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2003年11月


11月30日(日)

日本人がテロの標的に・・・。小泉首相、いつまでイラク戦争を「正しい」と支持するのですか?

悔しいです。胸が苦しいです。

イラクで日本の外交官2人が殺されたというニュースを知って、心の中は嵐になりました。1人は30歳の青年。

どうしてこんなことになったのか、歯車が悪い方向へとまわりはじめているという予感に、いても立ってもいられない心境です。


ちょうど午後、イラクへの自衛隊派兵反対の宣伝・署名行動が、五反野駅周辺の地域のみなさんで計画されていました。とにかく、行動しなければ、こんな時に黙っているわけにいかないと、駆り立てられるように宣伝行動に。

鈴木賢市区議と交代しながら、ハンドマイクを握りました。


「テロも戦争も許さない、その意志を示す時です。イラク戦争はおかしい、イラクに自衛隊を送っていいのか、その思いをまず署名に託してください」

「みなさんの平和への願いを今、声に出してしめしていきましよう。一筆の署名がその一歩です」

選挙での訴えとはちがった意味で、1人ひとりに訴える思いをこめました。

「日本人が殺されても、自衛隊が戦闘地に行っても他人事」でいいはずがないのですから!


地域のみなさんは、この間「赤旗しんぶん」に報道された自衛隊員とその家族の声をボードにしていました。

自衛隊員の母親は「あなたを戦争に行かせるために育てたのではない」という・・・。マイクを握りながら涙が出そうでした。

通りかかる人に、宣伝に参加したみんなが真剣に訴えていきました。


テロは許せません。同時に、なぜ「戦争をしない」はずの日本がテロの標的にされているのかを考えると、日本の平和、国民の命を危険にさらしているこの政治も許せないのです。

いつまでイラク戦争を「正しい」というのか、いつまでアメリカの占領を応援するのか、そしてこの前提で自衛隊を派兵しようとするのか。

そして、どうしたら平和の思いを形にして、政治を動かすことができるのか。心の中の嵐は大きくなるばかりです。



11月29日(土)

タクシー運転手のみなさんと懇親のひと時

あるタクシー会社で働くみなさんが、日本共産党後援会をつくっていて、その集まりによんでいただきました。短いあいさつのつもりでいたら、議事次第には「基調報告」とあってびっくり。すみません、そんな準備をしていなくて・・・。

結局、20分ほど、選挙のこと選挙後の国会の動きなど話しました。


そのとき掲げたのが、昨日・今日の「赤旗しんぶん」です。

庶民増税計画が目白押しの内容(政府税制調査会中間まとめ)。これも知らせなければと思いながら読んだのです。腹が立つのは、一方で銀行が不良債権処理するときの税金は優遇する等々、大企業・銀行にはサービスをしようとしていること。

ますますこの流れがつよまっていきそうです。


お話したなかで拍手がおこったのは、衆議院で9議席になってしまったけれど、国会内の議員団のがんばりで本会議の代表質問の権利はまもったというところ。先日、東京から国会に送ることができた山口富美男議員から直接聞いた情報です。

代表質問までできなくなりかねない、重大な議席の後退でしたが、それでも日本共産党は最善をつくしてがんばっているのです。

議員になりかわって地域で要求を国政につなぐ人がふえていかなければ、私もその1人になろうと、国会内のふんばりを聞くたびに思います。


昼にはそのまま「懇親会」にまで参加させていただきました。今日は、足立区内の事業所だけでなく、東京のいくつかの地域から集まっておられましたので、他の選挙区のとりくみも知ることができて興味深いひと時でした。

石原都知事の息子が立候補した東京3区、石原軍団まで駆り出したために、政策そっちのけの興味本位のマスコミ報道が身にしみたとか。「演説のなかみは、断然、うちの方がよかったのに」という声も。


次の日程に向かう私をあたたかく拍手で送り出してくださったみなさん、これからも心をあわせてがんばりましょう!



