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2004年4月 |
年金めぐって話はつきず、怒りもつきず・・・。 4月28日(水)〜5月1日(土) 28日夕方、テレビの画面に「ニュース速報」のテロップが。「強行採決だな」という哀しい予想の通りでした。 国会で強行採決「劇」は、何度か遭遇しました。誰の質問の後に、誰が「審議打ち切り」の動議を告げるか、その後委員長は誰にも聞き取れなくとも何を言い、何を言われているわからなくとも、「賛成」の起立を何度するか、綿密な打ち合わせがされての「騒動」です。 これが民主主義なのかと、その度にむなしくなってきます。 けれど、年金法案の庶民の怒りは、あきらめにかわるどころか沸騰が始まったという実感があります。 30日・1日と、赤旗しんぶんをもって町を歩きましたが、どこでも「大臣が国民年金の保険料を納めないで、私らの財布ばかり苦しめる」と、年金問題では話がつきません。 「民主党もそうなんだから。どうなってるんだろうね」「もともとが自民党からつくった政党でしょ?」と、批判の矛先は2大政党へ。 「共産党ががんばらないと。でも多勢に無勢だからね」、叱咤激励の声も。 保険料未納騒動で、政治不信がますます広がってしまうでしょう。あきらめに変えさせない踏ん張りどころです。 こんなあわただしい月末のなか、29日は夫が仕事のため私は休み。いい天気にも励まされ、久しぶりにちゃんと掃除をして、子どもと公園で遊んで、足りない文房具や子どもの服を買ってという、「お母さんの休み」を味わいました。 公園では、2年前に一緒の保育園だった家族と、久々の再会。来年入学という一人娘さんなので、保育園から学校への変化についてひとしきり話し込んでしまいました。 「学童は6時までなんだけど、私はとても6時には帰れそうにないし・・・」とお母さん。 保育園も十分とはいえないけれど、学童保育の問題はその比ではないのです。 親に関係なく砂だらけになって、全力で遊ぶ子どもたちを眺めながら、親の心配や不安もまたつきることがありません。 大風のもとのイラク宣伝。ビラが飛ばされそう・・・。 4月27日(火) すごい風でしたね。傘をさせばすぐにひっくり返ってしまうし、商店街の品物は飛ばされているし、鉢植えも自転車も倒されているし、台風のようです。 雨がおさまってきた5時半から北千住西口で「イラクから自衛隊撤退を求める」宣伝がありました。 「平和憲法を守る足立の会」、女性団体や労働組合、弁護士事務所から、悪天候のもと10数人が集まっていました。 ハンドマイクからの訴え、私は「ファルージャで何が起きているのか」を訴えました。報道がほとんどされていないけれど、無差別虐殺と言っていい事態が進んでいることは垣間見られます。 最近、インターネットで検索を繰り返し、現地から告発している情報がないかをみてきました。 海外ジャーナリストが危険を承知で取材した(体験した)内容がありました。 米軍の一斉攻撃が始まることがわかり、女性や子どもたちがファルージャから逃げ出そうとしたところを攻撃、拘束。幼い子どもも「逮捕」されているのです。 「テロリストがファルージャに集まれば好都合」と語る米兵もいるとか。容赦ない攻撃で、市民が次々に犠牲になっているのです。医薬品も足りない、救急車にも発砲する。 これが「武装勢力との闘争」なのでしょうか。 人質事件の根源も、ファルージャにあります。イラクを危険な地にしているのは米軍です。 「イラクへの渡航を禁止」するだけでは、どんな事態が起きているのか伝えることも、犠牲になっている人たちを救うこともできないのです。 みなさんも、ぜひ情報を集めてみてください。「報道されなければ、なかったこと」にしてはいけないのです。 剣道の道は、なかなか大変です。 4月26日(月) 意を決して入会した、息子の剣道。「学童から一人で帰って、おにぎりを食べておくように」と言い渡して、学校に送り出しました。 