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2004年9月

9月30日(木)

「サービス残業をなくす」のは単なる「理想」でしょうか。

昨日、今日の「赤旗」は、1面でサービス残業(ただ働き)の問題をとりあげています。各地の労働基準監督署がのりだして、不払い分を払わせた総額が、3年間で427億円にのぼることをとりあげています。

「無法根絶のために力を尽くす」と志位和夫委員長。
日本共産党が労働組合や、一人の労働者の訴えを取り上げ続けた数十年。個々の企業の名前をあげての国会での追及は、自民党議員のなかでも話題になっていたと、秘書暦30年をこえる先輩から聞いたことがあります。「今日はどの会社だ?」と質問前にささやく声が聞こえたとか。

でも、私の友達でも「残業代なんて出ないよ」という声は、公然と聞かれます。持ち帰り残業、労働時間が週単位に決まっていて残業がどの時間なのかも不明確、そんな事例もたくさんあります。
「根絶なんて・・・」と思われてしまうでしょうか。

でも、でも、ただ働きは正真正銘の法律違反なのです。それが、大企業の中でさえ許されていていいはずがないのです。車が右側通行や、信号無視を公然としているのと同じことではないですか!

足立区の共産党がとりくんでいるアンケートには、日本共産党への意見がたくさん書かれています。「理想ばかりを追っていていいのか」という記述が少なくありません。
「理想」というものが、本当は実現していなければいけないレベルのものなのかもしれないし、日本共産党の実力がなかなかみえていないのかもしれないし、実力不足ももちろんあるでしょう。

「理想」は「夢想」ではありません。実現への道筋があるはずです。サービス残業根絶も、道は少しずつ広くなっているのですから。

9月29日(水)

保育園の運動会リハーサルは、ほのぼのしていました。

保育園の行事を父母会が支えるという「伝統」がある私立の保育園、私は何度目かの運動会係なので、リハーサルにも協力することに。
不安なお天気の中、子どもたちの入場行進。年長、年中・・・と、園庭を歩いていく姿に、「1年で本当に大きくなるんだね」と、母親同士の会話がはずみます。

当日さながらにプログラムがすすみ、親子競技では親になりかわってと、順調にすすんでいきます。
昨日の小学校の運動会では大騒ぎをしてしまいましたが、保育園では、かけっこもほのぼのムード。騒ぎ屋の私も静かに見守る母親になっていました。

それにしても、子どもの成長というのは面白いものです。
年少さんのかけっこは、みんなニコニコしながら遊びの感覚。これが年中、年長となると、だんだん真剣な顔つきで勝負する子どもが増えてきます。「競技」という意識が育っていくのですね。

残念ながらプログラム半分を過ぎたあたりで雨が降ってきて、リハーサルとしては中途半端になってしまいましたが、本番まで楽しみをとっておきましょう。
(ビデオカメラが並ぶ運動会、わが子のお遊戯の場所、友達の子どものお遊戯の場所もしっかりチェックしてしまいました。)

9月28日(火)

右手の手のひらに青あざが・・・。さてこれはなんでしょう?

日曜日に雨で延期となった運動会、3年生の息子がはりきって出かけていきました。
大阪から出てきてこの日まで滞在をのばしてくれた義父、保育園を休んで応援にいく娘といっしょに、お弁当をもって、いざ学校へ。

1年生の時も台風で延期となって、午前中までしかみられなかった運動会。今日も途中で抜けなければなりません。なんとも運の悪いことです。
縦割りクラスで対抗戦、短距離走もすべて点数が入るという方法に、ついつい応援の熱が入ってしまうのです。

わが息子は黄色組み。観客が少ないのをいいことに、息子のクラスのすぐ後ろに立って、子どもといっしょに「きいろ(チャチャチャと拍手)」の応援を繰り返してしまいました。
顔見知りの子どもには、「しっかり応援しようね」と声をかけてしまうし、「がんばれ〜」「あきらめるな〜」と、まさに黄色い声が出てしまうし・・・。
そばにいたお母さんたちから「のせるの上手ね」「応援団長、出番ですよ」と呼ばれてしまいました・・・。

