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2003年8月 |
8月31日(日) 夏休み最終日、夜になってあわてる母親でした。 長い長い夏休みの最終日、宿題をとっくにおわらせていたのが息子、ところが2学期の準備をしていなかったのが母親の私です。 「明日の準備しときな」と夜になって声をかけ、そういえば持ち物はなんだっけ?とプリントをひっぱりだすと・・・ 「ぞうきん2枚」の文字。あらら、またやった。つくっていませんでした。 それにしても長いですね夏休み。私の出身、長野県では夏休みは7月28日頃からお盆明けまででした。あっという間です。 それが、7月20日前から8月いっぱいとは。夏休みの初めにあったことなど、とても昔に思えます。たとえばヤゴがトンボにならずに死んでしまったことなど。 夏休みの大事件だったのですが、もう息子の記憶も薄れ始めているようです。 息子の宿題のあとは、母親の宿題・・・。 今朝から用意していればよかったのですが・・・。日中は予定があり、夏休み最終日だからと、夕方は遅くまで子どもと遊んでしまいました。 楽しかった夏休み、エネルギーをいっぱいためて、明日から元気な子どもの姿がみられるといいですね。 たっぷり休養のあとは、朝から夜までフル回転! 遊び疲れ気味の子どもを保育園へ連れて行って、気分をきりかえて「仕事」です。 まずは、学校の先生方の集まりであいさつ。小学生の子どもを持つ母親として感じていることをおりまぜて話しました。 国会で秘書として、教育分野を担当していたときから、文部科学省がおしつける教育行政には度々憤りを感じてきました。 昨年子どもが小学校に入学し、母親として、低学年での「つめこみ」に驚きました。 漢字を習い始めてすぐのことです。音読の宿題に息子が、涙を流して、「おれはバカだ」と自分の頭をたたき始めたのです。 それは、「一つたたけば こぶたが一ぴき 二つたたけば こぶたが二ひき・・・」と、一〜十までつづく短い文章です。 私は、この内容にあきれ、怒りがわいてきました。 ひらがなをならい、文字というものを知ったばかりの子どもに、一つの文字でいくつもの読み方があることを、いきなりおしつけるなんて! 「一」を「ひと」「いっ」「いち」と読ませることの大変さを理解していないのでしょうか。 息子は保育園の年長組で、線をなぞってひらがなを習う「ワークブック」をやっていました。入学前の3月に、「ワークブック」を持ち帰ると、しばらくお絵かきの感覚で楽しそうに「ワークブック」を広げていたのです。 文字に興味を覚えはじめたときは、漢字を「つくる」ことに夢中になったりもしました。世の中にありえない漢字の数々、それは、いまの時期にしか書けない文字で、子どもの発達のおもしろさを実感したものです。 それなのに、この教科書はなんなんだ! いきなり、漢字が子どもたちに襲い掛かってくるようで、子どもたちを困らせ、勉強嫌いにさせようというのか! 息子の音読の宿題は「やらなくていい。教科書が悪いもの」と、私がやめさせました。 担任の先生にもこの「事件」を連絡帳につづって知らせると、理解してくださいました。そして、教える側にとっても大変な困難があることを伝えてくださいました。 そんな思いをぶちまけて、「子どもの発達」「子どもの最善の利益」を真ん中においたら、教育はどれだけ変わるだろうと話しました。 「子ども期」を大切にする、いまこの時にしかできないことが、子どもにはたくさんあるのです。 小学生もそうですが、思春期を迎える中学時代、自分の心と体の葛藤をもっと大切に、友人との様々な体験も一番必要であろう時期になぜ受験が中心なのか。 高校生、これから大人になる最後の「子ども期」に何を学び、どう成長するのか・・・。 次のステップのために我慢する時期ではなく、その時を充実して過ごしてこそ、人間の成長があると思うのです。 日本共産党国会議員団で長く文教委員会を担当してきた、山原健二郎さん(高知県選出の衆議院議員でした)。 山原さんは、最後の国会質問のしめくくりに、「学校は劇場である」という言葉を紹介しました。