家の鍵を持たせるのも実は不安なんですが、来年からは学童もなくなるので、その練習もかねてという気持ちです。 職場からあわてて家にもどると、家の鍵はあけたまま。あらあら。防犯上は鍵をかけておいてほしいのに。 「早く行かないと、最初の練習に遅れちゃう」とやる気をみせる息子。 胴着を着せて(袴はこうでいいんだっけ?)送り出しました。 一人で胴着を来て、防具をつけて、という練習もしなければいけないのですが・・・。 食事の用意をして練習場に行ってみたら、「いや〜 めーん」と言いながら、一人で素振りの練習をしていました。 大きな声を出すのも苦手な息子が、急に成長したように思えてきました。 週3回、夜9時までというのが、小学生にどうなのかという疑問はありますが、とりあえず無理しない程度で続けていくしかありません。 「親の覚悟も必要」とも言われましたが、ストレスにならない程度の覚悟でやっていこうと思います。 子どもの公園遊び、母親同士はおしゃべりでリフレッシュ! 4月25日(日) 午後から休みをもらって、久々に娘の友だちの家に遊びにいきました。 4歳ともなると、「約束したの」とリュックにお土産のお菓子をいれて、いそいそ準備。 一応、友だちの家に電話してみると、娘が受話器をとりあげて「遊びにいっていい? これから行くからね」としっかり話していました。 息子が保育園時代には、公園で遊んでいるといつの間にか友だちが合流することが多かったのですが、この頃は「アポ」が必要になってきました。 仕事で追われる平日、休日は親が家のことで手一杯とか、習い事とか、いろんな事情が年々増えているような気がします。 「一人で遊んでいるときと、顔つきも違いますよ」と、友だちのお母さん。一人っ子で、休日はなかなか子ども同士で遊ぶ機会がつくりにくいのが悩みとか。 保育園のことやら、子どものちょっとしたことを母親同士でおしゃべりするのも楽しいものです。 でも、遊び優先にすると、片づけやら買い物やらが後回しになってしまうのが悩みです。 「あれもしなくちゃいけなかった」と考えてしまうと、せっかくの休日が憂鬱に終わってしまうことも。 今日は、楽しく遊べてよかった!と思うことにしましょう。 「ガードレールの黒い汚れは、空気の汚染」、そうですよね・・・。 4月24日(土) 東京大気汚染裁判、ぜんそくなどの病気で苦しむ方々が、国・都、自動車メーカーを訴え、「きれいな空気を」と運動を広げています。 今日は、その勝利にむけた運動にとりくむ 大気汚染についての詳しい学習会では、フィルターをつかった調査など紹介されていました。講師の権上かおるさんは、酸性雨調査研究会の一員で環境カウンセラー。目に見えない大気汚染を目に見えるように、わかりやすくお話してくださいました。 自宅の庭に、換気扇のようなものを設置してフィルターがどれだけ汚れるかを調べたものが掲示してありましたが、正月三が日と、年末とでは明らかに黒さが違うことが一目瞭然。 またガードレールや電信柱の黒い汚れが、自動車排気ガスの大気汚染という指摘には、当たり前のことなのですが、「そうだよな」とあらためて実感。 この空気を吸っているんだ、と思うと・・・。 私も自転車で走り回ることが多いですが、ダンプなどが行き交う幹線道路を走ると、息苦しさを感じます。 ぜんそく、花粉症、人事ではありません。大気汚染との関係を思わずにいられません。 アメリカと比べても、大気汚染の許容範囲が甘い日本。自動車メーカー優先、健康あとまわしの政治ですね。 道路の黒い汚れが当たり前、という感覚になっていた自分に気づかされました。当たり前ですませない目が必要ですね。 国会で座り込みに参加。「年金保険料未払い大臣」に怒りがふつふつ 4月23日(金) 昨日の「女性のつどい」の感動が、あちこちから伝わってきます。やってよかった! 時々「つどい」のことを思い出しながら、今日は国会へ! いつもなら昼の議員面会所で集会が行われるはずなのに、到着したらやけに静か。 