11月28日(金)

娘がダウン、予定変更でお休みの一日に。

木曜の夜から、「おなか痛い」「気持ち悪い」と言いつつ、遊んでいるので「たいしたことないだろう」と思っていたら・・・。

布団に入ってから、晩ご飯で食べたもの全部吐いてしまいました。あわててシーツを取り替えたり、着替えさせたり、だっこしたりして、もう一度寝つかせました。毎年、冬に「吐く」風邪か、冬の食中毒にかかる娘、これにやられると、一晩中吐き気が止まらないこともあって、「またか」と心配しながら背中をさすっていました。


結局、もう1回吐いただけでおさまりましたが、何度か目を覚ましては泣く一晩でした。

朝も、いったん起きたものの珍しく布団に何度もパタンと倒れるので、やっぱり保育園をお休みすることにしました。

ところが、休みと決めて病院から帰ってきたら、すっかり元気。

「次は何して遊ぶ」「次は何する」と、午睡もせずに遊んでいました。私の方が、前日の寝不足が響いてつらかった・・・。


今週は、連休明けに朝20分も泣きやまなかったこともありました。何で泣いているのか自分でもわからない様子。選挙の疲れやストレスが、心の中で固まっていてそれが解凍されて出てきたのかも、と思っています。

子どもの心は不思議です。そんな子育ての経験、「本と!・・・」のコーナーにつづってみようと思います。



11月27日(木)

こんなに寒いとは! 町をまわれば手がかじかむ・・・

本日は事務所のご近所、梅田の町を橋本ミチコ区議といっしょに歩きました(自転車ですが)。

昨日と打って変わった曇り空、寒さに手の感覚がにぶくなってしまいました。高齢の方から「風邪ひかないように、マフラーでもしなさいよ」と声をかけられてしまいました。


今日訪ねたお宅では、息子さんがサラ金かヤミ金に多額の借金をして大変ご苦労されたというお話を聞きました。どうしようかと思い悩んで、橋本区議に相談したことがきっかけで、弁護士の協力をえることが出来て、なんとか解決したとのこと。「本当にお世話になったんです」と何度も笑顔で話しておられました。

毎日、町の皆さんとかかわり、生活の困りごとの相談にのっている議員のみなさん、すごいですね。

人と人の結びつきがこうしてつくられていくのだなとあらためて思います。


別のお宅では、「選挙でも当選してもらわないと、入れた甲斐がないと思っちゃうんですよね」という声。

小選挙区制度になって、投票率が落ちているのもそのためではないかと、話がはずみました。私もなんとか国会にと思っていますが、それでも、投票した半数以上が議席に結びつかないという制度、やっぱりおかしいです。

民主党が、衆議院の議席全部を小選挙区にしようと狙っていますが、これが野党の主張なのでしょうか。


午後、息子の学校行事に参加することにしました。「おいもパーティ」です。

学校菜園でとれたさつまいも+買ってきたさつまいもで、手作りおやつを楽しみました。

「読み聞かせ」で顔なじみになった子どもたち、「田村のお母さん」と気軽に声をかけてもらえます。嬉しいですね。私、子どもたちと話すのも大好きです。

「行けたら行くね」という約束だけで参加したので、息子も嬉しそうでした。

おいしいおいもを楽しんで、寒さに負けずにがんばりましょう!



11月26日(水)

秋晴れが気持ちいい! 町に響く声もすっかりもとに戻りました。

午前中、西竹ノ塚や伊興の町をまわりました。

日本共産党と田村智子を支持してくださった方とお話して、「赤旗しんぶん」を読んでもらいたいとお願いに行ったのです。

どなたもあたたかく迎えてくださいました。「まだ若いんだから、がんばってくださいよ」と、どこでも激励されました。


突然の訪問なのに、迷惑そうな顔もせず、イラクへの自衛隊派兵のことなど短い時間ですが話ができました。

高齢の方は「自分も戦争を体験している」と話してくださいました。


松尾かつや区議の車で移動するときには、マイクを握りました。

「公約実現にむけて元気にがんばります!」

声も選挙の始まるときと同じように響きます。声を聞いて、手をふってくださるみなさんの笑顔も秋晴れのもとでさわやかに見えます。


夕方、参・予算委員会の中継を見ました。

年金問題で共産党の小池晃議員が巨額の積立金で株を買って大損した問題をとりあげていました。

株式運用をまかされた特殊法人の役員が厚生労働省の天下りで占められていることを示すパネル、読み上げるたびに議場から「おー」という声があがるのがわかります。

そして銀行が株取引の手数料を176億円も稼いだこと。

いいかげんにしてくれ!と誰もが怒りをもつでしょう。


みんなで、空に響くくらい声をあげていきましょうよ。



11月25日(火)

衆・予算委員会、「レジスタンス」という言葉に「そうだ!」と・・・

午後1時から、NHKの国会中継をみました。

5時過ぎにやっと共産党の赤嶺議員が登場。「イラクでの今の事態は、テロリストが行動していることは否めないが、おおもとにはイラク市民がアメリカの占領に反抗している、レジスタンスであるということを認めるか」

 

