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2004年8月
8月31日(火)
青年の「かけこみ寺」をつくりたい!
足立の共産党のなかで、いま検討をしているのが、就職難や働く現場でつらい目にあっている青年の相談にのれないか、ということ。
本当は働く人を守る法律がいろいろあるのに、それが知られていないために、ひどい条件で働いている人が大勢います。
私も国会で秘書として働いている時に、残業代未払い、年休取得をゆるさない等々、異常な会社のやり方を見聞きして、驚くばかりでした。
「交通規則を守らずに右車線を走るようなもの」----労働組合で労働相談にかかわる方の言葉として、「赤旗しんぶん」で紹介されていましたが、まさにその通り!
これから電話相談などとりくんでいけるよう準備が始まりました。
私のHPでも相談受付などできるようにしたいと思っています。
昨日の日記で登場している春名なおあき前衆議院議員のHPには、大雨・台風被害の状況、新人議員の仁比そうへい参議院議員と一緒に被災状況の調査をしている様子など紹介されています。
http://www.haruna-naoaki.jp/index.htm
春名さんは、青年運動で一緒に活動した一人。お互いに「国会で会いましょう」と激励しあっています。
8月30日(月)
台風のすさまじさ。被害が心配です。
ニュースで見るのと実際とでは、大きく違うでしょう。テレビを見ているだけでも、風や波の激しさに驚くばかり。九州や四国ではどうなっているのかと、心配です。
四国ブロックから選出されていた春名なおあき前衆議院議員の顔が思い浮かんできます。
先だっての大雨で大変な被害が出た地域をまわる長靴姿。被害の深刻さを政府に伝えて、個人補償も含めて検討すべきと迫っていました。
新潟でも機械が浸水のため使えなくなり、莫大な損害を受けた中小業者が少なくありません。
農作物の被害もどうなっていることか・・・。
「個人補償はできない」----国の徹底した態度です。
阪神淡路大震災の時、日本共産党の国会議員団は、被災者のみなさんと一緒に何度となく政府に「個人補償を含めた震災対策」を求めました。
ある時の国会審議では、「日本は資本主義の国だから、政府が個人補償をすることは不可能」という主旨の答弁まで飛び出しました。
大企業や銀行がつぶれそうだというと、政府から公的資金が注ぎ込まれる、不況で大変というと首切りすると援助金という制度までつくる、でも災害で財産を失った国民には何もできない----これが資本主義だというのなら、あまりに欠陥が大きすぎます。
2次的犠牲者が広がることのないよう、政治が動くときです。
8月29日(日)
オリンピック終わる。全力で競技に拍手!
といっても、あまりテレビで観ていたわけではなく、毎朝のニュースで「がんばってるな」「ダメだったのか」と、小さな一喜一憂の時間を過ごす程度でした。
小学3年の息子は、野球やバレーボールに関心を持ち始め、自分が日本人で日本を応援しようという気持ちも強くなったようで、時々テレビをみては「やった!」と歓声をあげていましたが。
けれど、この息子の応援の仕方が相手のミスを期待することが多くて、ついつい小言に近い声をかけてしまいます。
「どちらもがんばってオリンピックに出てきたんだよ。がんばれって応援しようよ」
ニュース報道も、オリンピック精神とは違うのでは?と思うことがたびたび。
「メダルがいくつか」に注目が集まるのは仕方がないとは思いつつ、「メダリストが何人か」とは言わないことに違和感を持ちます。
国と国との競技ではなく、あくまで一人ひとりの選手が主人公であるはずなのに・・・。
それにしても日本の若者たちの活躍ぶりはすごいものです。
スポーツだけでなく、仕事の場でも、個性や実力をのばす機会をつくっていくことが政治や社会の役割ですね。
8月27日(金)
「9条まもれ」の草の根のふんばり
私がかかってしまったのは、好酸球多発症という病気。ステロイド服用で急速に回復するのですが、同時に、感染症への抵抗力が弱まってしまいます。職場復帰はしたものの、内勤中心にならざるをえません。
それなら、情報を集めたり、ビラなどを作る仕事ができるのでは。
というわけでは、まずは「9条まもれ」の足立区内の運動を知らせるニュースづくりをすることに。
私が休業中にも、ハンドマイクをにぎって宣伝したり、街頭で署名を集めたり、地域や職場で行動が広がっていました。
一方的に話すだけでなく、9条の全文をコピーして渡して対話をしている党の地域支部のみなさん。
話し掛ける、言葉をかわすということが、今、ほんとに大切になっていることを思います。
考えあうということがあってこそ、新聞の報道や、政党の主張を自分の意見に照らして受け止めることができるのではないかと思います。
何がなんだかわからないうちに「憲法改正」の国民投票になっていた・・・こんなことは絶対に許されません。
憲法に貫かれている主語は、「日本国民は」であって、議員や政党、政府ではないのですから。
「9条まもれ」の行動をどんどんひろげて、町のあちこちにポスターやステッカー、街角の対話のなかにも憲法のはなし・・・そんな運動にしていきましょう!