昼休み、なんだか手のひらが痛いなと思ってみてみると、なんと拍手のし過ぎで青あざになっているではありませんか。
これはちょっと熱が入りすぎた、と少々反省。
でも、なんだか冷めた雰囲気になりがちな子どもたちの姿もみているだけに、ついつい「心ひとつに」という状況をつくりたくなるのです。

「こんなに盛り上がるなんて」という声も、お母さんたちから出ていたし、「黄色の応援がすごかったよね」と子どもたちからも満足そうな声が聞こえるし。
観客が少ない運動会、だからこその楽しみ方でした。

9月24日(金)

少人数学級と不登校の問題をめぐる区議会でのやりとり。

足立区議会、今日は佐藤純子区議の一般質問を傍聴しました。ドメスティック・バイオレンスの問題を中心にとりあげて、「駆け込み施設」や専門性の高い相談員の配置などを求める質問は、国の課題としても日本共産党が追及しているものです。
女性への暴力、児童虐待、新しい問題に国会議員が党派を超えて動き、法律をつくってきた、その経過を私も国会のなかで見てきました。

そして、子どもの問題。佐藤区議がとりあげたのは不登校の子どもが足立区内では増えているということです。他の自治体で、少人数クラス編成をしたことが、一人ひとりの子どもに目が向く力になり、不登校がなくなったという事例もある、足立区も30人学級ができるように東京都に意見をあげてはどうか。

これに対する「教育改革」担当者の答弁は、「不登校対策に少人数クラスは効果がない」というもの。
「効果がある、という事例や報告はいくつもある。ない、という根拠は?」との佐藤区議の再質問に、何の根拠も示しませんでした。

東京都のやることには何もたてつかない、自治体の役割とはなんなのでしょう。一番、住民や子どもたちに近いところで、直接、行政にたずさわるのが自治体です。住民や子どもたちの意見、状況、要求をくみとって知恵を尽くしてこそ、役割を発揮できるのではないでしょうか。

足立区議会では、「学力テスト」問題も、他党がしきりにとりあげ、「学力が低い子どもへの対策を」と強調しています。
なぜ学力テストの点数が低かったのか、子どもや教員、親の実情も調べずに、ただただ「もっと勉強しろ」「もっと勉強させろ」というのでしょうか。

9月23日(木)

井上美代さん、国会の元同僚のみなさんと、久しぶりの会食です。

6年間の参議院議員の任期を終えて引退された井上美代さん。秘書として働いた私たちとぜひ食事をと、声をかけてくださいました。
都心の方面まで出かけるのも久しぶり、会食も久しぶりで、たくさんお話する一時となりました。

話題の一つは秘書のみなさんのその後です。残念な選挙結果を受けて、国会秘書も「リストラ」を迫られてしまいました。退職された方、違う職業についた方、元同僚のみなさんが、新しい場でも活躍されることを願わずにいられません。

でも、話題の中心は、これからのこと。特に井上さんが日本共産党の中央委員会で憲法9条守る連帯を広げようと奮闘されているのですから、どうやって運動を広げるのか、どうやって日本共産党と国民の絆を強めるか、そんなことを頭において、でも柔らかく笑いもいっぱいの話が続きました。

国会で井上さんと一緒にいると、誰にでも気さくに話しかける方だなと思うことが度々ありました。他党の女性議員、国会の職員さん、傍聴の方・・・。「みんなの中にいる時が一番元気」というのもうなずけます。
この「つながり」パワーが、憲法の運動でも必ず力になることでしょう。「9条を守りたい」と心の中では思っているたくさんの人たちと、どうやって絆をつくるか・・・そんなことを話しながらの食事は、心も体も栄養が行き渡るようでした。

9月22日(水)

区議会傍聴しました。住みつづけたい足立区への提案は子育て支援!