「レジスタンス」――イラク市民に占領への反発があるというだけではない、「抵抗」しているのだという指摘。

もちろんテロや暴力を認めていっているのではありません。でも、イラク市民には「抵抗する権利」はあります。イスラム文化も全く理解しようとせず、女性の身体検査までアメリカ兵が行う、子どもが寝ている民家にまで武装した兵士が入っていって家宅捜索する、女性であろうが子どもであろうがお構いなしに銃をつきつける、こんなやり方に「抵抗する」のは、「自由」「人権」の意識からも当然です。

 

戦争が新たなテロ・暴力を生み出したと認めるべきです。

アメリカ・イギリスの占領には道理はないと、国際社会もアメリカ・イギリス両国も認めること。イラク復興の内容にアメリカ・イギリスとも口を出さない、権益主張しないこと。その上で、混乱を招いてしまった責任をとるために、米・英軍が市民の立場で混乱を抑える市民の警備などにあたること――こういう道が開くのはとても困難かもしれないけれど、道理をとりもどすにはこれしかないと思うのですが。

 

民主党が3時間、共産・社民各15分という時間配分が悔しいです。議席数に応じてとはいえ、最低30分ぐらい保障しなければ、少数意見の排除につながりかねません。

それでも、民主党ふくめて「イラクへの自衛隊派兵はすべきでない」という主張をしていたことには救われます。

菅直人議員が、「アメリカいいなり」を批判しているのをみて、選挙での私たちの主張が国会に生かされていると確信できました。

 

アメリカの戦争に賛成することは、日本をもテロの標的にしかねません。

自ら有事をつくりだし、軍備拡大、憲法改悪につきすすむ――こんな政治の流れを認められるはずはありません。

 

 

11月24日(月)

寒〜い休日、昼には地域の党支部・後援会のみなさんと歓談しました。

丸一日の休日でなくても、私も家族も慣れてしまったような気がします。多くのみなさんと話すことが、ますます楽しくなってしまい、「仕事人間」になりすぎないよう気をつけないと・・・などと思いながら家を出ました。


西新井栄町・栗原のみなさんの「ご苦労さん会」、参加された方の最高齢は、92歳。世の中のことを考え、共産党への支持を広げる生き方は、生き生きとした人生につながるのでしょうか。80歳を超えるみなさんも元気でほがらかで、嬉しくなります。

病気をして体が思うようにならない方も、「できることはなにか」と思いながら日々を過ごされていることがわかります。

この方々の年金をまた、4月に切り下げるなんて絶対許せないと思いながら、みなさんのお話をお聞きしました。


昨日の「うたごえ祭典」の実行委員長さんも、参加していました。

選挙の前には、街頭でハンドマイクで演説し、それから平和の歌を歌い、党の主張を広げる奮闘をされたそうです。「演説の時には誰も出てこないのに、歌うと人が集まるんだよな」――いいですね。こういう宣伝活動。私も歌ってしまおうかしら・・・。


昼前までは、寒さにも負けず、家族そろって近所の公園で遊びました。ボール(軽いボール)を木の枝にあてて、落ちてくる葉っぱをキャッチしたり、身体をいっぱい動かして汗ばむくらいでした。

この公園、すみにコンクリートの舞台があるのです。娘はその上で、「おかあさんといっしょ」の歌のお姉さんになりきって、歌って踊っていました。すごい度胸、さすが私の娘???


さあ、充電をいっぱいしました。

明日から消費税やイラクの問題で、たくさん町にでかけましょう!



11月23日(日)

足立の「うたごえ祭典」で、「翼をください」を熱唱(?)しました。

小諸を本日午前に出発し、一路、足立区へ。

本当は昼から祭典が始まりましたから、みなさんの演奏を聞かなければいけないところですが、家族そろっての休日の中に予定をいれたため、自分の出演前後だけ、演奏を聞かせてもらいました。

保育士さんたちのグループ、教職員組合のみなさん、地域の合唱サークルや、障害者の作業所の皆さん等々、日ごろから鍛錬されていることがよくわかります。

知っている歌だと思わず口ずさんでいしまいます。元気がわいてくるのが、うたごえのいいところですね。


私は、急ごしらえのグループで参加しました。メンバーは、日本共産党区議団から、クラリネット奏者のぬかが和子さん、ギターの三好すみおさん、ボーカルの橋本ミチコさんと針谷みきおさん、都議事務所の園山あゆみさん、+青年数名、そして私。

練習も全員あわせては、やってません。

そのうえ舞台には、我が娘もいっしょに立っていました。(「いっしょに歌う」と言っていましたが、4歳にはちょっと無理でした)


みなさんのあたたかい拍手、手拍子、うれしいですね。声が本調子ではないのに、思い切り歌ってしまいました。気持ちよかった!