労働組合の知人の顔をみつけて尋ねたら、「今日は議員会館前の座り込み集会です」とのこと。足立から議面に来てくださったみなさん、情報収集が不足していました。すみません。 あわてて座り込みの場所にいくと、長い長い列が衆議院から参議院の議員会館までつながっていました。 座り込みの激励には、国会議員について何度か参加しました。(写真をとったり差し入れをしたり。) 座り込む側になったのは初めてです。区内から来ていたHさんご夫妻とも合流できました。 国会情勢報告を聞けば、中川昭一経済産業相、麻生太郎総務相、石破茂防衛庁長官が国民年金保険料未納があることが判明し、年金法案の審議がストップしているとか。 中川大臣にいたっては、21年間も未納! 国民年金なんて満額でも月6万6000円、ばかばかしくて払ってられない、ということなのかと思ってしまいます。
年金がどうなるか、国民にはよくわからないまま、ゴールデンウィーク前には衆議院で採決してしまおうという動きが強まっているということです。 夜のニュースでは、保険料未納を追及する民主党議員ばかりがとりあげられていましたが、この民主党は消費税増税で年金を支えるというとんでもない法案を提出しているのです。 日本共産党の提案を自力で本気で知らせなければ! 今村さんにギターまで弾いてもらいました。 4月22日(木) 「明日をひらく あだち女性のつどい」、200人をこえる参加者と、初夏の陽気で、会場は熱気がむんむんでした。 参加されたみなさん、ありがとうございました。 私が担当とした今村順一郎さんのトークコーナー。インタビューしながらだったので、話をメモすることが出来ませんでしたが、なかなか面白くまた感動的でした。 父親として、子どものオムツの洗濯も当たり前のようにやってきた今村さん。「子育ては親育ち」と実感こめて話してくれました。 被爆2世としてのお話も、深く思いを話してくれました。 「父が被爆者であることはうすうすわかっていました。でも、食事の時とか酒を飲みながら話すようなことじゃないでしょ? もっと重たい話だということもわかってましたから」 「95年、初めて選挙に立候補するとき、これは聞かなければいけないと思って、どうやって生き延びたのかと正面から聞いてみたんです」 お父さんの足取りをそのまま、家族とともにめぐり、長崎の原爆資料館を見ながらまた話を聞くーー自分が受け継がなければという決意が即行動に結びついているのです。 今村さんの真摯な生き方が胸に迫りました。 笑いあり(新婦人のみなさんの寸劇も爆笑でした)、歌あり、最後には今村さんにぶっつけ本番でギターまで弾かせてしまい、まさに盛りだくさんの「集い」だったと思います。 会場に飾った鉢花を買って、つどいの色々な場面を思い出しながら、家路につきました。 「女性のつどい」成功へ、ひとふんばり 4月21日(水) 参加者が会場いっぱいになりますように・・・。と祈っているだけでは成功しません。みんなに、もうひとふんばりのお願いをしつつ、準備もすすめました。 配布するものの袋づめ、ステージの看板の仕上げ、内容の確認。 看板は見事な絵手紙風。絵手紙の先生が、障子紙をつかって大きな花を描いてくださいました。どんな看板か、ぜひ会場でご覧下さい。 今村さんの生演奏も聞けるかもしまれません。乞うご期待! ばたばたと準備をしているなか、足立の党事務所に今村順一郎さんの紹介ビデオも到着しました。さっそく試聴しました。 新人らしい緊張感も漂いつつ、今の政治の問題点と、今村さんの担う役割とがわかりやすく伝わってきます。一人暮らしの年金生活の女性との話は、とりわけ印象に残りました。今4万3000円ほどの年金、医療費の負担、介護保険の負担などもかさんで、毎月2万円ぐらいの赤字になってしまう。貯金はもう40万円ほどしかない。 「せめて3日に1度はお風呂に入りたい」----このお年よりからも、年金を減らしてしまうというのです。