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2003年10月

10月27日(月)

くらしを支えるあったかい政治へ――私がめざすもの

 

○消費税増税はゆるしません。ふところをあたたかくして、景気回復の一歩を!

 自民党の政治は、大銀行には30兆円もの公的資金をつぎこみ、大企業には法人税を10%もひきさげてきました。

 でも庶民にとっては、ふところからしぼりとることばかり。このうえ、年金財源を口実に消費税増税など絶対許せません。

 大型開発の公共事業などやめて、社会保障の予算を充実させれば、年金の充実、医療費・介護保険の負担をかるくすることもできます。

 ふところがあたたかくなり、生活への安心が生まれれば、必要なものが買えるようになって、不況から抜け出す一歩はひらけます。

 

○これ以上、町工場や商店街をつぶさせない。

 規制緩和、生き残りを迫る競争、「構造改革」は、中小企業をつぶして大企業や銀行が資金を吸収することをすすめてきました。町工場も商店街も、日本の経済と下町のあったかさを支えてきた、社会の「宝」です。

 大型店の進出を野放しにしない、下請けいじめへの規制など、ヨーロッパの国々での当たり前な「ルール」をつくっていきましょう。

 地元業者の仕事がふえるよう、特別養護老人ホームや保育所などの増設、くらしが主役の公共事業をすすめます。


○残業がなくて当たり前の働き方で、働く人をふやす。

 1日8時間で仕事が終わる人、どれだけいるでしょうか。学校や保育園の行事は参加できているでしょうか。

 ただ働きのサービス残業さえ野放しの日本社会。フランスでは、週35時間労働を法律で決めて、雇用をふやしています。日本でも法律で労働時間をもっと厳しく規制して、ゆとりをもって働く社会にしましょう。

 少子化対策としても、子育て中の人だけ労働時間を短くするのでは不十分です。働く人全体のゆとりがあってこそ、子育て支援ができるのではないでしょうか。


○戦争への道を許さない。憲法9条つらぬく日本を。

 「2005年憲法改正」をめざす自民党。憲法9条が焦点です。

 戦争をしない、紛争を武力で解決しない、軍隊をもたない――憲法9条は世界から戦争の火種を消していく力をもっています。イラク戦争さえ正しいという政府にとって、憲法9条は目の上のたんこぶです。

 人間として、母親として、戦争をなくすために力をつくします。変えるべきは、憲法ではなく「アメリカいいなり」の政治です。アメリカとの軍事同盟を終わりにし、対等な友好条約を結ぶ、世界の国々と友好関係を築く努力をつくす――これが日本の平和を守る一番たしかな道ではないでしょうか。

 北朝鮮の問題も、「核兵器では平和はつくれない。国際的な信頼関係こそ平和の力。信頼をうるためにも拉致事件をはじめ、無法なテロ事件の究明と反省を」と、憲法9条の立場でこそ、毅然と交渉をすすめることができるのではと考えます。


 子どもたちの事件をみるにつけ、「もうければそれでいい」「力の強いものが勝つ」といわんばかりの、いまの国内外の政治のあり方が問われていると思います。お年寄りへの思いやりのかけらもない「年金カット」「医療費値上」、人間をもののようにあつかう企業の働かせ方・・・。

 いまの日本の政治にかけている「あたたかさ」「思いやり」「生命の尊重」をとりもどしていきましょう。


 

10月26日(日)

初登場の真っ赤なスーツ、身も心も燃えています!

おなじみの兵和通り商店会の朝市からスタート。

先月の朝市がテレビで紹介されたからでしょうか、今まで5回参加のなかで一番のにぎわい。

そのなかでも、真っ赤なスーツはやはり人目をひいたようです。(北千住のブティックで買った例のスーツです)

「智ちゃん!がんばって」のかけ声もいただき、元気と買い物袋いっぱいになり、いったん帰宅。

今日のお買い得は、ピラカンサの小さな小さな盆栽、650円でした。

 

公示前最後の日曜日、街頭宣伝、集会でのあいさつと、町の中を駆け回りました。

「新しい高速道路をつくらなければ生活できない、なんて人はいないでしょう。でも、消費税をあげられたら暮らしもお店も立ち行かないという方は、足立の町にも大勢いるのです!」――訴えにも力が入ります。

 

MXテレビが、青井での街頭演説を取材していました。ハンドマイクのワイヤレスの調子が悪く、まさにハンドマイクでの訴えになってしまいました。ちょっと格好やよくないかもしれないですね・・・。でも、大勢のみなさんが集まって、買い物途中の方も足を(自転車を)止めて聞いてくださって、訴えには力が入りました。

 

夕方事務所に立ち寄ると、激励の寄せ書きがふえていました。新しいポスターも堂々と貼られ、いよいよ本番らしくなってきました。

子どもの寝顔を見る日々ですが、とにかく覚悟を決めてがんばるぞ!

 

 

10月25日(土)

寒さと商店街の静けさ、歩いているうちに怒りがわいてきました。

土曜日の午後、商店街練り歩きで、「消費税増税反対」を訴えてまわりました。北千住の商店街からはじまって、6つの商店会を歩きました。

ところが、一部をのぞいてあまりの静けさ。宣伝隊が目立ちすぎるほどでした。

 

朝市でにぎやかな商店街も、閑散とした雰囲気。「7割近い店がなくなった」と和菓子屋のおかみさん。

歩いているうちに怒りがわいてきました。

いったいどれだけ商店を苦しめたのか、町をにぎわいを奪ったのか、不況をもたらした政治、商店街をつぶしていった政治、とりかえしのつかないことをしたのです。

 

一昨日、業者のみなさんの集まりで、80歳こえた方が訴えていたことを思い出しました。

「戦前から町工場をやってきたが、今が一番悪い。仕事がまったくない」

この苦しみにこたえるのが、政治の役割ではないのでしょうか。

「これ以上、商店街を町工場をつぶさせない、その声をあげていこうではありませんか!」

 

 

10月24日(金)

朝から暗くなるまで、街頭宣伝でフル回転!

でも、今日は区議さんの宣伝カーです。いつもつかっている宣伝カーは、本番用の化粧直し。「ド派手だよ」「かわいい」と、新しい装いには様々な声が。目立つことは間違いないようです。


朝の北風には震え上がりましたが、その後はぽかぽか陽気。公園のそばに車をとめての訴えでは、親子の姿もあって、「聞いていてくれるかな」と期待しながら訴えました。「憲法9条を変えて戦争への道を歩ませることは、絶対に許せない」と訴えると、若いお母さんがこちらを意識してくれたような・・・。

私は自分が母親になったとたん、とても涙もろくなって、どこかの子どもの事故、事件が報道されるだけで涙があふれそうになった時期もありました。

「戦争はやめて」「戦争はいやだ」、という思いが行動に変われば、日本の政治も変わるはず!