決算の区議会が始まっています。本会議での鈴木けんいち区議(日本共産党)の代表質問を、今回は区議団控え室で聞かせてもらいました。区議会に足を運ぶのも久しぶりなので、事務局の方から資料も見せてもらいながらの傍聴です。

私の関心事の一つは、やはり保育所など子どもに関わること。鈴木けんいちさんも、保育所増設をなんとか実現しようと問題意識をもっているとのこと。
代表質問でも「認可保育所の増設」をしっかり掲げています。その角度が「なるほど!」と、うなずいてしまうものでした。

今、足立区は税収を増やすために、それなりの収入のある人を区によびこみたいという方向を露骨に打ち出しています。
税収を確保することは大切です。でも、それはある意味で政治の結果であると思います。
これを代表質問では、「足立区に住みつづけてもらうためにも、保育所整備などの子育て支援策が必要ではないか」と迫ったのです。

私自身が、小諸市から上京して引越しを繰り返してきました。そのやり方、考え方が変わったのは、子どもの保育園、学校のことが一番でした。自分の友だちづきあい、子どもの友だち、安心して通える保育所など考えれば、住みつづける場所が必要になってくるのです。

今の政治の動きは「保育所に税金をかけすぎているのでは」というもの。これは、なんと狭い見方でしょう。保育料をあげる、狭い保育所につめこむ、一時のお金のためにそのことからどんな問題が起きてくるのかを見ることができなければ、10年、20年後どうなるか。
逆に、いま保育施策を充実されば、10年、20年後どうなるか。

加えて言えば、学童保育です。夜7時頃まで保育所に子どもを預けている友人と、先日話をしました。子どもさんは来年度小学生。小学校も自由に選べるということで、どの学校に入学するかを悩んでいるそうです。さらに悩みが深いのは、学童保育。6時までというところしか家の近くにはないというのです。

子どもの安全が、これほど問題になっているときに、一番の足元がしっかりしていない----ここは、力を合わせるときだと思っています。行政を動かすところまで。同じ悩みを持つ方、メールなどで声をよせてください。ぜひぜひ何か動きをつくりましょう!

9月21日(火)

アメリカ型医療でいいの? 映画「ジョンQ」を観てほしい。

「いい医療」金次第----「赤旗」の1面です。病気によってどんな治療をするのか枠を決めて、それ以外は健康保険の費用外とする、全部自己負担とするというのです。

モデルはアメリカだという記事。アメリカのこのやり方は社会問題にまでなって、映画でもとりあげられていることをこの夏に知りました。
一つは「ジョンQ」。自宅のテレビでみたのですが、ハラハラさせる展開、涙がこぼれるストーリー、そしてその背景の社会問題、実に見ごたえがありました。(ラストの展開にはアメリカ映画らしさを感じますが)

息子の心臓が移植が必要なほど悪くなっていた、精密検査は保険支払い対象外となるので医者があえて行わなかった。父親は会社の都合でパートタイムにされ、そのため本人には説明のないまま保険も変更、心臓移植は保険外になっていた----ドラマの前提となる状況です。

会社が負担する保険料を安くするために、アメリカでは保険医療が「適正」に行われているかどうかを、会社の一部門がチェックする仕組みもあるそうです。また、保険商品が民営化されているので、保険会社と契約した病院で治療を受けるよう指示までするのです。救急患者が、遠くの病院へ行くように指示され、重い後遺症を背負うことになる事例も珍しくないというのです。

こんな医療が日本で横行したらどうなるのか、命をお金で買うような医療を絶対に許してはいけないと、映画を思い出しつつ新聞に見入る朝でした。

9月20日(月)