小泉首相,坂口厚労大臣につきつけたい現実です。 ビデオ以上の内容が伝わる「女性のつどい」へ! さあ、あとひとふんばりです。 1週間の出来事いろいろ 4月20日(火) ほぼ毎日更新を努力していたのですが、気持ちの余裕がなく「書く」ことができないままに1週間が過ぎてしまいました。 4月22日(木)「明日をひらく あだち女性のつどい」が一番の気がかりです。私がインタビューアーとなって、今村順一郎さんにいろんなお話を聞くコーナーなど、準備すること相談することがたくさん! それに何より参加がどうなるか・・・・。女性のみなさん!(男性が来てはいけないということはありませんので、男性の方も)、「徹子の部屋」のように、今村さんの魅力を引き出すためがんばりますので、ぜひぜひぜひぜひお越しください! 梅田駅からすぐの Lソフィア(梅田地域学習センター)4階ホール 午後6時45分開会です! 我が家では、とうとう息子の剣道の道が始まった!ことが一番の出来事です。 「夕方6時半〜夜9時まで、週3回」というハードな練習に、私のほうがたじろいでしまいました。 17日(土)、「竹刀を貸してあげるから、来てみたら?」と、息子の友達のお母さんから電話があり、1ヶ月ぶりに2度目の見学。竹刀を借りて先生から「素振り」を教えてもらった息子、鏡の前で1人で20回、30回と休みながら、総数700回以上の「素振り」を真剣に続けていました。 その真剣さにやらせてみようと決断しました。胴着や竹刀も買いました。あとは・・・無理をしすぎずにやるだけです。 イラクをめぐる激動にも、いろんな方と意見をかわしました。 人質となった方やその家族へのあまりにひどい論評。「解放されたことを喜んでいないのでは」とイラクの聖職者協会の方が苦言を呈するほど。 なぜ日本人の命が危険にさらされたのか、イラクの実情を知らせようとする人や、人道支援に我が身を投げうって参加した人が、なぜ危険にさらされたのか、イラクをめぐる一番大切な問題から目をそらす意図を思わずにいられません。 ファルージャでは無差別の殺人が公然とおこわなれている、それが新たな憎しみ、暴力をつくりだしたことは、誰も否定できないでしょう。 市民への虐殺行為を公然と繰り返すアメリカについていくのかどうかが問われているのです。 「自己責任」という論調が、世界と日本の一大事をごまかしてはいないのか、そのことも含めて考えていきたいと思います。 足立の日本共産党演説会に850人 4月14日(水) 天気予報は雨。本当に夕方から降り始めて、参加をやめてしまう方もいらっしゃるかと心配でした。 集会や演説会を主催する一人になるのは、実に久しぶり。青年時代、青年だけの集会で会場がいっぱいになるかどうか、ひやひやしたことを思い出します。 私の出番は3分。「赤旗購読と募金のお願い」です。時間が短いほど、原稿はしっかり準備しなければなりません。いつも直前の準備になってしまうのですが、今日も、開会直前の会場でレポート用紙に向かうことになりました。 壇上から会場をみわたすと、ほぼ満席。ほっとする思いと、満席になってほしいという思いと。 上田耕一郎さんのお話。「安全だったサマワを爆弾事件がおきる危険な地域にしたのは誰なのか、自衛隊でしょう」等々、舞台の脇で「そうだ!」と何度もうなづきました。 調布から東京を横断して到着した小池晃さん。 「自衛隊の人道支援とは何か,調べてみました」という話には、驚きと「やっぱりそうだったか」と納得してしまいました。 給水活動のための浄水機は4台持っていったが、そのうちイラク市民のために使っているのは1台、あとの3台は自衛隊員のためのもの。 約500人の部隊のうち、「人道支援活動」の要員は100人、あとの400人は防衛・警備活動の任務についている。 おそらく、政府から聞き取った内容でしょう。 なんのための自衛隊派遣だったのか、とにかくイラクに軍隊を送り、巨大な基地をつくり活動する、その実績作りが一番の目的としか思えません。 