帰りの車の中でも、娘と息子は、いろんな歌を大合唱。楽しい一日になりました。


帰宅して、たまってしまった「今日の出来事」をつづっています。

小諸では、コンピューターと無縁の時間を過ごしましたので・・・。小諸でのことも、ちょっと紹介しておきます。



11月22日(土) 紅葉の懐古園を探索、軽井沢の寒さを体感

紅葉はみごとでした。急に冷え込んだので、「赤や黄色」の「錦」そのもの。紫の木の実、すすきの茂る庭など、大人の視点、子どもの視点どちらでも楽しめたでしょうか。

小諸城は、石垣しか残っていないのですが、うねるように積み上げた野趣あふれる石垣も、なかなか味わいがあります。


夜には軽井沢の星野温泉に出かけました。

空を見上げると星が冴え渡っていました。街灯がほとんどない山の中なので「星がいっぱい」と、子どもといっしょに上を見ながら歩きました。よく目をこらすと天の川もうっすらとわかるような気がしました。


実家では選挙の話題も。

「2大政党がいいのかね」「憲法も変えるなんてことになったら大変」「今の若い人たちはおとなしすぎるね」等々。

かつて、私の学生運動に泣いて反対した両親。それが「学生がおとなしすぎる」というので、嬉しいようなおかしいような。

「だって共産党が東大の安田講堂への立てこもりや、暴力に反対してたなんて知らなかったんだから」と母。

自分では学生時代にだいぶ話したつもりだったけれど、伝わっていなかったというか、本人が主張しても信じてもらえなかったのだなと思いました。

さらに驚いたのは、「共産党は暴力に加わらなかった」ことを、母が近所の人にも話したという一言。

「すごいじゃない、お母さん」「あら、そう? だって、みんな智子のこと応援してくれてるから」


選挙のつかれは、温泉やのんびりした時間だけでなく、こういう「応援」を知るときにも癒されて、新しい力になります。

とてもすてきな休日を過ごすことができました。



11月21日(金)

平和へのパレードと、「死の商人」との商談――「赤旗」の1面は保存版です

よりよって平和の憲法を掲げる憲政記念館で、自民党・民主党の議員と軍需産業の面々が、ミサイルの模型展示までやって、日本の軍備について相談するとは。これからの日本の役割を考え、ミサイル配備など一層の軍備をすすめようという人たち。


ミサイルは殺人のためにあるのではないですか?

なぜ人の命を奪う用意に私たちの税金をつかうのですか?

世界で軍事費にかけるお金を命を守るためにつかったら、いったいどれだけの人たちの命を救えるでしょうか。


ミサイル展示の異様な写真の隣には、イギリスの平和のパレードの大きな写真。思い思いのメッセージ、コスチューム、デコレーション。こういうパレードをやりたいものです。

日本の中だけで、「イラク派兵」「ミサイル防衛」など考えていると、「これも仕方のない流れ」とうけとめる人もいるのでしょう。

けれど、世界は確実にイラク戦争をつよく非難し、戦争をなくそうと動き始めていると思います。

東アジアで「不可侵条約」をすべての国にという動きがあり、これを拒否しているのは、日本、北朝鮮、韓国など少数派になっているという記事もありました。


戦争を絶対にゆるさない立場で、日本と世界をみてみれば、平和への鼓動が聞こえるはず。

今日の「赤旗しんぶん」など、そのままパネルにしたいくらいです。


と思いながら、本日午後から、実家の長野県小諸市に出かけます。久しぶりの家族そろっての「お出かけ」を楽しんできます。



11月20日(木)

朝は娘と歩いて保育園へ。雨降りも時には楽しいものです。

ちょっと風邪気味の娘が気になりましたが、しっかりカッパをきせて傘をもたせて、そして手をつないで歩いた20分の道。

娘の知らない歌を口ずさんでいたら、

娘「お話して歩こうよ」

私「いいよ。むかしむかしあるところに・・・」(わざとやってしまいました)

娘「(笑って)ちがうよ。えっと・・・おしゃべりのお話だよ」

語彙が増えたことがわかる瞬間ですね。


今日は、選挙の時にお世話になった方とお話する機会がありました。

「2万8000もとったら、たいしたもんだ。もう1回、2回がんばって、私が生きているうちに国会に行ってもらわないと」と、しっかり励まされたひと時でした。

本当はもっといろんな地域で、私に票をたくしてくださった方々とお話したいものです。どうしたらお会いできるか、お話できるか。


昨日は、街頭からの訴えて、応援してくれた方と顔をあわせることができました。選挙後激励のメールをくださった方とも、顔を合わせることができました。やっぱり私が町に入っていかないといけないですね。来週からがんばるぞ!