午前中の宣伝をおえて、区議さんがお知り合いの家に連れて行ってくれました。

着物の洗い張りのお店。店先の土間の隅に、半畳ほどの帳場台があり、奥の和室はかなり土間から高くなっています。昔のままの建物で、今も商売されている、絶対、このお店をなくさないでほしいという思いになりました。


午後6時30分、最後の宣伝を終わり、一週間以上ぶりに、保育園・学童に子どもを迎えにいきました。

4歳の娘は喜びでいっぱい、でも小2の息子は「どうせ明日もお仕事なんでしょ」といきなり不機嫌な顔。

家に帰ってからも息子の元気が今ひとつ、「おかっちゃんと遊べなくて寂しいんだよね」と声をかけたら、大きな目に涙がたまっていくのです。両手を広げて、こっちにおいでと合図。

いっぱい我慢しているんだろうな、いっぱい泣いていいよと、心の中でつぶやきながら、私の脚にだきついて伏せている息子の背中をなで続けました。



10月23日(木)

口がかわく! 公開討論会は緊張の連続でした。

スコールのような夕立、雷も、討論会の開催時間にはすっかりあがりました。

午後6時、会場の区役所庁舎ホールに到着。一番乗りです。


あとの2人の予定候補者がなかなかあらわれず、「みなさんに同時に質問項目をお知らせします」という主旨のため、うちあわせも本番直前になりました。全部で6問の質問項目。

公共事業、フリーター、消費税増税、「ゆとり教育」など、広範囲にわたるテーマです。ホールの壇上というだけで、緊張し、椅子に座ったとたんに口がかわいてきて、頭も少しフラッとするような気持ちになりました。


国会質問をする議員さんたちをみていたので、それを真似て、まず水をコップにそそぎ、一口ふくんで意見表明。他党の方との切り結びも少しはできたでしょうか。それにしても、3分間で意見をまとめる、その後は2分で反論・追加意見というのは、なかなか難しいものだと実感しました。

言いたいことがありすぎても、頭から抜けてしまってもいけない・・・。

さて出来はどうだったか。ご来場いただいた方からご意見を寄せていただけばうれしいです。


消費税増税に賛成か、反対かという質問は、「やった!」という思い。

もちろん、「反対」は私1人。争点になってきた実感があります。


フリーター議論も興味深いものでした。自民・民主の方どちらも、「青年に問題がある」というスタンス。就職難に苦しんだ挙句、フリーターにならざるをえなかった若者たちの声を聞いていないのでしょうか。正社員の新規採用をしようともしない大企業、一方で、派遣・アルバイトは増やしている、こんな理不尽なやり方をゆるせないという思いを、口調もきつく主張してしまいました。


とにかく終わりました。そして、これからが本当の始まりです。



10月22日(水)

雨の町工場、その静けさがきわだちます。

朝から暗くなるまでの宣伝、天気予報は雨のち晴れなのに、ずっと降られてしまいました。

午前中は千住の地域。雨のためか人通りもほとんどなく、町全体がひっそりとしています。なかでも町工場街、緑町の静けさには気持ちも沈んできます。

「緑工会」のゲートの通り、町工場が立ち並ぶ地域です。でも物音がしてこないのです。


「従業員をやとえなくて、社長さんが1人で機械を動かしている工場もあるのよね」と、大島芳江区議。

生き残れなければ仕方がない――そんな政治がどれだけ「ものつくり」の技術を奪ってしまったのでしょう。それで日本は本当によい社会になるのでしょうか。

つぶれた工場の後にはマンションが建ち、工場の音などでトラブルになることも増えているとか。あたたかい町が壊されていくことに、たまらない思いがこみあげます。


一日中の宣伝を終えて、集会で話をして(質問コーナーでは夫についても聞かれてしまいました。家事能力は私より高いことが日に日に証明されているこの頃です)、久しぶりに子どもが布団に入る前に帰宅しました。

ドアをあけたとたん、「帰ってきた!」と驚く子ども。4歳の娘は足にだきついて、「会いたかったよ」と熱烈歓迎。


晩ご飯のあと、昨日、障害者施設で買ってきたキャンドルをみせたら、いろとりどりの小さなハートや星に「食べられるの?」「おもちゃなの?」と興味津々の子どもたち。クリスマス用と思っていたのですが、一つだけ、火を灯してみました。

兄と妹、競い合って「ふーっ」と息をふきかけて消しては「もう1回」。

こんなことをしていて就寝時間が遅くなりました。ストレスがたまっているのか、なかなか寝付かない娘。働く母親のつらいひと時です。



10月21日(火)

焼きたてパンを明るい喫茶店でいただきました。


渡辺康信さん(都議会議員)といっしょに、社会福祉法人が運営する障害者の施設を訪ねました。

織物、キャンドル、放置自転車を洗って中古自転車にリサイクル、蛍光灯の部品作成など、出来上がった製品は確かなものでした。

なかでも焼きたてパンは、「おいしいパン」として近所のみなさんにも好評だとか。マロン・パイをいただきましたが、香ばしく、栗はなめらか、パイはさくさく!


施設の玄関横が喫茶店で、日当たりもよく、あたたかく明るい雰囲気にあふれています。お金の勘定など、パンを作った方たちが担当。「自分たちが焼いたパンを買ってもらうことで、顔つきも変わってきます」と施設長さん。


ここでは、就職相談・訓練もしているとのこと。ボードにずらりと並んだ名前は「就職して活躍している方」と、施設長さんの笑顔が輝きます。

不況で障害者のリストラもすすんでいるもとで、傷ついて施設にくる方もいるそうです。「まずは相談にのって、傷をいやすことから始める」とのこと。こういう活動が、社会全体に求められているように思えます。青年たちも就職活動でどれだけ傷ついているか。


小さなハートや星がたくさんついたキャンドルを買って、居心地のよい施設をあとに。

半月ほど前、ある集まりで聞いた話を思い出しました。自閉症の青年を母親だけで支えていて、地域のなかでも孤立しがちだというのです。今日訪ねた施設のことを知らせようと思います。