NGO団体の方が、よっぽど効率的に支援活動を繰り広げています。ところが、それすら困難におとしいれているではありませんか。 人質事件の家族には、「危険を承知でなぜイラクに行ったのか」という非難が、政治家からも出され、それが世間の心無い誹謗・中傷さえ触発しているように思えてなりません。 やむにやまれぬ思いでイラクで活動している市民に、そんな言葉をなげかける資格があるのでしょうか。 何かしないではいられない。行動の輪が広がっています。 4月10日(土) 娘の発熱で、予定していた行動がとれない半日。ラジオをつけっぱなしにして、ニュースに耳を傾けます。 子どもの相手をしつつ、ニュースを気にしつつ、青年にむけた学習会もあって、その準備もしつつ・・・。気持ちばかりが焦ってしまいます。 午後、夫と後退で仕事に出ることになりました。事務所に行くと、近くの宗教団体の方が「自衛隊撤退の署名を集めたい」と署名用紙を持っていき、その2時間ほど後に「集めました」と持ってきてくれました。 私は初対面の人です。日本共産党と書かれた署名を、自分の知り合いに書いてもらったというのです。 「どうして、お前が日本共産党の署名を集めるんだ? と、だいぶ言われました」とのこと。 「でも日本共産党以外に頼れるところはないでしょう?」といいつつ、追加の署名用紙を受け取り、「また集めてきます」と立ち去っていきました。 青年の学習会でも、直前に北千住駅でやった宣伝行動のことが話題になりました。1時間で65人が署名。「何かしなければ」という思いの広がりを実感します。 「犠牲をいとわない」大義があるのか――イラク人質事件で行動 4月9日(金) 「撤退するつもりはない」、小泉首相の見解を伝えるニュース。家族と会おうともしないで、即答ともいえる「撤退拒否」。これほど人命を軽んずる政府に、怒りが噴出します。 私も夕方街頭に出ました。人質事件を伝える「赤旗しんぶん」を掲げ、「日本人の命を犠牲にする、人道支援活動があるのか!」と、竹ノ塚東口で訴えました。 伊藤和彦区議も、「ただちに撤退を決断すべき」とマイクを握りました。 緊急事態に、この問題でのビラが間に合わなかったのですが、イラク派兵の問題をとりあげた党のチラシに手を出す人が、これまでになく見られました。 残された時間が区切られていることに、これまでにない苛立ちを感じます。 訴えを終えたところで、「保育園から電話があって・・・・」との連絡。娘の具合が悪くなったようです。宣伝に心を残しつつ、保育園に向かいました。 40度近い熱を出してグッタリしている娘の姿。大丈夫だろうかと心配になります。 これが命に関わることだったら・・・。人質となった3人のご家族の苦しみは、言語に絶するだろうと、胸が苦しくなってきます。 捕らえられた3人、なんとしても命を救って! 4月8日(木) 夜9時半まで会議に参加して、さあ終わったと思ったところにそのニュースが入ってきました。 テレビに映し出される映像、銃をつきつけられた3人。そのうちの1人は、高校を卒業したばかりの18歳の青年だなんて・・・。 イラクでNGO団体として市民への支援活動をしていた民間人がとらえられる・・・・。 夕刊をみれば、サマワの自衛隊宿営地のすぐそばで爆発もあった大きく報道されていました。そして、小泉首相のコメントは「自衛隊はよく訓練している」、だから大丈夫というわけです。 いつだって真っ先に犠牲になるのは民間人です。自衛隊の人たちは、武器を持ち、自分たちの強固な陣地を持ち、その中で活動しているから安心だというのでしょう。では、民間人は? もちろんテロや暴力は認められません。まして、おそらくは自衛隊派兵にもイラク戦争にも反対の立場で活動していたであろう民間人を捕らえるなど、イラク戦争に反対する大きな連帯を崩すだけの愚かな行為です。 しかし、テロと戦うといって、戦争を認めた小泉首相、小泉内閣の責任は、あまりに大きすぎます。日本人の命を危険にさらしている最悪の政治でしかないではありませんか! イラクはもはや、戦争状態です。