(週末は家族サービスにあてようと思います。)


雨もあがった帰り道、娘を自転車に乗せ、私は自転車をおして息子といっしょに歩きました。

今度は息子と「九九」暗誦。

「よし、それじゃ3の段」「さんいちがさん、・・・・」

「し・しち」(私)、「28」(息子)――こんなやりとりも、この数日、朝晩やっています。


わずか1ヶ月たらずで、1・2・3・4・5・6の段までやっているとか・・・。かけ算でつまづく子どもが出てくるのも当然の早さですよね。

勉強嫌いの子どもをわざと増やしているような学習指導要領(文部科学省の方針)を、また実感しました。

親の仕事がめいっぱい忙しかったら、いったい子どもの勉強はどうなるのでしょう。

そう思いながら、お風呂でも九九に励む母子でした。



11月19日(水)

国会がはじまりました。2大政党+共産党がくっきり

当選後の初登院、様子がうかんできます。

秘書として働いていた時にも、新人議員の初登院に拍手を送りました。今回も、東北から新人議員が誕生したことに勇気がわいてきます。ニュースが伝える議員たちの初登院の映像に、国会から離れた場所ではありますが、心の中で拍手する思いです。


首班指名の国会中継もみました。小泉氏・菅氏・志位氏と、テレビに映る名前。2大政党と共産党という構図がくっきり浮かび上がったように思います。

同僚だった秘書の皆さんはどうなっただろうかと、気になっています。議席が大きく減ってしまったということは、秘書の人数はその2〜3倍減ってしまうということ。みんな、それぞれ別の分野で奮闘することは間違いありませんが、悔しくて仕方ありません。


夜、東京の候補者が集まって「ご苦労さん会」がありました。

一言ずつの感想にも、みんな思いがこもります。全力で訴えぬいた日々、心一つに過ごした日々だったと実感します。

選挙が終わってからも、街頭・駅頭などで訴え、その度に「共産党にもっとがんばってもらわないと」と、切実に激励する方と出会っている――これも、どの候補者も同じだとわかりました。


議員が減ってしまった分、地域での奮闘が真剣に問われると思います。

私も早く「消費税増税反対」署名や、「イラクへの自衛隊派兵反対」署名をたくさん集めて、地域の方々といっしょに地元選出の各党議員をまわりたい、議員たちを揺り動かしたいと思っています。

9議席の後ろに、圧倒的な国民の声を示すことができるかどうか、また新たな闘いです。



11月18日(火)

久しぶりの学校、息子のクラスで「読み聞かせ」

前日から何の本にしようかと楽しみにしていたのです。今回は、選挙中にがんばった息子のリクエストで「怖い話」になりました。


松谷みよ子さん編集の『がいこつレストラン』、休日に本屋で買っておいて、息子にも読み聞かせずにとっておいたものです。1人でじっくり読んだら、おどろおどろしい話がもりだくさん。その中に、沖縄戦や中国での日本軍の虐殺事件についても語られていました。松谷みよ子さんが、子どもたちに戦争の悲惨さを語り伝えようと努力されていることに励まされます。


教室に入ると、「なにしに来たの?」と何人かの子どもたちに聞かれました。「読み聞かせだよ」「やったー!」――嬉しい瞬間ですね。

机を後ろに運んで準備をしているとき、女の子が話しかけてきました。

「お母さんのポスター、家にあるんだよ」

「え? どうして?」

「落ちていたから拾ってもって帰ったの」


嬉しいというのか、恥ずかしいというのか。でも、踏みつけたりせずに家にもって帰ってくれたという、その優しい気持ちは、素直に嬉しいものです。

まだ声がかれていて、今ひとつのコンディションではありましたが、怖がらせることができたかな?