また、政治へのテーマがふえました。



10月20日(月)

アンケートにこたえるのも一仕事です。

今日は夕方までオフ。いくつか寄せられていたアンケートや、HPに書き込む予定の「政策文書」の作成にとりくむことにしました。

まずは娘をつれて保育園へ。部屋に入ったとたん、「この前公園でみたよ」「紙にお母さんの顔がくっついてたよ」と、何人かの子どもに話しかけられました。先週、お散歩の途中でポスターを見つけたようです。


アンケートもメールで届く時代です。NPO団体、同性愛者の団体など、それぞれの問題意識で設問されていて、回答はなかなか難しいものです。当事者でなければわからない問題がたくさんあることを知らされます。


性同一性障害が、つい最近、国会で正面からとりあげられ、戸籍上の性の変更を認める法改正まで行われましたが、率直にいって驚きました。当事者にとっては生きることも困難な、深刻な問題なのだと報道を通じて知りました。

それだけに、テレビなどで、いわゆる「おかま」を笑いのネタにしていることに違和感をもつになりました。深く心を傷つけられる人がいるのではと思うのです。


夕方、北千住の商店街にチラシを届けました。その途中、小さなブティックに、きれいな赤の服がチラッと見えました。気になって、北千住から引き上げる前にそのお店に入ってみました。

お店のマスター(と呼ぶのが一番ピッタリ)が、みたててくれた鮮やかな赤、深みのある紫、2着のスーツを買うことにしました。

試着の間の会話がじつに楽しかったです。ぽんぽんと言葉をかわし、選挙に向けてのアドバイスまでいただきました。


「デフレで大変、こういう小さいお店は、どんどんつぶれてる」と言いながらも、「よい品」に自身をもって商売していることが伝わるお店でした。

マスター、ありがとうございます。これで田村は一気に「目立つ」スタイルになれそうです。



10月19日(日)

日曜日の朝、子どもと別れるのがつらいのは母親の私でした。

先週の後半は、まだ子どもが寝ているうちに家を出て、もう眠っている時間に帰宅する日がつづきました。(これからしばらく、そういう生活ですが・・・)

保育園も学童も休みの今日も仕事、子どもたちはどんなふうに思っているのか少し不安でしたが、「いってらっしゃ〜い」と笑顔で送り出してくれました。

ちょっと拍子抜けして、ちょっと寂しく、出発したのは母親の方でした。


子どもたちが元気だったのにはわけがあります。

2人が赤ちゃんから3歳の3月までお世話になった保育園の「おまつり」に行くところだったのです。昨年までは私も皆勤賞で7年間。バザーの売り子や、お母さん&保母さん劇場で歌ったり、劇をしたり、楽しかったな・・・。


午前、足立生活と健康を守る会の総会に来賓として出席。受付で私も「入会申し込み」をして、会員としてもスタートです。

午後、街頭宣伝。住宅街や公園では、子どもたちが珍しがって集まってきました。なかの1人が「あっ、テレビでみたことある。本物だ」――ポスターでみていたのでしょう、それがテレビになってしまいました。

別の子どもは、いっしょに宣伝していた伊藤和彦区議が「東京13区予定候補の・・・」と私を紹介したら、「え!東京は23区だよ」

マイクを受け取ってから、笑いをこらえるのが大変でした。

また別の子どもたちは、私の演説するときの身振りをにやにやしながら真似していました。


いいですね、子どもたち。

楽しい「子ども期」をいっぱい過ごしてほしいですね。今、その年齢の時しか楽しめないこと、いっぱい。


夜、都営住宅のTさん宅での小集会。道路公団のことや、介護保険のことや、さまざまな話題をめぐって話ができました。

帰宅すると、また子どもたちは熟睡中。どんな一日をすごしたのでしょうか。


 

10月18日(土)

自民党の全面広告、「2005年までに憲法を改正します」の一文。

午前中の街頭宣伝を終えて、昼休みに新聞をパラパラとみていたら、小泉首相の大きな写真がまるまる1ページつかって登場。さすがにお金がありますね。全面広告が打てるとは・・・。


写真の大きさに比べて、文字は片隅に小さく並んでいます。総選挙にむけた政策です。スローガンを読んでいるようでしたが、途中で目が釘付けになったのが、憲法についての一文です。

なんのために、どんな内容を変えるのかは一言もありません。ふみこんだ「改革」をアピールしているのでしょうが、期限をきって、再来年に憲法を変えるというのは、これまでになかったことです。


憲法をめぐっては、「環境権を明記すべき」というような意見があることは知っています。しかし、環境問題などは、憲法を変えなくても例えば「健康で文化的な生活」の保障のなかなどに含まれると考えられるのではないでしょうか。

憲法を変えなくても、政府がやる気になれば環境問題への対策はできます。


いま、切迫した問題として憲法を変えなければできないことは何か・・・

「憲法9条を変えなければ、戦争に直接参加することはできない」、これだけではないでしょうか。

午後からの宣伝行動では、このことを訴えました。危機感が私の中にも急にわいてきました。戦争への道が現実のものとして迫ってくる、いま声をあげなければ、

とりかえしのつかないことになる・・・・。


選挙が近づくと、「ねえ、私たちに関わることなんだよ」と、道行く人みんなをつかまえて話したくなります。政策のチラシを読んでよ、意見があるなら声をあげようよ、傍観していたら何も変わらないどころか、とんでもない方向に流されてしまうよ。



10月17日(金)

自民党と共産党の激しい宣伝合戦になりました。軍配はどちらに?