恋人に会うようにわくわくして通う、毎日何がおこるかと楽しみで仕方ない、それが学校の姿であるべきだ、それを、文部省が「教育改革」だといって、どれだけゆがめてきたかを万感こめて訴えておられました。 子どもを真ん中にして教育のあり方を問い直すと、本当の教育改革がみえてくるのでは、そう思います。 8月29日(金) 海・太陽、最後に夏休みらしい休日です! 茨城・大洗海岸での1日でした。波が荒くて、引き潮で、足元も石だらけで、泳ぐことはできませんでしたが、子どもたちは波がザブーンとくるだけで大喜び。水の冷たさもなんのその、いつまでも波とたわむれていました。 こんな楽しい一日でしたが、ニュースは大阪の児童殺傷事件の裁判という、なんともやりきれない内容一色。 この事件が起きたとき、私は大阪選出の石井郁子衆院議員の秘書でした。 ちょうど国会の委員会の最中で、昼休みになってニュースをつけたら事件の報道でした。死者が増えていくニュースに、涙がとまりませんでした。 すぐに大阪の地元事務所に電話をして事件を伝え、その後の行動を相談しました。 あの時のなんともいえないやりきれなさを、遺族の方々、けがした子どもたちと家族の方々、心に傷をおった子どもたち、みんな抱え続けているのでしょう。犯人の言動をみるにつけ、愛されたことがないのだろうか、なぜこんなにも感情・思いやりがない人間になってしまったのかと、思わざるをえません。 家族で楽しい1日をすごしただけに、家族の絆を断ち切られた理不尽さが胸に迫ります。 8月28日(木) 朝7時30分から北千住東口で、パンフレットを配って宣伝しました。 この日、少し寝過ごし新聞をちゃんと読まないで出かけしまいました。いっしょに行動した鈴木秀三郎区議が、今日の「しんぶん赤旗」を掲げ、「来年度、また年金をカットすることを厚生労働省は決めました」と訴えに、「なんということか!」と憤りながら宣伝しました。 この時期は「概算要求」といって、各省庁が予算編成にむけての方針を決め、財務省に要求する仕事をしています。 今年の予算の「概算要求」では、「年金支給額をカット」することを厚生労働省はもりこんでいませんでした。財務省との折衝のなかで「カット」を決めたのです。ところが来年度にむけては、自ら「カット」方針を出してしまうとは・・・。 年々、庶民の声が政治に届かなくなっていることを感じます。 さて、この宣伝のあと、私はお休みをもらいました。この夏休み、まだ1度も家族そろって遊びに行く機会がなかったのです(お墓参りで遠くまで出かけましたが)。 お盆休みは夫は出張だったため、母子3人でしたし。 9月・10月の連休は、とても出かけるなどできないでしょうから、思い切って1泊で海に出かけることにしたのです。 母親と遊ぶ時間が短くなり、ストレスがたまり気味の子どもたち(ストレスは私の方か?)。 幸い、雨もふりそうになく、楽しく遊んでこようと思います。 8月27日(水) メール開通! HPからやっと「工事中」が消えました。 重ね重ね、針谷みきおさんに感謝です。時間とともに、部品もさまざまにご提供いただきました。 あとは使いこなすだけなのですが・・・。 HPは、やはり双方向でないといけません。お立ち寄りのみなさん、ぜひ足跡を残していただきたく、メールお待ちしています。メールがたくさん届いて、意見・質問がよせられるようになったら、HPでも紹介していくコーナーを作る予定です。 今日は大きな日程が2つありました。 その1 足立区内の建設関係の事業所でつくる協議会のみなさんと懇談しました。 日本共産党足立区議団がよびかけて毎年、懇談の場をもつようになったということです。今では、区議会の各党と懇談するようになり、区政に意見を反映する場ができたことをとても歓迎していることが話されました。 不況の影響で、この数年で加盟事業所は半減に近いというお話には驚きました。それだけに「区の公共事業を地元に発注を」という要望は強いものがあります。しかし、一方で「仕事がとれても大変」という状況が。役所が「予定事業費」として算定した額から、2割は削る、削らなければ仕事がとれない、これが人件費削減につながってしまうというのです。 仕事をするからには利益を得るのは、本来は当たり前のこと。それなのに利益を得てはいけないかのような競争が起こってしまい、赤字になるぎりぎりという状況。