8月26日(木)
2大政党に負けない力を考える半日。
参議院選挙がどうだったのか、これからどうしていくのか、大きな方針を検討する日本共産党中央委員会総会。
全国の党の事務所などにCS放送で同時中継されました。
「対話ははずむ。総選挙とは違う」そんな話を入院先で聞いていただけに、結果には唖然としました。
「日本共産党の政策は共感できる。でも政権をとる力はない」----こんなとらえ方が多くの有権者のなかであったのだと思います。
そのなかでどうするか・・・、なかなか難しいことです。
いま足立区では、党の区議団と地区委員会で区民アンケートにもとりくんでいます。
集計を手伝いながら書かれた意見をみていると、やはり期待半分、でも力が足りないという不満が半分という方が少なくないことを感じます。
力をつけることと、今も党の役割や力が決して小さくないことを事実で示していかなければ。
まだ街頭や町のなかに出られない分、じっくり考えてみましょう。
8月25日(水)
ヘリコプターの大きな音が夜のひと時をつらぬきました。
晩ご飯の頃、ブルルルという音がどんどん近づいてきました。自衛隊のヘリコプターのようです。
「やけに大きいね。落ちたりしないよね」
沖縄の事故を思い出して夫に話し掛けました。
「見てみる?」と娘に声をかける夫。
ところが娘はおびえたように私の足にだきついてきました。
厚木や沖縄の米軍基地付近とは比較にならないほどの音でしょう。それでも暗くなった頃に空から響く音は子どもの不安をかきたてるのでしょう。
「落ちないよね」と不安そうに繰り返す娘。
「落ちてくるかも」というだけで不安を与えているのに、墜落してなお、毅然とした対応もできない自民党政治の情けなさ。憤りがこみあげます。
ニュースでヘリコプターの墜落やイラクでの武力衝突、海外でのテロなどが放送されると、小学3年の息子が反応するようになりました。殺人事件などの報道に対してもそうです。
人が死ぬということや戦争を、日々のニュースで聞き流していることが、子どもにどんな影響を与えていくのでしょう。
できるだけ、それが哀しいことで、許されないことで、なくしていくために大人が動いていることを示していきたいのだけれど・・・、ヘリコプターの音に別の不安を掻き立てられたひと時でした。
8月24日(火)
休養中の「仕事」で嬉しいニュース
5月後半、肺炎で入院生活がはじまり、ステロイド治療を続けることになりました。
細菌が体に入っての肺炎ではなく、アレルギーの一種のどうやら「珍しい肺炎」だったようです。
結局、七夕まで病院生活となり、その後も自宅療養。
そういう時に、一つだけ、電話という手段を駆使してかかわることができた仕事がありました。
脳腫瘍から視力と聴力に障害をおったSさん、障害年金の支給を申請したのに却下されたということで、Sさんのお母さんから相談を受け、動き始めたところで入院。
お見舞いかねて病院を訪ねてくれたSさんのお母さんと相談をして、病院の公衆電話から、厚生労働省への問い合わせ、病院へのカルテ提出の要求など、井上美代参議院議員秘書として動くこととなりました。
そして、8月。Sさんに支給決定の知らせがきたというのです!
お母さんから電話をいただいて、鳥肌がたちました。なかなか難しいハードルがあって支給の可能性は50%では・・・と思っていたのです。
障害年金受給の様々な問題は、国会で働いていた時にも感じていましたが、Sさんのケースに関わって、問題の大きさ・深さを思い知りました。
預かっていた資料などをお返しするため、Sさん宅を訪ねました。
歩き回って資料を集め、交渉を繰り返したお母さん。笑顔がとても嬉しいひとときでした。
何もできなかった夏に、一つだけ大きな実が結んだ、そんな思いです。
8月23日(月)
大変ながらくお休みしてしまいました。
季節はもう秋、肌寒い風が吹く1日です。
夏の間、HPがストップしてしまい、「どうしたのか」と思われた方もおられるでしょうか。
思わぬことで入院、自宅療養をしていました。
完全復活までは、もう少し時間が必要ですが、とても元気です。
入院中には、病院スタッフの働きぶりをじっくり見ることもできましたし、民医連の病院の必要性を実感もしました。
そんなことも、これからHPで紹介していこうと思います。
まずは復活宣言。
残暑がとても厳しい夏でした。疲れでダウンしないよう、お互い体を大切にしましょうね。