竹ノ塚駅東口での街頭宣伝、私たちが6時からと決めてお知らせした後になって、5時半から自民党が同じ場所で街頭宣伝、しかも安倍晋三幹事長も呼ぶことが決まったと知りました。

事前の話し合いで、6時半まで自民党、その直後から私たちということになりました。ところが・・・。


安倍氏登場がすでに6時20分頃、私たちは6時前から延々と待たされることになったのです。

6時40分、やっと安倍氏の訴えが終わり、すぐそばに控えていた共産党の宣伝カーが駅にむけて動き出しました。「こんばんは!日本共産党です」のさわやかなアナウンスに、近くの喫茶店や駅前で待ちかねていた人たちがわらわらと集まってきます。


なかなか動こうとしない自民党の宣伝カーを追い立て、街頭演説が始まったのはもう6時50分頃でした。寒さの中、いつ始まるのかと待っていてくださったみなさん、本当にありがとうございました。


自民党の演説も聞いていただけに、「何言ってんだ!」と心でつぶやいていた思いをそのままぶつけて訴えてしまいました。

「改革の芽が出ている、なんて、誰が実感できますか?」(できない!の声)

「町を歩いたことがないのでしょうか。どれだけ中小業者が苦しめられているか、その声はまったく聞こえないのでしょうか」(そうだ!の声)


ところが、この訴えの最中に事件が起きたのです。

私たちの訴えを「面白くなく」聞いていた人がいたのでしょう、いきなり宣伝カーにかけあがろうとしてとりおさえられ、その20分後には、同じ男の人が宣伝カーにむけて何かを投げつけたのです。

どん!という衝撃音、すこし車がゆれるほどの勢いで投げつけてきました。

このとき、宣伝カーの前には区議のみなさんが立っていました。幸い人にあたらずにすみましたが、あとになって恐怖心がわいてきました。


投げつけられたものは、砂をいっぱいにつめこんだ紙袋だったそうです。十分、凶器になりえます。

暴力は大嫌いです。言論の自由を力で封じ込めようとすることには、断固立ち向かいます。

学生時代も、早稲田大学には暴力で言論の自由を奪おうとする集団がありました。私は、それを絶対にゆるせませんでした。


選挙を前にして、聞きたくない話を封じ込めようとする動きが強まるかもしれません。

私たちの民主主義への決意が試されると思います。



10月16日(木)

青年会議所の代表の方が「公開討論会」の説明にきてくれました。

どうやら他の予定候補者の方も「出席」するようです。どんな会合になるか楽しみです。


東京青年会議所足立支部の代表は、私と同じくらいか、私より若いのではというお二人でした。会社で働きながら、お互いの交流を深めたり、選挙に向けても自分たちの目で各予定候補者を確かめようと、企画したり、すごいことだなと思います。

当日は、主催者の質問に答える形で、各予定候補者が話すのだそうです。質問内容は当日、その場で知らせるとか。真剣勝負ですね、ますます面白そうです。


私は前回の参議院選挙でも比例候補者をやりました。その時、市民団体が主催する、小さな「公開討論会」のような企画に2度参加しています。

一つは「子育てNPO」の方々が企画したもの。まさにその場の質問にこたえるもので、大変面白かったです。

国会秘書として働いてきただけに、一応、その時々の政治の動きは知っていましたから、他の人たちには「うっとおしい」存在だったかもしれません。


今回は、国会議員をしていた方々との討論会ですから、どうなるでしょう。

わからないことはわからないとしながら、個人の意見を言うしかないですね。あまり頭でっかちにならずにのぞみましょう。


午後には、10人ほどが集まった小集会に参加しました。

そこで世界の消費税の話がもりあがりました。

足立区内の学校で、「世界の消費税」というクリアケースが子どもたちに配られたというのです。それでみると日本の消費税は最低ラインになっています。

消費税をあげようという世論作りを子どもを通してやろうというのでしょうか。


こんな国際比較は全く意味がない、というのが私の意見です。

だってフランス、大学学費はどうですか? 無料です。無料というだけなく、政府が学生の生活費を支給しています。秘書をしていたとき、教育費負担の国際比較をしようと思って、国会図書館に調査をお願いしました。

「フランスには教育費という概念がありません」という回答に、あ然、愕然。

「あえていえば、絵画教室など、学校以外の場での娯楽費が、教育費でしょうか」という説明に、日本とのあまりの違いにショックを受けたほどです。


北欧はどうでしょう。老後の生活は保障されているので、貯金をしなくていいというのです。

それに、消費税は食料品非課税という国がたくさんあります。

比較することが無理なのです。こんなごまかしは許せないではありませんか。ごまかしを暴くぞ!と力が入るひと時でした。



10月15日(水)

「朝日」の記事に???と首をかしげしまいました。

東京版なのでしょう。「総選挙の顔ぶれ」とかいうコーナーがあって、小選挙区の立候補予定者が各選挙区ごとに短文で紹介されています。私の名前もあって読んでみたら・・・。

「乳幼児医療費無料化などを訴え・・・」と書いてあるではありませんか。


この記事、少なくとも私の話を聞かずに書いていることはまちがいありません。

乳幼児医療費無料化を国の制度とすることは大切なことです。でも、私はこのことを話してはいません。東京都は小学校入学前まで無料にしていて、足立区では来年から所得制限もなくして、個々の家庭にとってはすでに「無料」なのですから。


「毎日」「読売」は、インタビューという形で直接の取材に時間をつくっていました。(どんな記事か、チェックしないといけないですね)。でも、「朝日」は、だいぶ前に写真をとりにきて、そのときに少しお話をしただけでした。

せめて、街頭演説をきいてほしいのに、と思うのは無理な要望でしょうか。


今日は、もう一つちょっといやな気分になった「事件」がありました。

街頭での訴えをしているときのことです。話を初めてすぐ、若い男性が近寄ってきて「子どもが寝ているからやめろ」というのです。

時間は午後5時前、しかもスピーカーが家を直撃しないように角度を変えたり、音量も「うるさい」と思えないように気を使っていました。何より、話を聞こうと集まってくださった方が何人もいるのです。

それを「やめろ」といって、警察にまで電話をしている――話を聞きたくないからのいやがらせに思えて仕方ありません。


私も母親ですから「子どもが・・・」と言われれば気にしてしまいます。

実際、まだ生まれてすぐの赤ちゃんはちょっとした音で起きてしまうことはありますから。でもそういう時は、「仕方ないな」と思うぐらい。抗議までしようとは思いません。だって、1時間もというわけではないのですから。


「どちらのお宅ですか?」と連れて行ってもらったらよかったのかな。などと考えてしまう「事件」でした。



10月14日(火)

青年会議所から「公開討論会」開催のお知らせ! 楽しみです。

各党が出揃うことを祈るばかりです。今年5月の足立区長選挙のときは、吉田万三さんはやる気満々だったのに、相手陣営(現区長さん)から欠席の連絡があったとかで、開催直前に中止となった経緯があります。

今度はぜひ、開催してほしいですね。有権者のみなさんにとっては、立候補予定者から直接政策を聞きくらべることができる場はほかにありませんから。


今日は早くに仕事をきりあげて、一家そろっての時間をとることができました。久しぶりに私が晩ご飯をつくり、隣の部屋では子ども2人と夫がボール遊びで盛り上がっていました。

こういう生活のゆとりが当たり前の社会にしたいなとつくづく思います。

残業しなければ仕事が終わらない、年休とったらまわりに迷惑かけてしまう、こんな働き方が当たり前では少子化はもっとすすむのでは?