荒川河川敷で秋のたこあげ

この連休、夫がなんと北京出張。近所の子供の友だちはお出かけが多く、親子3人でのんびり遊ぶことになりました。

お彼岸だし、おはぎをつくろう!と、だいぶ前から買い置きしてあった小豆を煮て、知人からいただいたもち米を炊いて・・・子供といっしょにおはぎづくり。
「サンドイッチも」の声にこたえて、卵サンド、ポテトサンド、ジャム&チーズサンドをつくって・・・。
この変な取り合わせのお弁当をリュックに入れて、荒川へ向かいました。

お正月に荒川でたこあげをしたのが楽しかったのでしょう、荒川=たこあげ、とインプットされている娘は「たこあげやる!」と張り切っていました。
最初は、一生懸命に走ってあげようとしていたのですが、川からいい風が吹いているので、ためしに土手の上にたこをもっていって、風が来た瞬間に手を放すと、みるみるあがっていきました。笑ってしまうほど簡単だったのです。

河原にむかうと葦が生い茂って、ちょっとした探検気分。足元の岩の下や隙間には、うじゃうじゃとカニがいて、娘は最初「こわい」「カニにかまれる」と固まっていました。
自然体験が少ないですからね。もっと川のそばまでいくと、今度は岩の隙間はゴミだらけ。なんとかしたいものです。
荒川エイドというとりくみあるようですね。団体や個人が集まって荒川の清掃にもとりくんでいるとか。

今年の初めにサケを放流した川、サケが戻ってこられる川にしていきましょう。

9月17日(金)

ストライキ! 苦渋の選択に心からのエールを送ります!

ワープロ作業をしながらラジオを聞いていた夕方5時過ぎ、プロ野球史上初のストライキとなるのかどうかが話題の焦点になっていました。

6月突然の球団合併、1リーグ制というニュースが流れたときには、「既成事実」として受け入れざるをえないかのような報道ばかりでした。
ニュースでの取り上げ方も「5球団でどうなるか」「社会人や野球との交流試合を入れてはどうか」「もっと球団数は減るのでは」など、将棋の駒を動かすような報道ばかり。

「赤旗」スポーツ欄は違いました。
近鉄の経営サイドが、球団発展をほとんど視野にいれていないとしか思えない運営をしていたこと(球場の老朽化がひどく、ロッカールームの不潔さで外国人選手がやめたほどだとか)、経営難の大きな要因はバブル期の無謀な経営にあることなどが、具体的に解き明かされていました。
これで選手を切り捨てるのか!と、野球にそんなに関心を持っていない私でも、興味と怒りとを感じました。

「既成事実」をはね返す選手とファンの行動、すごいですよね。
私もできることなら署名集めの行動に参加したいと思うほど。
古田選手には、対戦相手のベンチからも試合で声援・拍手がわく----選手とファンの絆、野球界の未来を真剣に考える人の輪を感じて、思わず目が潤んでしまいます。

がんばれ選手会! 「道理は我にあり!」だぞ!

9月16日(木)

相談事になんとかこたえたい、けれど限界も・・・

このページの上にものせた「若者なんでも無料相談」。まだ宣伝が行き届いてはいませんが、何件か連絡が入ってきました。

娘さんが勤める会社でのリストラ、事実上の退職強要やセクハラまがいの扱いに、お母さんが胸をいため、チラシをみて連絡をしてくれたり、リストラされて就職活動を余儀なくされている方など、とても切実な内容に、まず「う〜ん」とうめいてしまいます。

政治は会社の側を応援することに力をいれ、働く人には「自助努力」を求めるばかり。「セーフティ・ネットをととのえればいい」といいながら、失業給付金も削ってしまう・・・。選挙の時にも問題にしてきた政治の責任を、「理論」でなく「生活実態」として痛感します。

就職活動をしている人にとっては、仕事や会社を紹介してほしいという思いもあるでしょう。本当に残念というか、つらいというか、直接その希望にはこたえられないのです。制度で支援できることは紹介したり、活用できるように尽力できるのですが、就職斡旋は・・・。
でも、リストラの実態や会社の理不尽なやり方を話すことが、胸のつかえをおろすことになれば、そして、そうした実態を告発することができれば、何かの力になっていくはずだと思います。