「戦争はしない」「非戦闘地で活動する」――どこが非戦闘地なのでしょう。 「人道支援」だといって、実際には、人道支援にあたってきた民間人の命さえ危険にさらしてしまったではありませんか。 予想された事態です。どう責任をとるのか、とらせるのか。何よりも、3人の命の無事を祈り、テロと戦うために自衛隊撤退を求めましょう。 新学期が始まりました。PTAも始まります。 4月7日(水) 昨日の入学式。門の前に2本も日の丸を掲げている学校もあって、驚きました。 子どもたちが「楽しそう」「学校大好き」と思えるような式にしてほしいものです。 3年生になった息子。昨日はクラスがどうなるか、友達と同じになるか、かなり緊張していたのでしょうか。朝から「おなかが痛い」と言いながらの登校でした。学童に迎えにいって「どうだった?」と聞いたら、保育園からの仲良し3人組が、そのまま同じクラスになったということで、これまた驚きました。あんまりいつも一緒にいるようなので、きっと3人とも別のクラスになるだろうと、私は覚悟していたのですから。 そんなわけで、楽しく学校に行くかと思ったら・・・。朝から持っていくものがみつからないと騒いでいるのです。机のまわりは2年生の時の持ち物が散乱し、机の上には息子が夢中のカードが・・・。あまりの散らかし方に、私もつい大きな声をだしてしまいました。隣近所にまで響いたかも。片付け下手は私に似ているかもしれないのに、と後から反省です。それにしても、もう少し物を大切にしたしまい方をしてほしいのに。 私が癇癪を起こすと、必ず娘は「怒っているの?」「もう怒ってない?」と尋ねてきます。1歳ぐらいから、こちらが不機嫌だとわかると、自分がまず私に笑顔をむけて「笑って」というサインを送る娘。不思議な力を持っています。 さて、新学年のスタートで、校長先生の一言が書かれた学校便りを見てみると、「教育振興ビジョン」だとか「たしかな学力」とか、文部科学省の言葉そのままですね。3年前に初めて参加したPTA総会でも、校長先生(別の先生)のお話は文部科学省の教育改革の言葉がずらずら。 研修を受けてくるのだから仕方ないのかもしれないのですが、子どものことより、文部科学省の方針についていくのが精一杯なのだろうかと、私はとても不満に思っています。 夜、クラス替えのあった学年は、保護者が集まって各クラスのPTAの係り決め。学校に関わることは私の本望ではあります。子どもは大好きだし、先生方とも話をしてみたいし。そんな気持ちもあって、手をあげてしまいました・・・。大丈夫かな。 気心のしれた親同士、支えたり支えあったりという関係もつくれそうではあるけれど、問題は「時間がとれるか」ですね。 無年金障害者裁判で「控訴」、なぜ制度の落とし穴を認めないのか 4月6日(火) 夕方のニュースで、「無年金障害者裁判、国は控訴へ」という一報。 「どうして責任を認めないのか」という怒りと、「やはり責任を認めないのか」という思いが交差しました。 無年金障害者――この問題を知ったのは国会で働いている時です。私の友人もまた、学生時代に発症した病気で働くことができず、しかし障害基礎年金も受け取れず、生活保護の収入のみで生活をしています。 国民年金に加入していて(保険料を納めていて)、障害者となった場合には、額はあまりに不十分ですが、障害基礎年金をうけとることができますが、この制度から零れ落ちてしまう障害者の方が多数いるのです。 20歳になったら学生でも国民年金への加入が義務付けられたのは1991年のこと。それ以前の学生は、自分が国民年金に加入しているか(つまりは親が保険料を納めてくれたのか)は、おそらくわからないでしょう。 私も実は知りません。 その時に、交通事故などで重度の障害を負ったらどうなるか。 国会には、この問題の解決を求めて何人もの「学生無年金障害者」の本人、あるいは親が、要請に足を運んでいました。 