア(11月17日)決定!

実は私、足立地区委員会で災害救援活動の担当をしています。足立の日本共産党としても、新潟の被災地へ行って救援活動をしようじゃないか、今日、このことが決まりました。

私も気持ちとしては現地に行きたいのですが、物理的な条件で残念ながらそういうわけにもいきません。
私の事務所(渡辺やすのぶ都議との合同事務所です)の所長が、車を運転して行く事になります。

急いでボランティア募集のニュースをつくりました。
新潟はいつ雪が降ってもおかしくない気候でしょう。余震も続いて、片付けた部屋の中がまためちゃめちゃになったというニュースも。片付けの人手が切実に求められていることがわかります。

息子の小学校でも救援募金にとりくんでいるとかで、昨日は、息子が「おこづかいを全部募金する」と、自分の財布をさがしていました。
片づけが苦手で、机の上がごちゃごちゃ、もう学校に行く時間なのにまだ見つからない。
「いくら入っていたの。それだけ渡すから」と私。「自分のおこづかいのお金にしたい」と息子。ようやく財布をみつけて、小銭ばかりでしたが1000円近いお金を持っていきました。

もっと大きくなった時、「ボランティアに行ってくる」という青年に育っていくでしょうか。
東京都教育委員会は、奉仕活動を必修授業とすることを決めたそうですが、「ボランティアではなく、奉仕」ということにこだわっているとか。
強制ではなく、自発性、創造性が根本のボランティア。「ボランティアではない」というところに、今の教育委員会の本音が見えるようです。

11月12日(金)

昨日に引き続き、福祉事務所へ。

昨日相談に訪ねてきた女性をホームレスにするわけにはいかないと、渡辺やすのぶ都議との連絡が続きました。とにかく都営住宅にいったん戻れるように。
一度は「相談が必要なら来るようにと、手紙も残したが音沙汰がなかった。もう出てもらうしかない」と、けんもほろろだった都の住宅局。渡辺都議の働きかけで、ようやく動きました。
「1週間限定で部屋に入れるようにします」

その間に民間のアパートを探さなければなりませんが、とにかく当面の寝泊りするところがあるかどうかは大きな違いです。
生活保護を受けての賃貸は、月53000円ほどの家賃が上限です。福祉事務所の担当者も「必死で探さないとないですよ」と語気を強めていました。

相談者は、「仕事を探さなければ」「ハローワークにも通わなければ」と気が焦っている様子。
「なんとかファイナンスで当面のお金を借りようかとも思っていた」とか。
「絶対にサラ金でお金を借りたらだめですよ。あっという間に返さないといけない額が増えてしまいますよ」、何度も念を押しながら別れました。

毎日寝泊りする家がある、その意味を考えさせられました。突然、帰る場所がなくなったら・・・。
今回のケースが稀にみるものなのかどうか。災害などを含めて、突然生活の場を失った時、「大丈夫。支える制度はあるんだ」という社会をつくらなければ。

11月11日(木)

ホームレスを「つくりだす」仕組みを知りました。

朝、さて仕事を始めようと、事務所のパソコンの電源を入れた時、一人の女性が大きなかばんをもって現れました。
「党のどこかの支部の人かな?」と思っていたら、「住んでいた都営住宅の部屋に入れない」というのです。カギをつけかえられていて、昨晩は知り合いの人のトラックで過ごした、その人がたまたま共産党区議のチラシに「生活相談」の案内が載っていたことを覚えていて、私たちの事務所、党足立地区委員会まで連れてきてくれたというのです。

私も都営住宅の制度にはあまり詳しくないので、渡辺やすのぶ都議と連絡をとりながら、福祉事務所や住宅供給公社に一緒に出向くという一日になりました。
都営住宅に入居の名義となっていたのは、この方の母親で、10月末に老人ホームに入居したため、同居人であるこの方は退出しなければならないというのです。退出の期日、11月1日を過ぎたから昨日、カギをつけかえた、早く中の荷物を片付けてくれ----これが都営住宅を管理する公社の説明でした。

「同居人の住むところが決まっていない場合、どうなるのですか?」
「改めて都営住宅への入居申請を出してもらうことになりますが、そのまま住み続けるわけにはいきません。そういう制度ですから。ご本人も退出届けを出していますし」