様々な「理不尽」にさらされている方、「話しても仕方ない」と思わず、どうか連絡してみてください。
あなたの声を聞かせてください。

9月15日(水)

朝のニュースで「しぼう」ってなに? と聞かれて・・・

朝食はラジオを聞きながら、の我が家。つらいニュースが多いなと思うことが多いです。今朝も、栃木の幼児2人の「誘拐」事件が繰り返されました。

「しぼうってなに?」、5歳の娘の突然の問いかけ。
とっさに答えられないですよ。毎日「死亡」「殺人」「殺害」「虐待」「テロ」・・・こんな言葉が繰り返されて、そのことに感覚が麻痺していくような恐ろしさを感じます。

どう答えたか、最初は、ついごまかしてしまいました。
自分の腕の肉をつまんで「しぼう」、隣で息子が笑いました。
その後で、「死んじゃったってこと。悪い人が子どもをつかまえちゃったの」

それが当たり前の世の中なのだとは伝えたくないけれど、こんなニュースの氾濫をどうしたらいいのでしょう。
「死」の実感がない(当たり前ですが)娘は、この後しばし、自分がいなくなったらお母さんは悲しい気持ちになるか?という問いかけを繰り返しました。

栃木の事件でも問いかけが繰り返されます。「救うことはできなかったのか」と。
人の苦しみや悲しみを、すべて自分のものにすることはできません。それでは、自分がつぶれてしまうでしょう。
でも、共感することはできるはずです。「思いやる」「思いがいたる」「共感する」----この経験を積み重ねていくことの大切さを切実に思います。

9月14日(火)

自動車を動かすと、自分の性格を発見するんですね。

自動車教習所内の運転3回目。
前回はカーブの曲がり方もまずまず安定してきて、「なかなか面白いな」などと思っていたら・・・。

左折は左側によせて、右折は中央によせて・・・の研修がめちゃめちゃでした。
左折では沿石にのりあげてしまいました。簡単にはいかないものだと、あらためて思います。

免許をとるぞ、と決意してから、「事故を絶対に起こさない」という気持ちも強くなって、自転車の乗り方も変わりました。
「あの横道から自転車や子どもが飛び出してくるかも」と考えながら走ったり、道のどのあたりを走ったら歩行者や自動車との接触の危険性を避けられるかと考えたり。
慎重派の運転を心がけているつもりです。

ところが教習所内でハンドルを握ると、この慎重さが薄れてしまうのです。
カーブでもブレーキよりアクセルに足がいってしまうし、スピードを落とすより出すほうに気持ちがいってしまうし、今日の沿石のりあげも、前輪をのりあげても止まらずに進んで後輪ものりあげ、教官に「のりあげたら止まりましょう」と言われる始末。
これが私の地の性格なのかと、我ながらあきれてしまいます。

適正検査でも、「自信を持ちすぎないように」という注意書きが。「私って自信過剰なの?」と驚きました。
自覚していない性格を自覚する、この教習でそんなことも学べそうです。

9月10日(金)

政党助成金、なんと腹立たしい制度でしょう!

昨年度の政党の収支報告書の内容がマスコミに一斉に報道されました。「赤旗」が特集したのは、政党助成金。中身をみるほどに腹立たしく、1年でも早く「廃止」させなければと思います。

企業団体献金は政治をゆがめる可能性がある、だから国民の血税を政党に、という「理屈」をつけておきながら、企業からももらいます、団体からももらいます、税金からももらいます----こんなやり方を、自民党も民主党も公明、社民も続けているのです。恥ずかしくないのか、これでいいのか、と聞きたくなります。
「赤旗」に掲載された資料を「記念」につづっておきます。