帰りには、担任の先生が「お母さん大変でしたね。やせちゃって。ほんとご苦労さまでした」と声をかけてくださいました。


選挙中、ほとんど息子の宿題もみてあげられず、その間に算数の九九が始まってしまい、きっと先生は「あらあら」と思っていたのでは。

優しい言葉がいっぱい朝の時間でした。


出勤後は、このHPに掲載予定の「総選挙の出来事」をまとめました。

近日アップの予定。候補者の心情もこの際書いてしまいました。お楽しみに(?)・・・



11月17日(月)

木枯らし一号の中、引き続き街頭宣伝

昨日と打って変わった冷たい風に吹かれながら、梅田・関原などの地域をまわりました。おなじみの曲がりくねった長い商店街、選挙前から何度なく訴えてまわったなと思いがこみあげます。

行った先々で、店先や玄関先に出てくださったり、4階・5階から手を振ってくださったり、元気をもらえます。


「消費税の増税は絶対許さないために、これから草の根の運動を広げていきます」――どうすれば消費税増税反対の大きな大きな運動になるだろうか、この数日訴えるたびに、焦燥感がわいてきます。


かつて売上税導入が狙われたとき(80年代後半)、私が在学していた早稲田大学の周辺には、いろんなお店に「売上税反対」のステッカーがはられました。商店会あげての反対運動だったのでしょう。

日曜午後の新宿歩行者天国(これももうないのですね)では、東京中から民青同盟の仲間が集まってきて、思い思いの宣伝行動をしました。私も早稲田の仲間と、ラップで「映画を見ても売上税、洋服買っても売上税・・・・、こんな税金やめてくれ!」なんて、即興演奏しました。

そのときには、三越だったか大手デパートが大きな垂れ幕をかかげ「売上税に反対です」とアピールしていて驚きました。


街で署名を集めれば列ができ、机を並べて署名用紙を置いた記憶もあります。

いつから、みんな政治に怒りをもたなくなったのでしょう。

怒りを表に出しても仕方がないというあきらめでしょうか。


もっと怒っていいのに、怒らなければ政治は動かないのに。

何が出来るか、何をしたらいいのか、国会開会を明後日にひかえ、もどかしささえ感じています。



11月16日(日)

選挙報告のあいさつの一日でした。

今日も夫は仕事のため、子連れで一日中動き回ってしまいました。


最初は、橋本ミチコ区議の地域、梅田の公園で「大根まつり」。地域の党支部・後援会のみなさんが、無農薬栽培でつくった大根です。丸い聖護院大根、青首大根、おろし大根、赤い甘辛大根など、山積みにされていて、圧巻でした。

子どもたちは公園の遊具や砂場で、文字通りの泥んこになって遊び、味噌田楽を味わい、楽しく過ごしました。


それから、会場をはしごしてまわり、その間、子どもたちは、いっしょに昼食をごちそうになったり、公園で遊んだり。忙しい一日でした。

どの会場でも、選挙中の活動のドラマがあったことがわかりました。

はじめて街頭にたって、メガホンをつかって宣伝をした方。はじめて電話で支持をお願いした方、みなさん、「このままの政治ではダメだ」と思いを伝えるのに一生懸命だったことと思います。


選挙が「雰囲気」「ムード」で流されてしまうことへの怒りを感じます。

同時に、「日本共産党」「田村智子」と書いてくださった方々の期待の強さを知りました。

「共産党がこんなに議席を減らしていいはずがない。これからは、留守の時には勝手にポスターを貼っていってかまわないから」という方もいらしたそうです。


会場を回るたびに、ごちそうをたくさんいただき、お腹も心もいっぱいなった一日でした。

みなさん、おいしいお食事と、たくさんの激励、本当にありがとうございました。



11月15日(土)

まる1日の休日、寒さも気にせず公園へ!

朝起きてから夜寝るまでの一日中仕事なしは、娘の運動会以来でしょうか。ただし、夫は仕事なので、家族そろってとはなりませんでした。

曇り空の寒い一日、遠出をするより、近くの公園でいっぱい遊ぼう!と、ボールやバトミントンセットをもって出発!

ところが、バトミントンのシャトルを忘れてきて「何だよ〜」と息子にあきれられてしまいました。相変わらず、そそっかしい母親です。


ボールで親子3人で遊んでいたら、そばで1人で遊んでいた男の子がしきりにこちらを気にしています。

「いっしょにやる?」と声をかけると、即、コクンとうなずきました。子どもは遊びさえあれば、すぐ仲間になれるもの。男の子が加わると、息子もより本気のボール投げになりました。同世代で遊ぶことって、大切ですね。


ボール遊びにとりのこされる娘が、「ブランコ」と騒ぐので男2人で遊ばせて、ブランコへ。

それから、ケンケン・パーや、落ち葉広いゲームや、鬼ごっこ・・・。疲れが出てきたころに、雨がぱらついてくれて帰るきっかけにできました。少し運動しないと体力が続かない・・・・。