先月、足立区の土建組合、労働組合が企画した「公契約条例」のシンポジウムを思い出しました。公共事業で働く人たちの適正賃金(生活が成り立つ賃金)を求める条例をつくろうという内容で、大変勉強になったのです。 この問題、入札制度のもとでどうやって実現していくか、ぜひ検討したいと思っています。 その2 東武バスへ要請 23区のなかで交通過疎地域ともいえる足立区。バスは区民の生活の足です。 区議団のみなさんも地域の声をよくきいて、バス路線の改善にむけて日常的なとりくみをしています。今日は、その要望をまとめて東武バスに要望に行きました。 井上美代参議院議員も、地域の要望実現のために同行。うれしいことです。 東武バスとの事前のうちあわせで、「新路線の要望は、地図にかきこんでほしい」ということになりました。 伊藤和彦区議からは、「地域の人たちと地図をかこんで、『ここに通ってほしい』『郵便局をとってほしい』など出た意見を全部もりこんだ」「いや〜楽しかった」とお聞きしていましたから、この意見が活かされたらと願う気持ちが強くなりました。 松尾かつや区議は、「一日5本」という路線の改善運動に地域の方々ととりくんでいます。東武バスの担当者も「どうにかしないといけないと思っています」。私からも、「署名がひろがっているので、後日受け取っていただきたい」とお願いすると、「わかりました」とのこと。増発、なんとしても実現させたいですね。 東武という大企業相手の話し合いですが、大変、ていねいに応対していただきました。 東武鉄道は、バス部門を分社化して切り離し、2割も賃金カットをしたそうです。率直にそのことも話してくださいました。分社化、子会社化による賃金カット、退職金カット、国会で働いていたときに関わっていた問題です。採算性だけで路線をきりすててきた鉄道・バス。それでいいのか、人件費を削れるだけ削ることは、安全性との関係でどうなのか、などなど、考えさせられます。 8月26日(火) 駅での朝宣伝12年という橋本ミチコ区議と、梅島の駅に立ちました。 7月後半から始まった朝宣伝。今日は、梅島駅前に朝7時につきました。 いっしょに私のパンフレットを配って宣伝してくださったのが、地域の日本共産党のみなさんと橋本ミチコ区議です。「まだ夏休みなのかしらね、人があまり通らないわね」とのこと。 人の流れの切れ間では、橋本さんと言葉をかわすこともできました。「いま通った中学生、小学生の頃からここで見ているのよ。なにしろ12年やってるわけだから」――すごいですね。いつもは、週1回発行しているご自分のニュースを配布しているのです。 橋本さんがにこやかに「おはようございます」と声をかけると、いかにも顔見知りという方が会釈したり、激励してくれたり。相手の方の名前は知らなくとも知人になってしまう、「継続は力なり」を実践していると思いました。 私もだいぶなれてきて、大きな声で「おはようございます」と言えるようになりました。 知らない人にも声をかけているうちに、小学生の時に書いた作文を思い出しました。朝出会う人ごとに、町でも「おはようございます」とあいさつをかわせたら、どんなに楽しいだろう、という内容だったと思います。 同級生からは、「そんなことできるわけない」と揶揄されましたが、私はほんとにそう思っていたのです。 いま、宣伝カーに乗っているときなどは、通りかかる人に「こんにちは」とか「まだ暑いですね」とか、声をかけることが多いですが、そんな時はなんだか優しい気持ちになっているように思えます。あくせくして、いらいらして、という気分の対極。 綾瀬の駅で、自分が支持しているわけではない区議さんが、「おはようございます」とあいさつしているのを見かけたことがありますが、なんとなく居心地悪く、あいまいに会釈して通り過ぎていました。 でも、自分も駅に立つようになって、「おはようございます」と返事をするようになりました。支持を表明しているつもりはありませんが、あいさつされて、無視するのはどうも・・・という気持ちになったのです。 私の駅頭での「おはよう」は、定点宣伝にはならないのですが、それでも、あいさつの知人を広げられればと思います。 