政党助成金は9年半で----自民党1393億円、民主党559億円、公明党196億円、社民党261億円(旧社会党含む)
税金で政党が活動する、税金をもらわなければ活動できないような政党になっていいのでしょうか。
しかも、この不況のもとです。国会議員の給料や一定の活動費、国会秘書の給料などが税金から出されたうえで、なお政党にお金を支給する意味がどこにあるのでしょうか。

この政党助成金が選挙の活動のためにつかわれていることも大問題です。もともとの議席が多ければ、選挙の資金も多くなるのですから。
みんなで怒りましょう! 「税金の無駄遣いやめろ!」ですね。

9月9日(木)

久しぶりの学校保護者会、あとから思うことばかり・・・

1学期後半の保護者会は入院中で参加できず、友だちから様子をおしえてもらいました。
久しぶりなので、子どもの様子などいろいろ話し合えるといいな・・・と思いながら参加しました。

テーマ1「夏休み中の生活」----話題が気になること、になって終わってしまいました。子どもの火遊び、自転車での遠出など、重要な問題だけれど、もう少し、「こんなことしました」という話を気軽にすればよかったかな・・・とあとから思いました。
私も珍しく話をしないままに終わってしまったのです。

テーマ2「2学期の学習」----算数の授業をクラスを2分割してすすめるそうです。担任と講師が、教室もわけて。どうなるか・・・。これももっと話し合いをしたかったな。
保護者会の前後で、学校行事につかうものをお母さんたちとつくる時間がありましたが、こういう時には「おしゃべり」でいろんな話題が出てくるのに、保護者会となると、なんだか身構えてしまうんですよね。

保護者会が終わってから、先生に個人的にお話をしている方が何人かいらっしゃいました。個別の相談のなかに、本当はみんなで考えたこともあるんですよね。なんとかそんな機会を持てるといいけれど。次回にむけて努力してみましょう。

9月8日(水)

「若者なんでも相談」のチラシをつくりながら。

あまりにひどい就職難、派遣やパートの働かせ方・・・なんとか今ある法律で力になれることはなりたいし、青年のみなさんのさまざまな実態を生の声でつかみたい、というわけで始めました!
「若者なんでも無料相談」(〜11月30日)

宣伝しないと電話やメールも来ませんから、チラシづくりが大切。ただいま「内勤のみ」の私が担当しました。
気軽に話をしてみようと思えるには・・・、なんで日本共産党がこんなことをするのかがわかるように・・・などなど工夫してみました。チラシを見た方、どうですか?

このチラシを印刷している時、ラジオを聞いていました。すると「水上勉さん死去」のニュース。
思わず「水上さんが・・・」とつぶやきました。
愛読者ということではないので恐縮ですが、ただ、98年の参議院選挙で比例代表候補をしていたとき、「消費税3%にもどせ」という日本共産党の主張に共感して、法定ビラに名前入りのコメントを寄せてくれたことが、とても印象深かったのです。

著名な作家が、選挙の法定ビラで日本共産党の応援を事実上してくれたということになります。
このチラシを受け取って街頭演説でも紹介しました。自民党が強力な地盤をもっている地域でしたから、「みなさんも勇気をもって日本共産党への1票を」と訴えたことを鮮明に覚えています。

京都の街づくりでも、開発最優先に異議を唱えて、革新の運動を激励してくれました。
志というものを感じる方、今度は作品にも正面から接してみようと思います。

9月7日(火)

自動車教習所に通うと自転車の走り方も変わります。

「免許もってないの?」と驚かれることもたびたびありました。
病気をしたこともきっかけになって、時間の節約にもなるし、幹線道路を自転車で走るのもきついし等々考え、とうとう免許取得を覚悟しました。
車社会の一員となれば、大気汚染の一翼を担うのかもという矛盾を感じつつではあります。

今日は、午前中いっぱい学科の講義を受けました。歩行者の安全への責任、交差点の通行など、講義のとおりに車が走行していたら本当に交通事故は激減するだろうなと思うことばかり。
先日、保育園へ向かう道でのこと。横断歩道で5歳の娘が手を上げているのに、数台の車がスピードさえ落とさずに走り去っていきました。
「いじわるな車だね」とは娘のつぶやきです。