砂だらけの子どもたちをお風呂に連れて行って、私は、こっそり、昨日もらった「11月8日、総選挙の最終演説」ビデオをみることにしました。

昨日は「とても見られない」と思ったのですが、やっぱり、ちゃんと見て「自己分析」しようというわけです。

いや〜、相当力が入っていましたね。かなり緊張して、かなり体力消耗しているよな〜などなど、思うところが多々ありました。次に生かせるようにしたいです。


そのうち、お風呂からあがった子どもたちも「あ、おかっちゃんだ」、テレビのそばに。

「おかっちゃん、ちょっと怖い顔だよね」(私)

「ううん、かわいいよ」(娘)

「ほんと? どこがかわいい?」

「赤いお洋服」(娘)・・・・・


ビデオの最後、子どもをだっこした私の顔が、一番、リラックスした笑顔でした。



11月14日(金)

イラクで空爆再開の報道。なにかを始めなければ・・・

朝、綾瀬駅での宣伝に出かける前にと、新聞の1面にざっと目を通すと、イラクでアメリカ軍が空爆を再開するという報道。選挙が終わったとたんに、平和への意志が問われる局面が来ました。

 

イタリア軍も撤退の動き、混乱も戦闘も規模が広がるばかりの様相に、いらだちが募ります。

やはり戦争では何も解決しない、それどころか解決を遅らせるばかりではないのでしょうか。それでも日本は、アメリカを正しいといい続け、自衛隊派兵に突っ走ろうというのでしょうか。

アメリカ・イギリスが、イラク市民にそして国際社会に謝罪することが事態を急速に解決する道ではないかと思えて仕方ありません。

日本も戦争を間違っていると正々堂々といえる国になる時です。


今日はこの思いを街頭で20回にわたって訴えました。

署名も集めたい、もっとみんなの怒りを集める行動をしたい、もどかしい思いもわいてきます。

まだ声が本調子でないため、「声がかれちゃって、大丈夫?」と声をかけてくださる方もいました。 はい、大丈夫です! 田村はまた元気が日に日にわいています。


夜は、選挙中の田村智子事務所スタッフとささやかな「ご苦労さん」の集いをもちました。

最終日の最後の訴えをビデオ撮影されてしまい、その上映も「1回だけだよ」とOKしましたが、自分の演説をあとから聞くのも耐えがたいのに、まして見ることなどできなくて、終始顔をふせてしまいました。

息子の運動会のビデオを撮影して家で見ようとすると、涙を流さんばかりにいやがられたことがありましたが、その気持ちが初めてわかりました。


本当に多くのみなさんに支えられ、励まされ、時にいたわっていただいてこその12日間+αだったと、しみじみ思っています。

集いも2次会も、そんなしみじみとした雰囲気ではなく、笑いにあふれていました。政策への確信、全力でがんばったという思いが、みんな共通だったからこそ、こんなに明るく楽しい会になったのでしょう。

スタッフのみなさん、ほんとにお世話になりました。またいっしょに活動しましょう!



11月13日(木)

街頭での報告、やってよかった!

本音を言うと月曜日の北千住駅頭では、「多くの人たちが日本共産党に背を向けてしまった」という思いを払拭できずにいました。でも、今日街頭に出かけると、なんと多くの方々があたたかく手をふり、あいさつをしてくれたことか。

「日本共産党」「田村智子」と書かなかった人でも、「日本共産党があんなに議席を減らしていいはずがない」と感じた人がいるのでは・・・と思えるほど、街の空気のあたたかさを感じました。


中には、声をきいてわざわざ家から出かけて、宣伝カーまで足を運んでくださった方も。「ほんとにがんばってくださいね」「ほんとによろしくお願いしますよ」――選挙中の激励以上に切実な激励なのです。

私が元気に訴えることを待っている方々がいる、元気な姿をみせる時なんだと実感しました。

昨日、「明日いっしょに宣伝しましょう」と急きょ予定をいれてくれた鈴木賢市区議にも感謝です。


私自身にとっても、街頭からの訴えが必要でした。

最初のポイントでは何を言えばいいのだろうという迷いもありましたが、2回、3回とマイクを握るたびに、「思いが満ちてくる」感覚がありました。

さっそく明日以降も街頭にでかけることにしました。


気持ちも前向きに、子どもたちを迎えにいくと、娘が「今日も温泉がいい」と大騒ぎ。

昨夜は、私も夫も早めに帰宅できることになり、近所の「天然温泉」に家族で出かけたのです。娘は昨日一日、家でも保育園でも「温泉、温泉」と騒いでいたようです。

ただいま、子どもサービス期間中の我が家、本日はもっと近くの銭湯にでかけました。

2日続けての大きなお風呂、私もますます元気になれるでしょう。



11月12日(水)