我が家でも、私か夫のどちらかが保育園の「お迎え」に間に合えばいいという働き方です。保育園を出て買い物して、帰宅して食事をつくる、これは結構大変ではありますが、どうにかやってきました。

ある時、子どもが「家に帰ってもお料理とか片付けばっかり。全然遊んでくれない」と言われたことがあります。

その時はいっしょにお料理することで、問題解決となったのですが、はっとさせられる一言でした。


子どもといっしょに遊べる期間はわずか、もう少したったら、親離れするのでしょう。そのわずかな一時期さえも、子どもと過ごす時間が十分にとれない、「人間らしく働けるルールづくり」は、私の要求そのものです。



10月13日(月)

スコールのような豪雨のなか、外でマイクをにぎっていました。

午前中は汗が流れるような暑さ、それが昼からの雨、日本という国の気候の面白さを実感します。

こんな雨では外に出てくる人はいないだろう、いや、出かけていなければ家のなかで、私の話を聞いてくれるかも・・・と思いつつ、宣伝カーを走らせました。


演説ポイントには、一番ひどい降り具合の時に、カッパに身を包んだ方が3人も集まってくれました。傘ではどうしようもない雨、傘とカッパが必要だったんです。私もいっしょに車に乗った松尾かつや区議さんも、カッパを着こんでの宣伝です。

傘にはねかえる雨音の大きいこと、スピーカーから流れる声が聞き取りにくいほどでした。


ところが、次のポイント、次のポイントと向かううちに雨が上がり、青空さえみえてくるのには驚きました。見事に空気もいれかわり、冷たいくらいの風です。夏服をひっぱりだして着てきたら、夕方にはこの涼しさ。

演説を聞きにきてくださった方が、ウィンドブレーカーを貸してくださいました。「風邪ひいたら大変だから」とあたたかい心遣い。うれしいですね。


困っている人をみたら誰だって、なんとか手を差し出そうと思うものです。行動にうつせなくても、心の中では気にかけることが多いでしょう。

この当たり前な思いやりが政治にかけすぎていると、私は思っています。

不況で失業者が増え続けているときに、なぜ「リストラ応援」の減税制度があるのか、リストラにあう人がどれだけの不安をかかえるのか、どれだけ生活が大変になるか、まったく「思いやる」「想像すること」もないままに政治がすすんでいく――小泉首相が「痛みを我慢して」というとき、その「痛み」を本当に理解しているとはとても思えないのです。


ウィンドブレーカーはとてもあたたかく、濡れたあとの寒さを感じないまま宣伝を終えることができました。「思いやり」のあたたかさも身を包んでくれたように思えます。



10月12日(日)

朝市、雨で出遅れてしまいました。

朝6時過ぎの激しい雨、今日は朝市はないのでは?という連絡があったあとで、雨があがってしまいました。

「集まりましょう」と再度の連絡にあわてて身支度をととのえて出発。降ったりやんだりのあいにくの天気のなか、朝市行動です。


さすがにお店の数も、人出もすくない朝市。でも、お惣菜など前日から仕込んでいるので、中止するわけにはいかないのだそうです。買い物客が少ない分、お店の人と言葉をかわす時間がもてます。いつもは人だかりで、顔をちらっとみるだけのお店がたくさんありますから。


八百屋さんで「消費税の免税点が下がったら、こちらも大変ですよね」と話しかけると、「ほんとにどうにかしてほしいですよ」とご主人。「お客さんから消費税もらっていなくても、消費税払わせられるんですからね」・・・。

来年4月からの実施が決まっていますが、なんとかしなければと思います。


だんご、芋ようかん、きなこパン、ほっけの開きなど買い込んで帰宅。出かけるときに泣いてしがみついてきた娘が、「おかっちゃ〜ん、会いたかったよ〜」と歓迎してくれました。

朝食をとりながら「しんぶん赤旗」をひろげたら、昨晩の党首せいぞろいのニュース番組のことが載っていました。(リアルタイムで見ないといけないのですが・・・)小泉首相が「将来、消費税増税が必要なことはわかっている」と発言したとか。やっと本音が出ました。

「3年間はやらない」という言葉、消費税増税に反対するのかは立場をごまかして、あたかも「消費税増税はしない」と約束しているように聞こえます。中曽根さんの「大型間接税はやらないと言ったらやらない。私の顔がうそをつく顔にみえますか?」の発言を思い出してしまいます。


暗くなるまでの街頭宣伝でも、この小泉さん発言をとりあげて、消費税にたよらずに年金を支える道はあることを訴えました。選挙と暮らしとの接点をもっともっと報道してほしいと思います。



10月11日(土)

保育園の運動会、土・日の休日は今日でしばらくおあずけです。

園庭はすでに人がいっぱい。場所とりで昨晩から並んでいた人もいるとか。我が家はいつも、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりと気軽に動き回ってみているので、場所とりの心配もありませんが。


久しぶりに会うお母さんたちからは「ポスターみましたよ」と声をかけられます。「忙しいでしょ?」と気遣ってくれる友だちも。

半月ほど前は、「運動会やだ」「みんなが見るからいや」と言い張っていた娘、ところが、今日は朝からニコニコ。かけっこ、お遊戯など、とにかく嬉しそうに終止笑顔をみせていました。

こういう子どもたちの姿をみると本当に親としては安心です。保育園生活の楽しさが伝わってきますから。


保育所にお庭があるのは、やっぱり大切なことだと思います。

今、足立区内にどんどんふえているのは、ビルの一角、マンションの一角の保育所で、お庭はありません。国が定める「最低基準」に満たない保育所ばかりがふえているからです。

そういう保育所では、保育士さんたちが本当に苦労しながら、子どもたちへの保育の充実に努力されています。

でも、やっぱりお庭のある保育所になってほしいですね。


保育園の一日の生活では、たいてい午前中が「お散歩」で外遊び。でも、午後はお迎えの時間がばらばらなので、公園に出かけるのは難しいのです。午後もいつでも外で遊べるためには、お庭が必要。

砂場など、小さな子どもを安心して遊ばせることができるのも園庭のよさです。夏には泥んこや水遊びも。


「預けるところがあればそれでいい」という安上がりな保育対策には、心底怒りを覚えます。子どもの成長のために、予算をケチケチするなんて最低の政治です。



10月10日(金)