相手の立場で考えることが難しい世の中、でも、それができれば、歩行者も自転車もまた安全への配慮が格段にアップするでしょう。
教習所からの帰り道、台風の影響で風も強く、雨もぱらついてきて、傘をさした私は自転車を押して歩くことにしました。ふらついて誰かにぶつかったら・・・。
この気持ち、いつまで持ちつづけることができるか、習性にすることができるか・・・、楽しみでもあり、不安でもあり、ですね。

9月6日(月)

差額ベットの話題で友人と立ち話。

夏休みの終わりに九州に行った友人とばったり会って立ち話。
「台風で大変だったしょう? 飛行機が予定通りに飛ばなかったんじゃないの?」
「それだけじゃないのよ」----なんと1歳の娘さんが、椅子ごと倒れた時に頭をうって脳内出血してしまったとか。1週間入院して、幸い点滴で回復したとか。

「小さい子は泣くし、親戚も心配して様子を見にくるし、個室にしたのよ。そしたら差額ベッド代が・・・」
そうそう!と私もおもわず声が大きくなりました。
私の入院生活のなかで3日分だけ差額ベッド代を支払いました。4人部屋で一日8000円。そこしかあいていないと言われれば、仕方ないではありませんか。

長期に入院していた柳原病院は、差額ベッド代は一切徴収しない病院です。途中で、感染症防止などで個室で過ごしたときもありましましたが、それも別料金なしです。
検査のため、どうしても私立の大学病院に入院することになり、そこで直面したのが差額ベッドだったのです。
その時同室になった患者さんたちは、「お部屋どうします?」と話していました。

差額ベッドとは何なのか、本当におかしな制度です。食費などは別に徴収するのに・・・。お金が払えずに十分な治療が受けられない、お金が心配で治療に専念できない、こんなことが現実にあるのです。
この問題、あいまいにせずに調べたり、解決を求めて議員にも相談したり、やっていかなければと思っています。

9月5日(日)

女の子2人の「ごっこ遊び」にウフフ・・・。

海も山も、プールも温泉も、「お母さんは行かれないの」という夏休みでした。
せめてどこかにお出かけを・・・とも思い、友だちに誘われて「セーラームーン」のミュージカルというものに、娘を連れて行ったのが先週のこと。
人ごみではマスク姿なので、かなりあやしい親子連れになってしまいましたが・・・。

その一緒にいった4歳の女の子を我が家に連れてきて娘と一緒に遊ばせることにしました。
二人だけで始めたのは、「セーラームーンごっこ」
「こうやるんだよ」(ポーズを指南しているらしい娘の声)
「セーラー・ビーナス」「セーラー・ウラヌス」(何者だ?という感じですよね)
「私は歌うから、たたかって!」(またまた「仕切ってる」娘)・・・・

えんえん続いているこの「ごっこ」遊び。いいですね。私もやりました。歌のお姉さんになったり、劇をやったり。
セーラームーンでもいいですよ。その年齢でなければ、なりきってできないのですから。
ただ、なりきりをさせるために、衣装やらを売っているのには困ったものです。もっと想像力で遊ぼうよ、と言いたくなります。
親にべったりで遊ぶことが多い少子化の時代、子どもだけの世界を大事にしてあげたいですね。

9月3日(金)

住民参加のテロ対策訓練! どんな想定でやるつもり?