ニュースは朝から「北朝鮮」一色でした。 「万景峰号が新潟港に入港します」「いま入港してきました」・・・・ 朝のニュースにつづき、垣間見た昼のワイドショーでも北朝鮮の映像ばかり。 いつもテレビをつけたままにしてニュースをチェックしている日本共産党足立地区委員会、この事務所に立ち寄ったときに聞いたら、「朝からずっとですよ」とのこと。拉致事件の被害者家族も次々とコメントを出していて、近くて遠い、あまりに遠い国、北朝鮮のことを考えずにはいられません。 そして拉致事件の解決のために、どうしたらいいのだろうと、思わずにはいられません。 家族が引き裂かれた悲しみ、苦しみ。いまも、居場所はわかっているのに会えないなんて。 拉致事件、国際テロ、麻薬密輸・・・、この無法の数々を明らかにし、関係者に謝罪し、清算する――これらは、北朝鮮にとって必要なことなのです。 しきりに「核兵器で自国を守る」と主張しているだけに、「核兵器で国をまもることはできない。大切なのは、国際社会の信頼回復につとめること」だとわからせていかなければと思います。 「とんでもない国だから攻撃していい」「アメリカの核兵器でケリをつければいい」と考える人はまずいないでしょう。 ところが日本政府は、アメリカの核攻撃を認めているのですからあきれてしまいます。これでは、「核兵器で自国を守る」という主張に口実を与えてしまうだけです。被爆国として「核兵器の使用も開発も認められない」という態度をしっかりとるべきです。もちろんアメリカや他の核保有国に対しても。 午後からの街頭宣伝では、蒸し暑さで時々頭がボーっとなりながら、北朝鮮問題についても話しました。 話は朝にさかのぼります。 先週金曜日〜日曜日まで、子ども2人は毎日夫と遊びにでかけていました。 断続的とはいえ休みが多かったためか、「保育園いかな〜い」と頑として言い張る娘(4歳)に手を焼きました。 私「お母さんもお父さんもお仕事だよ」 娘「たんたん(兄のこと)といっしょにお家にいるからいいもん」 息子(小2)「たんたんは、学校のプールにいっちゃうよ」 保育園の門をくぐって、またカメの歩みに・・・。幸い、園庭のプールを担当保育士さんが掃除していて、「いいですよ。いっしょにしばらくいますから」と、娘と手をつないでくださいました。 この年齢の子どもの心はなかなか微妙。心によりそう対応に、感謝しながら仕事に向かいました。 8月24日(日) 暑い暑い、こんな日には美味しく飲んで食べて元気をつけましょう! というわけで、午後から3ヶ所をまわって「ビヤ・パーティ」「納涼のつどい」に参加しました。 最初は夕方4時、教職員の方をはじめ働く皆さんの集まり。ここでは、荒川の手長えび、江戸川のハゼの唐揚げがとっても美味でした。 「荒川って上流の方ですか?」と釣ってきた方に尋ねたら、「いえいえ小菅のあたりですよ」とのこと。我が家から自転車で10分ほどのところだとわかりました。そこに、手長えびがいるなんて知りませんでした。 その他、枝豆もカボチャも、きゅうりも、みんな自家製のものばかり。なんとも楽しい会でした。 2ヶ所目は、足立土建・関原分会のみなさんの集まり。ここでは、神社の境内でジュ―ジューとバーベQの美味しそうなにおいが漂っています。会長の電気屋さんが用意したカラオケでもりあがりました。 最後は、東和地域の日本共産党後援会「納涼のつどい」。こちらも神社の境内です。お琴に踊りと多才多芸なみなさんの企画でもりあがる集まりでした。 「飲んで食べて」いたばかりではありません。 朝は、青井・兵和商店街の朝市で私のパンフレットを配り、買い物をし、大勢の方々と言葉をかわしました。その後も青井地域で、「しんぶん赤旗」の読者を広げる行動をして、汗をいっぱいかきました。 午後には、伊藤和彦区議の区政報告会で、あいさつ。 これだけ動き回ったからこそ、ビールもつまみも最高!だったというわけです。 美味しいものを楽しくいただき、元気をだす――夏バテしないためにも、大切なことですよね。 渋谷ハチ公前で「青年に就職先を!」の宣伝・署名に参加しました。 夕方4時過ぎに渋谷に到着。久しぶりの繁華街です。ハチ公前は人の波がうねっているよう。その中で、あちこちに署名板、のぼり旗をもつ青年の姿がみえました。 