なかには20歳になったからと、子どもの国民年金への加入を問い合わせたら「必要ない」という対応をされたという方もいました。どれだけ制度が不十分だったかがわかります。 不慮の事故、病気・・・100%避けることはできないのが事実です。たまたま自分は問題に直面しなかったに過ぎないのだと、訴えを聞いて痛感させられました。 東京地裁が、制度の欠陥を認めた判決を出したとき、「すごい!風穴を開けた!」と思いました。 もう一度「風穴」を開けなければなりません。 この問題では、昨年、井上美代参議院議員が他党の議員と一緒に坂口厚生労働大臣に面会をしました。私も秘書としてその場にいました。 「問題の深刻さを受け止めている。解決の方向を考える」と坂口大臣は発言したはずです。 それなのに「控訴」。政治の冷たさは、生活の切実さをかかえている人を、一番直撃しています。 戦闘地イラクで、航空自衛隊は何をしているのか・・・。不安が募ります。 4月5日(月) イラクで占領軍への怒りがとうとう爆発した、毎日のニュースに、「これからどうなるのか」と不安が募ります。 同時に、マスコミの流すニュースは、「サマワの自衛隊はこの戦闘と無関係」というスタンスに思えます。本当にそうなのでしょうか。 日本が自衛隊を送り出したのは、サマワだけではありません。バクダットには航空自衛隊が米軍物資輸送の任務についているはずです。 給水活動などをしている陸自ばかりが取材対象とる陰で、航空自衛隊は何をしているのでしょうか。 各地で拡大する市民と米軍の衝突に全く関わっていないといえるのでしょうか。 報道の自由が規制され、取材さえ許されない状況なのでしょう。 サマワで笑顔で活動する自衛隊が全てなのか・・・。 異なる文化・民族に、強制的に介入することが、どれだけ深刻な問題をひきおこすのか、残念ながら今のイラクが示してしまいました。 派兵された自衛隊の家族のみなさんは、どんな思いでニュースを見ていることか。 新聞に掲載された子どもの切ない顔が思い出されます。 お花見日和が一転、冷たい雨に手も凍えました。 4月4日(日) 春休み中、我が家の子育てと家事をほとんど一身に背負ってくれた、義父が夕方大阪に帰りました。 私は午後からの仕事で見送ることもしないで、申し訳ない思いです。結局家族そろってお出かけもしないまま、春休みが終わってしまいました。子育て・家族との生活と仕事・・・悩みは「これで解決」とはいかないものです。 今日も区政報告会に参加しました。橋本ミチ子区議の地元、田村の事務所の地元、梅田です。 昨晩は区政報告会の帰り道に、夜桜を見上げてお花見気分だったのですが、今日は寒い寒い。会場となった中学校の教室も暖房をめいっぱい効かせていました。 今日は、まず私からの話。短い時間だったので年金問題にしぼっての話です。話せば話すほど怒りがわいてくるテーマです。 「物価が下がったから年金も下げるというけれど、物価が安くなったなんて実感ありますか?」 目があったご婦人は首をかしげます。 「下がったのは、パソコン、携帯電話、家具、ゲームソフト・・・」、あきれたようなため息が聞こえました。 医療費の負担はあがり(お年寄りの医療費はまたあがります)、米も不作で値上がり、暮らしは逆に苦しくなっているのです。 年金問題で一番問題なのは、国民年金だけでは暮らせない、という方が大勢いること! あきらめず、「誰もが安心して生活できる年金支給を」求め続けたいと思います。 4月3日(土) 3月議会が終わって、 私も東和地域でもたれた「報告会」に参加して、三好すみお議員のざっくばらんな話を聞きました。 ほんの一部を組み替えただけで・・・ 小学校の35人学級にふみだせる、5ヵ年計画で小中学校の普通教室にクーラー設置ができる、那須塩原にある自然教室の廃止を撤回できる、社会教育施設の利用料を登録団体には無料を継続できる・・・。 区が教育予算としての総額を決めている、そのうち10億円も株式会社への出費となる、そのしわ寄せが学校教育、社会教育を直撃したという説明はよくわかりました。 