普通に生活していても、引越しには大変な手間とお金が必要になります。収入が少なく都営住宅に入居している人が、突然住まいを追われてしまったらどうなるのでしょう。
老人ホームへの入所も突然決まることが多いのです。あるいは使用人となっていた方が亡くなってしまうという場合もあるでしょう。そのとき、同居人だからあなたの住む権利はない、ではどうしろというのでしょう。

とりあえず福祉事務所でお金を借りて、今日は簡易宿泊施設に泊まれることになりましたが、これからどうなるのかと思わずにいられません。
ホームレスという事態を生み出す仕組みを目の当たりにしました。自立した生活への支援がなぜできないのか、追及しなければならない課題です。

11月9日(火)

「人身事故」、シミュレーションだけにしなければ。

教習所での3時間の講義。最初の時間は、シミュレーション・マシーンでの運転です。本当の車とかなり勝手が違いとまどいました。
飛び出しなどがあることがわかっていても、避けられませんでした。住宅地からの子どもの飛び出し、ぶつかった瞬間に衝撃が伝わるように設定されていて、本当に嫌な気持ちになりました。

「ぶつかるようにできていますから、轢いてしまっても気にしないで」という指導員の言葉。
ボールが転がった直後に飛び出してきた、本当にないとはいえない設定です。
その後のディスカッションの時間では、「安全のためにはスピードを落とす。けれど車の特性はスピードがあるということ。矛盾している2つのことをバランスをとっていくことが必要」とのこと。

スピードを出すべきところと、出してはいけないところ、その見極めができるかどうか。訓練なのかもしれませんが、やはり運転の怖さを感じます。
教習所に通い始めて間もないころ、「どちらかというと、どんどん前に行ってしまうタイプなんだよね」と夫に話したら、「ハンドルを握る時だけ性格を変えるつもりにならないと」と忠告されました。仮免を2度も失敗して、その意味を痛感しました。
教習所では、車の運転を学ぶだけではないんですね。

11月8日(月)

職場でのいやがらせ、闘うか、会社を去るか・・・

朝一番に事務所でとった電話、「会社をやめろという、いやがらせを受けているんですが・・・・」。若い男性の声です。
詳しく聞いてみたら、仕事のとりあげ、ボーナスの激減、よびつけて「能力がない」と一方的に言われるなど、2ヶ月以上にわたるいやがらせを受けているというのです。
心配したお母さんが、「赤旗しんぶん」の読者だったことから、日本共産党足立地区委員会に電話がかかってきたのです。

昼過ぎに直接会って、足立区の労働組合が結集している事務所を一緒に訪ねました。
場合によっては、個人加盟の地域の労働組合に加入して、会社のいやがらせと闘う道もあるのです。

会社の勝手で解雇はできない、労働基準法が昨年改正されて、このことが明記されました。会社の側も、「解雇」ではなく「自主退職」を迫る、様々な手立てをとってきます。そこには人間性のかけらもない、卑怯な手口も含まれています。
仕事をとりあげるだけではなく、草むしり、一日中机にただ座っていることを強要(同僚と話すことさえ許さない)、重い荷物を手作業で運ばせる、などなど、人格をふみにじるやり方を私も伝え聞いたことがあります。

儲けのためには手段を選ばない、それは、裁判闘争などでは断罪されても、そこまで闘う人は一握りという現実があります。
今回の相談でも、「いやがらせが始まったときに相談していたら、闘ったと思います。今はもう会社に嫌気がさしてしまって・・・」ということに。
「自主退職ではない」ことははっきりさせましょう、せめてもの抵抗を励ましました。

私たちの運動がもっと知られていたら、もっと早く相談にのっていたら・・・。帰り道、悔しさを一歩一歩ふみしめるような思いでした。

11月7日(日)

橋の上に家族そろって、綾瀬川の水質検査。

友人が綾瀬川の水質検査のモニターになったということで、それぞれ子ども連れでちょっとした水質検査に参加しました。
水戸橋から、小さなバケツに紐をつないだものを綾瀬川に。子どもたちも興味津々でのぞきこみます。

川の色は黒っぽい緑、いつもの色です。でもバケツにくみあげてみると意外に透明度があって驚きました。川の深さが思った以上にあるということなのでしょうか。
コンクリート護岸の川は川自体の浄化作用を奪われてしまうので、どうしてもヘドロのような臭いが漂ってしまいます。記入欄「臭い」に「変な臭いが少しする」と息子の同級生Sくんがしっかり書いていました。
汲み取った水を少しずつ、何かの薬品に混ぜて色の変化をチェック。
それぞれがどういう意味なのかは、その場ではわかりませんでした。後日、友人に聞いてみようと思います。