青年にまじって、かつての同僚、日本共産党の国会秘書の姿もありました。 日本民主青年同盟と日本共産党の共同行動なのです。 若者の雇用対策を政府にもとめる署名を発表したのは、日本民主青年同盟。かつて私が働いていた青年団体です。この記事を「しんぶん赤旗」で読んだときは、胸がスカッとするような思いでした。 就職難に悩む青年と話していると、「どうすれば」という行動がみえない閉塞感を感じてきました。もちろん署名行動で、就職できるわけではないけれど、これが個人的な問題ではなく、青年全体の問題で、政治が責任をもって解決に動くことが必要だと求めていけば、活路をひらく希望がひらけると思うのです。声をあげ、行動にうつして求めていく、このこと自体がとても大切だと。 渋谷というところは、宣伝・署名の反応があまりよくない宣伝ポイントという記憶があります。でも今日は、宣伝カーの上からみていても足を止める人、話し込む人が絶え間なくありました。 私も署名板をもってよびかけたら、足立の青年に偶然出会いました。「田村智子さんでしょ? ポスターでみています」とのこと。嬉しい出会いです。 宣伝カーからも訴えました。政治を動かす一歩として署名しましょうと。希望をもつこと、行動すること、いま、それが本当に大切です。 親子リズムに参加して、1歳児と楽しく遊びました。 足立の新日本婦人の会では、年齢ごとに親子リズムのグループ(小組)がつくられています。今日は、お願いして1歳児のグループを訪問させてもらいました。 私も、親子リズムを何度かやったことがあるので、いっしょになって手をたたいたり、歌ったり、赤ちゃんと遊んでいる気分で楽しみました。 なにより、赤ちゃんたちは見ているだけで楽しいですね。ニコニコご機嫌の子ども、ちょっと恥ずかしそうに人見知りしている子ども、泣いちゃった子ども、みんなみんなかわいくて、ほおずりしたくなります。 体操のあとは、すいかもご馳走になりました。ヨチヨチ小組のみなさん、ありがとうございました。 集まりの最後に、少し時間をいただいてお話をさせてもらいました。 「子育てバリアフリー」を足立の町ですすめたいこと、公園への子ども用トイレの設置を求めていきたいこと、みんなが望む子育て支援策を聞かせてほしいなどなど。 「雨の日に小さな子どもが遊べるところをつくってほしい」 「図書館も赤ちゃんスペースがあるといいな」 「広い芝生の公園があれば、よちよち歩きの子どもも安心して遊ばせられる」 そうそうと、うなずきながら聞きました。 その後、近くのベルモント公園の「トイレ・ウォッチング」に出かけました。 そこで私は、誤情報をホームページに掲載していたことに気がつきました。「足立あんなとこ こんなとこ」の「ベルモント公園」、「車椅子用のトイレがない」と書いていましたが、実はあったのです! 公園内の展示館に、車椅子でも利用が可能、中にオムツ替えの台がついているトイレがありました。 大変、申し訳ありません。さっそく訂正をしておきます。 気がつかなかったのには理由があります。このトイレは、夕方シャッターがおりて使えなくなるのです。私がベルモント公園を調べたのは、夕方6時前だったため、すでにシャッターがおりていてトイレがあることに気がつかなかったというわけです。 道路をはさんだところには、いつでも使えるトイレがあり、そこには車椅子トイレも、洋式トイレもないために誤った情報を載せてしまいました。よく確認しないといけないと、反省しきりですが、それにしても、トイレにシャッターをおろすのは感心しません。こういうことも改善を求めていきたいと思います。 いよいよ始まった「公園に子どもがつかえるトイレを」のとりくみ。これからが楽しみです。 8月21日(木) 夏が戻ってきた!朝、娘はなぜか裸んぼで眠っていました。(笑) 久しぶりに蒸し暑かったからなのか、目覚めると目の前に娘のつやつやした背中が・・・。パジャマはどこに? 暑がりでよく丸いおなかを出して寝ているのですが、眠ったまま脱いでしまったのでしょうか? お日様をあびてベランダの花も生き生きしてみえます。 これまた久しぶりに、花の手入れをしようとプランターに顔を近づけると、なんとサフィニアの株の根元ににょっきりキノコが顔をだしていました。