国会解散! さっそく田村智子事務所開きがありました。

午後6時、人があつまりはじめました。4月まで働いていた国会からも、元同僚の秘書のみなさんからすてきなお花がとどき、メッセージカードには懐かしい名前がつらなっていました。解散のあわただしいなか、みなさん、本当にありがとうございます。


足立の町からも次々に事務所前に集まっていただき、いよいよ選挙という熱い雰囲気になってきました。

100人をこえる(150人ぐらいでしょうか)方々を前にして、決意表明。みなさんの真剣なまなざしを受けて、思いをこめて訴えました。

わずか3〜4万円の年金をけずって、「物価が下がっているから」と開き直る冷たい政治、「物価が下がって生活が楽になったという人がいるでしょうか」と訴えると「そうだ!」の声があがりました。


年金保険料を巨額にためこみ、株を買って大損したり、豪華な施設をつくって経営破たんさせたり、それで喜ぶのは株を買ってもらった大企業と大手のゼネコンだけではないですか。

ためこんだ積立金のほんの一部をくずせば、4月からの年金カットは必要なかったのですから、全くひどい政治です。


年金の不安をあおっておいて、「将来は消費税を上げなければダメだ」と主張する民主党。これが野党なのか、自民党のいえないことを主張して、「これが責任ある態度」と開き直る、政治がどんどん国民生活から離れていくように思えます。

消費税増税も年金カットと同じ影響をあたえるだけではないでしょうか。


くらしを応援する立場で、年金をどうしていくか考えれば、いくらでも方法はあるのです。税金のムダ遣いを徹底的になくす(大型開発事業、軍事費、政党助成金などなど)、ふところのあたたかい人に税金を多く納めてもらう(だって金持ち減税ばかりすすめてきたのですから)、そして、青年など失業者への対策をきちんととって保険料を納められる人を増やす――国民の側からみれば、これは当たり前な道ではないでしょうか。


当たり前の声をどこまで広げることができるかが勝負だと思います。

聞けば、夜7時のNHKニュースでは、解散後の各党党首へのインタビューで日本共産党だけはずされていたとか。マスコミの報道とのたたかいでもあります。


この数日、沖縄返還闘争での瀬長亀次郎さんの演説として伝えられている一説がしきりと胸にうかんできます。

「このセナガひとりが叫んだならば、50メートル先まで聞こえます。

ここに集まった人びとが声をそろえて叫んだならば全那覇市民まで聞こえます。

沖縄の70万人民が声をそろえて叫んだならば、太平洋の荒波をこえてワシントンの政府を動かすことができます」

 

絶望的な圧制さえも動かしてきたのは、一人一人の声だった、どれだけ声をあげる人が広がるか、それが政治を変える力です。


 

10月9日(木)

日本共産党の総選挙政策が発表されました。

午前中はこの政策の学習をと「しんぶん赤旗」とにらめっこ。「大企業の応援から国民のくらし応援へ」という太い柱が貫かれています。


活字とのにらめっこの最中に、事務所に来客。以前取材にきた読売新聞の記者さんでした。

いよいよ解散ということで、各新聞社からの連絡もふえました。インタビューでは、子どものことで話に力が入ってしまいました。

くらしの問題が深刻なので、街頭からの訴えではなかなか子どもをめぐる問題の話ができません。でも、私の大きな関心は子どもの問題にもあるのです。

 

保育園まではそれぞれの年齢(月齢)によって、「このときの身体の発達の段階、特徴は? 心の発達段階は?」ということが中心にあって、保育の内容の土台が決まっています。

ところが学校に入学したとたん、その年齢の発達段階ということがどこかにいってしまうのです。小学校低学年の子どもが、週に2回程度の体育しかないなんておかしいと思いませんか? 身体の発達を考えれば、毎日、なんらかの運動は必要ではないのでしょうか。

保育園では、はだしが足の発達にいいと、はだしで遊ばせるのに、学校に入ったとたん、一日中靴をはいていなければならないのもおかしいと思います。


心の発達もそうです。絵本の読み聞かせをしていても、その子ども時代にしか味わえない絵本の楽しみ方があることに気づきました。

字が読めない時の子どもは、とにかく絵本の絵に見入ります。そこから何を発見するでしょう。

私は絵本を手にとってまず字を追ってしまいます。字が読めない時の絵本の楽しみ方は、その時にしかできないことです。


そんなことまで、つらつらと話してしまいましたが、どんな記事がいつ掲載されるのか聞くのを忘れてしまいました。

話しているところを写真にとられもしたけれど・・・、不安と期待がいりまじりますね。



10月8日(水)

花畑団地は緑がいっぱい、でも人は・・・

午前中、足立の北部をまわりました。伊藤和彦区議といっしょに町をまわると、次々に声をかけられます。「伊藤さんにはほんとにお世話になったんですよ」という声も何人もの方からお聞きしました。

共産党の区議のみなさんが、親身に困り事の相談にのっていることがわかります。


埼玉県との境目に広がる、公団住宅、花畑団地。私が生まれた頃に立てられた団地群です。5階たてのしっかりした建物、でも古いだけにエレベーターがありません。5階までのぼると息がきれてしまい、「これは大変ですね」と思わずつぶやいてしまいます。

「住んでいる方はお年寄りが多いけれど、足腰きたえているんだって、みんな健気に言ってるんですよ」と伊藤さん。

でも、お年寄りの方が子どもの家に移り住んでいくケースも増えていて、空いている部屋が目につきます。


リフォームや建替えが必要な団地は、いま「再開発」のターゲットにされてしまい、住民のみなさんもどうしたらいいかを決めかねることが多いようです。住みやすくするためにエレベーターをつけたり、外観をきれいにしたりとのぞんでも、それで家賃が跳ね上がってしまっては、やはり住み続けることは難しい・・・。

住んでいる人の立場で、建替えやリフォームが進めばいいのに、今や公団を管理する「公社」は、「都市基盤整備公団」と名前までかえて、次には完全民営化まで狙われているのです。

失業や就職難で住まいをどうするか困っている人が増えているときに、公的に住宅を提供することは必要なはずなのに。


5階まであがって老人会の役員の方を訪ねたら、「コンピューターを始めた」という話になって驚きました。他の県に住む釣り友達とメールをかわすこともあるとか。「私のHPも、お時間あるとき見てください」とアピール。新しいことに向かっている方に出会うと、なんだか元気をもらえます。