コミュニティ・アーツという株式会社が、10月にオープンする しかも、この株式会社の社長は、自民党足立支部の総支部長。「利権」という文字がちらつきます。 文化予算は必要です。しかし、その他の教育予算を食いつぶしていいはずがないのです。 三好さんに続いて、私も年金をめぐる政治の動きを話しました。これも「利権がらみで、保険料・税金を食いつぶしてきた」ことと無縁ではありません。いつまでも利権政治が続くはずがない、続けていいはずがない。燎原の火のように怒りを広げていきましょう! 「国有地」の看板が立つ空き地、土筆(つくし)がにょきにょき伸びていました。 4月2日(金) 毎年、土手や川原でスギナは見つけられるのに、土筆には会えずにいました。 毎日のように通っている足立の党の事務所のすぐそばで、やっとみつけました。スギナが青々としているのをみていたら、ツンと立ったつくしんぼ。 自転車に乗りながらだったので、そのまま通り過ぎようかと思いましたが、もったいなくて引き換えしました。 ちょうど犬の散歩をしていたおばさんが、「なんだろう」というように近づいてきて、私が摘んだ2本の土筆をみて、「まあ!こんなところにあるのね」 佃煮にしたら・・・など話をしながら、ふと、その先にある小さな「国有地」をみると、何本も何本も背が高くなった土筆があるではありませんか! 囲われているから、中に入ることも、土筆に手を伸ばすこともできません。見るだけ・・・。 2本の土筆を子どもへのお土産にすることにしました。 ところでこの「国有地」、恐らくこの場所に住んでいた方が、何かの税金などを払えなくて「物納」したものではと思います。 注意してみていると、 それだけでなく「区有地」も。区が買ったいいけれど何も利用できずにいる「塩漬け土地」。東京都で一番多いそうです。 足りない公共施設はたくさんあります。土筆の原っぱがなくなってしまうのは残念ですが、保育所や学童保育、グループホームなど、身近に利用しやすいようにつくっていくことができないのか。そんなことを考えながら、土筆をつぶさないように落とさないように、自転車を走らせました。 「価格がひと目でわかりやすく」だって?! 総額表示が始まりました。 4月1日(木) 朝はラジオでNHK第1放送というのが、もう長年の我が家の始まりです。 「今日から、消費税を含めた総額表示・・・・」というニュース、「価格をわかりやすくするために」と、政府の説明をそのまま報道。 「私たちの暮らしにかかわる制度で、給付と負担の見直しが・・・」、これまた年金や医療費でふところが苦しくなることを政府の説明のままに。 「なんて言い方だ!」とラジオに向かってつぶやいてしまいます。 政府広報のようなニュースは、もちろん腹がたちますが、逆に活動のエネルギーにもなります。 「こんな説明に納得するわけにいかない!」 宣伝するぞ! 「赤旗」を広げるぞ! 総額表示、お店屋さんで買い物するたびに、「手間が大変でしょう?」と話しかけると、どなたも「そうなんですよ。どうしてこんなやり方するんでしょうね」と困り顔。 町では「消費税を上げるためにやるんでしょう?」と、多くの方が見事に見抜いています。 「価格がわかりやすい」なんて歓迎している人には出会ったことがありません。 こんな報道が、どんな影響を与えているかも経験してしまいました。 あるお宅に「赤旗」をすすめに伺った時、年金を減らし続ける法案について話をしました。 「物価スライドのことでしょう?」 「いえいえ、それはもう決められてしまいましたが、今日から国会で審議される法案です」 「もらっている年金を減らすの? そんなひどい法案が出ているなら、もっと新聞やテレビが騒ぐでしょう?」 こんな感じで、年金改悪法案を最初は信じてもらえなかったのです。 暮らしを直撃する大事な問題を、わかりやすく提供する、マスコミの当たり前の役割がなんとないがしろにされていることか! |