淡いレモン色で、「きれい」というか「奇妙」というか。梅雨のような天気でしたからね。 本日もまた「宣伝デー」。昨日のハンドマイクから一転して、マイクロバスの大きさの宣伝カーに乗っての街頭宣伝でした。 夏が好きな私、暑さのなかでの宣伝も結構好きなのです。 公園で遊んでいる親子連れを前にすると、つい訴えにも力が入ってしまいます。 お昼近く、五反野駅前のスーパーの前でマイクをにぎったら、お店から出てきた母子がニコニコ手をふってくれました。子どもの保育園がいっしょだった友だちのKさんです。小学校1年生の娘さんは少し不思議そうにしながらも、最後まで親子して熱心に聞いてくださいました。Kさん、ありがとう! 私の生活圏内、綾瀬でマイクを握ったときは、息子の同級生がとおりかかり、これまた不思議そうに見ていました。 いつもは、「○○くんのお母さん」が別の人にみるのでしょう。それは、働くお母さんだれでもいっしょのことでしょうね。 はじまってしまった暴力の連鎖、断ち切る道は・・・。 朝のニュースに暗鬱とした気持ちになりました。イラクの国連現地本部事務所で大規模な爆発、多数の死傷者――暴力の連鎖がはじまってしまったのでしょうか。イラク戦争は、新たな憎しみと新たな暴力をふくらませただけだった、取り返しのつかない過ちをしたアメリカ・イギリスに苛立ちを感じます。 9・11事件への報復として、アメリカがアフガニスタン攻撃を公言したとき、国会では「暴力の連鎖を断ち切ろう」と様々な市民団体、女性団体が集会をひらきました。「戦争は新たな憎しみを生み、新たなテロを生み出すだけ」、この声を世界にとどろかせる時なのだと思います。 夕刊には、「自衛隊派遣 年明け以降」の見出し。「非戦闘地域などない」ことが、日に日に明らかになり、法案は強行したものの実施できないところに追い込まれているのです。実施させない行動の時間が与えられたことになります。 今日も私は「宣伝デー」でした。 午後はハンドマイクをかついで千住の町をまわり、夕方は竹ノ塚駅前で「平和憲法を守る足立の会」「教育基本法を守る足立の会」のみなさんの宣伝に参加。 千住の町は、道がせまくて大きな宣伝カーでは入れない町です。路地がのこり、民家の隣に当たり前に町工場があり、商店街があり、下町の風情を残す町並みです。こういう町にくるとほっとします。道行く人に「こんにちは」と声をかけるのが自然に思えてきます。 「これからちょっと宣伝させてもらいますので、よろしくお願いします」 「どうも、おじゃましました」 宣伝の前後で、通りの方やお店の方に声をかけると、笑顔でこたえてくださいます。 ほんとはあがりこんで、ちょっとお話をしていきたいところですが、辻辻で訴えをして計10ヶ所。声が届いたお宅では、どんなふうに聞いていただいたかなと思いながら、千住をあとにしました。 「平和のための戦争展」で、戦争は終わっていないと痛切に感じました。 各地で有志のみなさんが企画する「平和のための戦争展」が開催されたことと思います。足立でも、女性センター「Lソフィア」で明日まで行われています。私の事務所のすぐそばでもあり、夕方、足を運びました。 まず目をひいたのは一枚の古ぼけたオーバー。戦後、ソ連からひきあげた方が着ていたものだということです。いまも大切に保管されている、その思いの深さを感じます。 小学2年から6年まで担任をしていただいた先生が、ひきあげの経験をもつ方でした。終戦当時小学校5年生、私たちが5年生に進級した日に、丸一日かけてひきあげの経験を話してくださいました。泥水を飲みながら、飢えをたえて歩き続けたこと、何人もの子どもや女性が歩けなくなって生き別れてしまったこと・・・。それは、身近な人から初めて聞く凄惨な戦争体験でした。 戦争の体験を語り伝えていく大切さを思って、さらに展示をみていくと、「語り伝える」どころか、いまも、いまの瞬間も戦争が命を奪い続けていることを思い知らされます。イラク戦争の写真、アフガニスタンの爆撃の写真、頭を吹き飛ばされた子ども、手足を失った子ども、爆撃に逃げまどう子ども・・・。 この子どもたちになんの罪があるのでしょう! 戦争をなくしたい、なくさなければ。