チャレンジの気持ち、あきらめない気持ち、前向きの気持ち、ここから問題を解決する道もみえてくるように思います。



10月7日(火)

健康診断も、まずまずの様子。思い切り活動できそうです。

選挙後に予定をずらそうかな、という気持ちもありましたが、予定通り午前中に健康診断を受けました。


朝の駅頭宣伝からすぐ移動したので、だいぶ早くに病院に到着。しばらく読書(推理小説ですが・・・)でリラックス。

病院の職員のみなさんがてきぱきと動いているのが伝わってきます。

病院で働く友人が何人かいますが、みな、とても大変な仕事で休日はとにかく眠らないと体がもたないようでした。入院施設もある大きな病院になるほど、「過労」になりがちで、なんとかならないものかと思います。


「効率」「経営」を最優先するよう求める行政、でも、それで患者さんを大切にした医療ができるのかなと思います。

私も高校生の時に入院の経験がありますが、ちょっとしたおしゃべり、気遣いで、どれほど心が和むかを実感しました。採算だけを追求するような医療ではなく、どうしたら、治療中に患者が人間らしく生活できるかも考えるべきではないのかしら。


そんなことを考える余裕もなかったのが、胃のレントゲン。これがなければと、思ってしまいます。

「はい、残ったバリウムを全部飲んでください」の声に、「えっ! 全部ですか?」と思わずつぶやき、げっぷが出そうになるのをこらえて飲み干しました。昔より飲みやすくなったのだと聞いていますが、それじゃ、昔はどんな味だったの?と恐れを感じてしまいます。


健康チェックのために受ける苦労ができるだけ軽くなるよう、これからも、医療の進歩を願わずにいられません。



10月6日(月)

公明党・民主党の現職議員さんといっしょにスピーチしました。

東京土建足立支部のみなさんが、総選挙が近いということで、執行部の会議に各党の足立区内での立候補予定者に案内をだしてくれたのです。もちろん、案内にこたえて、ドキドキ・ワクワクの思いで参加しました。

 

かつては選挙となれば、立候補者がそろって演説する「立会演説会」というものがあったのです。私も小学生の頃、父親につれられて何かの選挙の立会演説会をのぞいたような記憶があります。(両親に話したら、それは開票の様子を見に行ったんじゃないの?と言われましたが・・・)

選挙の争点を、同じ場所で論ずることができるというのは、有権者にとってとても有意義なはずなのに、相次ぐ選挙法の改悪でなくなってしまったというのです。

 

今日の会合は、土建のみなさんの会議の「前ぶり」で、1人5分ずつですから、ほんとに一言政策について話しただけでした。それでも、建設国保をこれからどうするのか、今度の選挙での訴えは何かなど、それぞれにコンパクトに打ち出していたのではと思います。

本当は、政権党の公明党など、真っ向から批判したくなるところですが、場所が場所だけに控えめに、行間にこめた批判にとどめました。

 

こういう機会がもっとあるといいのに。

帰宅すると、ニュースステーションでは、菅さん・小沢さんがセットで出て、「官だ」「民だ」と、主張していました。「それで暮らしはどう変わるの?」と問い掛けたくなります。「民」だったらなんでもいいのか、「民」の人たちが「消費税をあげろ」と大合唱してるじゃないですか!

 

テレビを見ていた夫に「明日は共産党特集でもしてくれるのかね?」と思わず皮肉な一言をもらしたら、鼻で笑われてしまいました。でも、そのくらいやらないと、選挙の公正も保たれないのではないでしょうか?

 

腹を立てながら布団をみると、兄の上にバンザイポーズでのっかって眠っている妹の図。

2人とも熟睡しているとはいえ、これではお兄ちゃんがかわいそう。娘の両腕をもってひっぱって布団の上にもどすと、眠ったままとっても嬉しそうにニヤ〜と笑ったのです。もう一度ひっぱってみたら、またニヤ〜。目が覚めているの?と、ほっぺをつついても反応なし。

眠ったまま心が通い合ったのかしら。なんだかあったかい気持ちで眠ることができました。

 

 

10月5日(日)

NHKのテレビ討論、民主党の主張にあ然としました。

総選挙が近いということで、各党の政策担当者が出演。選挙で訴えていくことは?と聞かれてのことです。

「大型開発の公共事業から、医療・年金・介護などの社会保障に予算をまわす」


えっ、共産党じゃないよね、民主党だよね、と一瞬確認してしまいました。

1996年の総選挙以来、日本共産党がずっと主張してきた政策です。

「50兆円の公共事業、20兆円の社会保障、これは逆立ちした予算だ」「社会保障中心の予算に切り替えよう」と。

これがいまや国民世論なんだとあらためて実感します。そう、すべての政党が公共事業について、何か一言言わなければならなくなったのです。

よいことは政党の枠をこえて進めましょう、必ずやりましょうね、民主党さん。


その後の討論が気になりつつ、テレビを途中で消して仕事に向かいました。

秋の日曜日、日本共産党の後援会が準備してきた地域まつりをまわりました。青井地域の「青空フェスティバル」、千住大川公園の「青空まつり」。

ミニミニ鉄道、トーマスにのれるコーナー、子どももいっしょだったら喜んだだろうな。

おしるこを食べたり、佃煮を試食したり、来年はぜひゆっくり参加しようと思います。



10月4日(土)

義母の3回忌、朝6時過ぎに家族そろって大阪へ出発しました。

子ども2人もぐずることなく起きて、まるで行楽という雰囲気。でもさすがに新幹線の中では、みんなして眠ってしまいました。


一昨年の11月に他界したお義母さん、息子が生まれる頃には入退院を繰り返していました。肺の血管がつまり機能が低下、終日、鼻から酸素吸入をする生活でした。苦しそうに肩で息をしていた姿が見ていてつらかったです。


いま、同じように自宅で酸素吸入をしている人が医療費負担が重くなり、酸素ボンベの購入を控えているという報道。なんてひどい政治なのでしょう。「上限はあるのだから、上限を超えればお金は返ってくる」と、医療費値上法案を審議したとき、坂口大臣は繰り返しました。

でも、一度、全額負担するのです。どうやって全額負担の資金をつくるか、貯金をくずせ、借りて払えというのでしょうか。


法事をくり返し経験して、神妙に正座をすることも自分からやっていた息子。和尚さんの読経のあいだ、足をくずさずにがんばっていました。

「もう終わるかと思ったら、また同じところにもどるんだもん、もうだめかと思った」と、話す姿が頼もしく思えます。


子どもと夫は大阪に泊まり、私は夜遅くに1人帰宅しました。

いつもにぎやかに子どもと話している家、久しぶりに1人になると、一言も声を出さないままに就寝となりました。

隣に子どもの姿がないのはなんとも頼りないものですね。



10月3日(金)

たった一日の審議でテロ特別措置法案の採決なんて!