久しぶりの自転車通勤再開です。

昨日の日中は体を休め、今日は朝から事務所に出勤しました。選挙直前から、車での移動の日々でしたので、自転車が少しきしみがち。ようやく「普通の人」になった気がします。

子どもとの朝の時間ももとにもどって、息子に「いってらっしゃい!」と元気に声をかけ、保育園にもさわやかに登園。母親としても普通の一日がやってきました。


事務所のメールをのぞいてみたら、選挙後の激励メールも届いていて、心があったまります。

昨日お会いした方は、「8月1日からの日誌をあらためて全部読みました」とのこと。嬉しい限りです。

HPを通じて支えてくださっているみなさんがいることを垣間見る思いです。


選挙での全力投球が思った以上に疲れを呼んでいましたが、明日は、4日ぶりに宣伝カーに乗ることにしました。声はまだハスキーですが、気力はだいぶ満ちてきました。

イラクの問題、年金への不安など、いまこそ黙っていてはいけないとき。消費税増税を許さない声は、どんなふうに町に広げることができるか、それをどうやって国会につないでいくか、早く多くの人たちと話し合い行動したいと心が動き始めています。



11月11日(火)

西伊興のみなさんと選挙戦を語り合いました。

センターとなっている集合アパートの1室は、笑顔とごちそうがいっぱいでした。悔しい結果でも、次への意欲をわきおこしてくれるひと時でした。

悔しいときほど、一人で思いをためこまずに、みんなで話をした方が前向きになれることを実感しました。


昨日も3ヵ所、「ご苦労さん」の集まりに参加しましたが、異口同音に出されるのはマスコミへの怒りです。

「自民VS民主」の報道の洪水、個別政策の自民・民主比較にあけくれ、誰が総理大臣がいいのかばかりを論ずる、これが国民主権の選挙といえるのか・・・・。

確かにそうなんです。だれかに「託してしまう」のでは、本当の国民主権といえないのに、政権選択さえすればいいかのような報道は、あまりに私たちの生き方とかけ離れているのです。


そんな話をしているとつくづく思います。

共産党をまったく選択肢にさえしない報道の洪水の中で、「日本共産党」「田村智子」と書いてくださった方々は、本当に熱い気持ちで、政治を動かしたいという票を投じてくれたのではないか・・・って。

そのみなさんともっと強く絆をもちたい、その絆を広げたい。


帰りの車中、ラジオでは「これから増税が襲ってくる」「そんなこと選挙中にはいってなかったのに」と、年金をめぐるやりとりが流れていました。

「いまさら何を!」「選挙が終わってからとりあげるなんて」と、運転中のTさんとしばし怒りを共有。こういう時も1人で報道を聞いているとイライラするだけで終わってしまうのに、話をする相手がいることでエネルギーに変えることができます。人のつながりのありがたさを、この数日、何度となく実感しています。



11月10日(月)

28,605人に書いていただいた「田村智子」、これが私の出発点!

力いっぱい訴えて歩いた(走った)12日間。

11月8日夜8時、最後の訴えが終わったとたんに、全身の力が抜けていくのがわかるほどでした。


東京13区小選挙区の当選は、民主党前職で9万票をこえました。自民党前職は8万8000票あまり。率直なところ、自分の得票の基準をどう考えたらいいのかわからないまま結果を聞きました。



大差はついていますが、これが私の最初の1歩として刻み込もうと思っています。

日本共産党の議席も大きく後退してしまいました。悔しいの一言につきます。


町に私のポスターが貼られたのは7月頃でした。

「田村って何者?」から始まった夏、それからのわずかな期間で、本当に多くのみなさんに支えて広げていただきました。この場をお借りしまして、心からお礼を申し上げます。

まだ頭がボーっとしていて、本格的に選挙戦の出来事をつづる気力がみちていません。とりあえず結果報告と一言のお礼にとどめます。


戦争をのぞむ人はいない、それでもイラク戦争に賛成した政党が過半数をとるのはなぜなのか・・・。

マスコミの「2大政党」騒ぎはなんなのか、なぜ「2大政党」でなければならないのか、「2大政党」になってくらしの何が変わるのか・・・。

政治をもっとくらしからみていこう、くらしを政治に照らしてみていこうと、大きな声で叫びたい思いです。


朝、北千住駅で仲間のみなさんと報告宣伝、何人もの人が声をかけてくださいました。結果が出てから初めて涙がこみあげそうになりました。訴えを届け切れなかった悔しさ、もっと何かができたのではという悔しさ。

でも、めざす社会、政治がある限り、くじけてはいられません。次の一歩へすすむだけです。