川に生き物がいるか、川辺に行かれるようになっているか、川が利用しやすいか、ごみはどうか、などなどチェック項目がいくつかありました。
生き物は・・・「いないよね。魚なんていそうにないよね」と話しているそばで、白鷺が川をみつめています。いるのかな?魚。

最後に、息子が遠くにみえる白鷺の絵を描いて終了。綾瀬川浄化の運動に役立つといいですね。

11月6日(土)

人工呼吸に心臓マッサージ、自動車教習ではこんなことも習うのですね。

応急救護という講義、3時間のセット教習です。「平成6年から、教習項目に入りました」という説明。1994年からということです。

交通事故に居合わせた場合、不幸にして当事者になってしまった場合、救急車の到着までにできる手当てをすることで命を救う可能性があるということだそうです。
交通事故に限らず、本来多くの人が講習など受けていたほうが、いざという時に役立つことは間違いないでしょう。

「以前に消防署などで講義を受けたことがある人?」と聞かれて、そういえば中学の時にと思ったのですが、はるか昔のことなので手をあげるのをためらってしまいました。
人形をつかっての実習。「田村さん、人工呼吸うまいですね」と指導員の方からほめられてしまいました。たぶん、合唱経験がものをいい、腹式呼吸で息を吹き込むことができたからでしょう。
それと、はるか昔でも、やはり一度やったことがある、という記憶が働きました。
一回受けたぐらいでは身につかない、と馬鹿にしていてはいけないなと思います。

災害が身近に感じられる今、機会をつくって応急救護を自習するのも大切ですね。

11月5日(金)

病気をかかえながら働くための支援策は? 国会で厚生労働省の説明を聞きました。

10日ほど前に、若者なんでも無料相談に電話がありました。外科手術後、立ち仕事はドクターストップ、残業などもしないようにと医者に言われたので、経理などの資格をとったという男性からでした。
事務作業の採用は女性ばかりで、就職が決まらないというのです。
労働相談センターや東京労働局にも働きかけるなど、知識も行動力もある人です。日本共産党に何かできないのか、それが相談の内容。

すぐに小池晃参議院議員の事務所に連絡をとり、厚生労働省から直接説明を受けようということになりました。
事務所の秘書さんと話してわかったのですが、たとえば腎臓病で透析が必要な人、肝炎で重労働はできない人など、病気をかかえながら働くことの困難は、多くの人が抱えている問題なのです。
「難病患者の就労支援」の調査検討も今年から始まったということがわかりました。

残業をやって当たり前、ノルマも課して「能力給」にしようという動きもあるなかで、健康な人さえストレスで追い詰められる時代です。
子育てとの関係で、こういう働き方に疑問を持ってきました。病気を抱えている人にとって、働き方という問題は、より深刻なものだと知りました。けれど、声を上げることがまず一歩。
人間らしく働ける世の中にしていかなければ。

11月1日(月)

年金生活の方からも「役に立ちたい」と電話が。被災地への支援の輪が広がっています。

先日、「しんぶん赤旗」に新潟中越地震、台風・豪雨災害への救援募金をよびかけるチラシを折り込みました。このチラシを見て、私たちの事務所を訪ねて募金を届けてくださる方もいて嬉しくなります。
年金生活で経済的には苦しいけれど何か役に立ちたい、と連絡を下さった方もいました。「布団を一組提供したい」とのことです。

支援物資は、現地での仕分けも大変ですから、まずは党の現地の支援センターに連絡してみました。「送ってください」とのこと。善意が生かされてほっとしました。
現地で足りないものは、刻々と変化することもあるようです。毛布などが山積みになっているという情報や、まだ足りないという情報が混在してもいます。

避難所には行政からの支援物資が届くルートがあっても、個々に避難生活をしている方々には手が届きにくくなっているようです。日本共産党の支援センターでは、そういう地域をまわって直接足りないものを聞いて届ける活動もしていると毎日の「赤旗」が伝えています。
青年たちのボランティアも、自分の携帯電話の番号を書いた紙を渡して、「お困りのことがあったら連絡ください」という活動をしているとか。
阪神淡路大震災などの経験を経て、知恵をつくした活動がすすんでいるのだなと、あたたかい気持ちで新聞に目を通す毎日です。