朝、ラジオで国会中継を聞いて、夕方のニュースでもう「衆議院通過」の報道。こんな審議の仕方があるでしょうか。

アフガニスタンでのアメリカ軍の行動を支援するといって、インド洋に出動している自衛隊。ところが、イラク戦争への加担もしていたことがわかっています。


アフガン攻撃もテロへの対策になったといえるのか、アフガンの混乱をどうみるのか、ましてイラク戦争に法律違反をして加担していたとなれば、大問題です。ところが、批判の声をすべて「テロを支持するのか」とまったく問題をすりかえる小泉首相、これが一国の首相の見識かと情けないやら腹が立つやら。


「テロは許せない」、これは一致点です。問題は、テロという暴力を「どうやってなくすのか」「どうやって罰するか」です。

暴力を武力で罰してはいけない、それでは問題の解決になりない、という意見に聞く耳をもたない小泉首相。「イラク戦争は国連憲章にもとづいている」「正当な戦争」とくりかえすばかりです。


それでは、小泉さん、イラクの子どもたちになんというのですか?

「あなたたちは死んでも仕方なかったんだ」「手足をもがれても仕方がないんだ」「家族を殺されても、友人を奪われても、これは必要な殺人だったんのだから」と言えるのですか?


これ以上の犠牲者を出さないでという声は無視をする、許せないのです。

「戦争をしてはいけません」「戦争をみとめてはいけません」「戦争に手をかしてはいけません」

松谷みよ子さんが童話に描いた母親のように(「本と!」のコーナーをぜひみてください)、声をあげつづけようと思います。



10月2日(木)

秋とは思えない日差しのもと、晩秋の衣装で撮影です。

10月10日解散、11月9日投票で総選挙の動きが強まるなか、様々な準備が必要になります。その一つが、政見放送。


小選挙区の候補者一人一人がよくある政見放送のように演説することは、これは時間的に無理。そこで政党が自作できることになったのです。その他の選挙ではNHKでパターンのきまった方法で収録するのです(私は参議院選挙にも立候補したことがあるので、これも経験しました)。


代々木公園で東京の小選挙区予定候補者25人が勢ぞろいしての撮影。「はい笑った顔でお願いします」「今度はまじめな顔で」とやるのですが、日差しがまぶしくて目をあけているのもちょっとつらいほどでした。

撮影の合間では、それぞれの地域の状況を情報交換。なかなか楽しいひと時でしたが、はきなれない靴で、足は痛くなるし、暑いし、疲れました。


事務所にもどって、夜の学習会の準備。テーマは「有事法制と自治体」です。

6月頃、一生懸命勉強したことをもう一度整理したり、新しい資料をさがしたり、時間と勝負での準備でした。


学習会には、青年のほか高齢の男性が参加されていました。意見交流の中で、この方が「二・二六事件」から、いわゆる太平洋戦争の勃発まで最前線で戦争への道を見てきた方だということがわかりました。

「二・二六事件の頃と、今の状況がよく似ている」というつぶやきのような言葉に、はっとさせられました。

マスコミが「有事法制が必要だ」といわんばかりの、北朝鮮問題のとりあげ方。

首相が、「憲法9条を変える」というとんでもない発言をしても、大きな問題としてとりあげられない。

戦争に協力してもしかたがないかのような動き。


その一方で、戦火の沖縄をとりあげたテレビドラマが、大反響をよんだという報道。戦争の歴史を風化させてはいけないと、決して過去のことにしてはいけないと思います。

このHPの絵本紹介のコーナーで、松谷みよ子さんの「きつねとたんぽぽ」という1冊を紹介していますが、

1970年代、幼年向けの本にも「この前の戦争でね」と、母親が子どもに語りかける場面があります。

「この前の戦争」というほどに生々しい戦争の記憶、他人事にしてはいけないのです。


イラクでは、アフガニスタンでは、パレスチナでは、いまも子どもたちが銃剣におびえて目を見開いているのです。民間人の自動車が米軍によって銃撃され、被害にあった幼い少女が横たわる写真が、数日前に新聞に掲載されました。

今もなお、世界のどこかに戦争があるという事実、戦争をなくすために声をあげつづける、決して戦争をゆるさない、人間として母親としての責任だと思っています。



10月1日(水)

日本武道館の舞台で元気にスピーチ、でも内心は・・・

心臓の鼓動が耳に響くほど緊張していました。まぶしい照明に目がくらみ、実は頭がクラ〜ときて「まずい、貧血起こしそう・・・」と、あせっていたのです。

早く自分の順番になってほしいと、できるだけ楽な姿勢で立つことにしました。まっすぐ立っているというのは、難しいものですね。


なんで日本武道館なのかというと、東京都の日本共産党の大演説会があったのです。

衆議院に立候補予定している25人が1人1分以内でスピーチできることになって、ぶっつけ本番での約30分になったわけです。


私の一言は――

「下町足立、一流品を送り出すものづくりの町」です。

お店に並んでいるカバン・靴・アクセサリー、道をいきかう自動車やバイク、

この町のあのおじさん、おばさんが作ったんだよ、と子どもたちにも教えたくなります。

値段だけではない、ものの価値を肌身で教えてくれる、それが町工場、下町の宝です。

大企業がもうければそれでいいと、町工場をおしつぶしてきた政治、絶対にゆるせません。

働く権利、優れた技術を守ることこそ、政治の役割ではないでしょうか。

足立のみなさん、下町の底力で世直しの大波を起こしていきましょう」


会場いっぱいの約1万人の参加者のどこに足立の人たちがいるのかをみながら、熱烈に手を振って元気いっぱいになりました。


ところで、待ち時間に衆議院予算委員会のテレビ中継をみていたのですが、アメリカの単独の軍事行動を批判する国連事務総長の演説をめぐって、志位委員長がすごい迫力で質問をしていました。

アメリカ批判めいたことは一切口にできない小泉首相、これでは世界から孤立するのは日本になりかねないと、つくづく思いました。

見ている間は、「何言っているんだ」「答えていないぞ」など、思わず声をあげてしまうほど、あきれた答弁でした。