「有事対策」だとつくられた「国民保護法」。この法律にもとづいて、来年こんな訓練をモデル地域でやろうという計画を具体化しているというニュース。
9月1日の防災訓練のように、具体的想定のもとにやるというのでしょうか。

ロシアの学校のあまりにひどいテロ事件。しかし、訓練をしていれば防げたといえるでしょうか。
チェチェン共和国への度重なる武力行使が、憎しみとテロの温床を広げてきたことを指摘する声は、日本のマスコミにもみられます。

「華氏911」はまだ観ていませんが、この夏、マイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」をテレビで観ました。
銃社会の問題を多角的に、深くえぐっていく姿勢に感嘆しました。恐怖をあおる、恐怖を操作する、アメリカのマスコミと政治。銃社会の根底への接近はさすがです。
そして、社会保障のあまりのお粗末さが、心の荒廃やゆがみを生み出しているのではないかという接近。

テロの問題に通ずるのではないでしょうか。
来年度の国の予算編成にむけて、テロ対策が次々に具体化されようとしていますが、軍備や有事訓練が本当のテロ対策なのかを、落ち着いて真剣に考える時です。

9月2日(木)

浅間山爆発!のニュースに驚きました。

早寝早起きの私は、昨日の夜に爆発したことを、今朝5時のニュースで知りました。
(入院生活で5時頃目がさめるのが日常になってしまいました。健康的なのかどうか・・・。)

私の出身は、浅間山のふもと、長野県小諸市です。1973年の噴火は、私が8歳の時で、友だちと一緒に双眼鏡でマグマが流れているのを見た覚えがあります。
83年の夜の噴火は、突然の地響きのような爆発音が地獄の底からの音に思えて、「何が起きたのか」ととても不安になりました。翌朝、春なのに一面真っ白の灰をみて、初めて噴火したのだとわかりました。

長野県側は風や地形の影響で、被害があまり出ないのですが、小諸はどうだったのか実家に電話してみました。
ところが父も母も、「音さえわからなかった」「ニュースで知った」というのです。すぐに見える位置の山なのに・・・自然の不思議ですね。
今年は、8月の半ばから「どうも浅間の噴煙が多い」と、父が気にしていました。快晴のはずなのに山のところだけ煙っている、雲ではない煙だ、と地元の人にはわかっていたのですね。
(山は木から立ち上る蒸気で、夏には周りが晴れていても曇ることが多いのです。)

台風が過ぎたと思ったら、今度は火山の爆発。農家のみなさんは、自然と時に闘いながら働いているのですよね。
十分な支援をと願います。

9月1日(水)

学校が始まったその日から授業も?!

夏休みが終わって初日、「引き取り訓練」で昼に子どもを学校に迎えに行きました。暑い中、ヘルメットをかぶって顔を真っ赤にしていました。

早く帰宅できて嬉しそうにしているかと思いきや、「いきなり宿題があるんだよ」と浮かない顔。
聞けば、初日から国語の授業もあって新しい漢字を教わったとか。夏休み前の積み残し分だそうです。

漢字のつめこみには驚かされてきましたが、夏休み中に勉強していなかったことも大いに影響して、我が子も漢字がこれまた驚くほど書けなくなっているのです。
「読めて書くことができる」漢字と、「読めればいい」漢字というのがあるのですが、それが一層子どもたちには混迷を広げているように思えます。
言葉の意味、漢字の意味を味わいながら学べれば、漢字への興味もわくと思うのですが・・・。

数年前に新聞に紹介されていた漢字の授業があります。
「包む」という字を1時間かけて教える。「包」という字をつかって子どもたちが次々に文章を発言する。最後に先生が、母親のおなかのなかの胎児の写真を黒板に張って「赤ちゃんがお母さんに包まれている」と一言。教室はしーんと静まり返った。

「包む」という字の成り立ちは、胎児が母体に包まれている様を示しているそうです。
なんてすごい授業でしょう。漢字を研究しているという先生の授業ですが、その先生でさえ「教える漢字が多すぎる」と嘆いておられるとか。

私もこの記事の影響で、「字統」という漢字の成り立ちを解説する辞典を思い切って買ってしまったのですが、しまったままになっていました。
今度、子どもといっしょに開いてみようと思いますが、それにしても、「漢字」を学ぶ魅力を奪うような教育過程のおしつけには憤りさえ感じます。