8月は何度となく、この思いに駆られています。 夜、新日本婦人の会の方とお話する機会をもちました。公園に「子ども用のトイレ」や「オムツ替えの台」を設置する運動について相談することができ、やる気がわいてきました。 和式トイレばかりで苦労した経験をもつお母さん、お父さんがいっぱいいることと思います。 まもなく始めますよ! 「子育てバリアフリー」をもとめる運動。 8月18日(月) たっぷり休養した夏休みでした。今日からまたがんばるぞ! 日曜日までインターネットとは無縁の生活を送っていました。無縁というか、私の実家にはコンピューターもなく、ホームページを始めたばかりでは自宅でしか更新作業ができず・・・、「今日の出来事」もお休みとなった次第です。 仕事再開の日は、頭も体もいまひとつきびきびしないなぁと思いながら、午後から宣伝カーを出しました。平和でのんびりした毎日を送ってきたため、気持ちを奮い立たせないと訴えに力が入りません。 気持ちを奮い立たせるのは、「現実」です。宣伝に出発する直前にみたニュースでは、イラクで取材中のロイター通信社のカメラマンが、米兵に誤射され即死という報道。「肩にかついでいたカメラをロケット砲と間違えた」というのがアメリカの発表。カメラをロケット砲に間違えるーーいかに米兵がイラクでおびえているか、どんな極限状態になっているかがわかります。 こんなもとに自衛隊を海外派兵しようとしている日本。 イラク戦争を「正しい」といい、米軍・英軍と活動をともにしようというのです。 こんなこと、絶対に許すわけにはいかない・・・・。 宣伝カーのすぐそばでは、セミがジージーと懸命に鳴いていました。公園では虫アミをもって木を見上げる子どもの姿も。 当たり前な毎日の向こう側に、戦争を近づけようとしている政治があることを訴え続けなければと思います。 8月13日(水)〜17日(木) 夏休みです。 スケッチ風に「夏休みの出来事」をつづってみます。 13日(水) 息子迷子事件! 新幹線の時間まで余裕があったので、上野公園で小1時間遊ぶことに。そのうち娘が「トイレ」と言い出し、「ここで待っている」という息子を置いてトイレへダッシュ! ところが戻ってみると、リュックを置き去りにして息子の姿が見えないのです。これにはあせりました。広い上野公園でどうしたらいいのかと・・・。とにかく、その場で名前を呼び続けました。声の大きいことが幸いしてか、5分ほどで半べその息子がかけよってきました。不安になってトイレのところまで行ったとのこと。無事でなによりでしたが、一瞬、「今日は実家には帰れなくなるかも」と思った事件でした。 14日(木) 寒い寒いお盆、こたつが登場 小諸に着いたときから肌寒さを感じていましたが、朝から冷たい雨。実家は大変通気性に優れていて(すきま風がいっぱい入る)、とにかく寒い。とうとう、こたつの登場です。「こんなお盆は初めてだ」と父。こたつ大好きの子ども2人は、早速もぐりこんでいました。 出かけられなく残念と思うのは大人ばかり。子どもたちは、お店屋さんごっこを楽しんでいました。なにしろ、本当の文房具屋ですし、昔の非効率的なつくりですから遊び場にはもってこいなのです。 15日(金) 軽井沢への道は「千と千尋の道」 小雨になったから出かけてみようと、車で軽井沢へ。渋滞をさけて、別荘地の細い道を走りました。すると、娘が「ここ、千と千尋だ」――たしかに、車一台が通れる幅で左右はうっそうと木が茂り・・・。気持ちのよいドライブとなりました。星野温泉で「トンボの湯」につかり、クラフト工芸体験。木で自由に創作ができるという企画でしたが、自然のままの枝をつかっての工作は本当に創造力がためされます。息子はおじいちゃんとコンビで、カブトムシづくりに挑戦。私は娘と、木で遊んでいました。兄の立派なカブトムシをみて、帰る頃に「カブトムシつくりたかった・・・」とつぶやく娘でした。 16日(土) トンボとりに初挑戦 近くの神社に散歩に。虫取りあみも持っていきました。今年は寒くて、セミの声もわずか。トンボもちょうちょも少ない気がしました。それでも、息子は「トンボ!」と虫取りあみをかまえて近づいていました。トンボとりははじめての経験。あみをかぶせてとっては逃がし、とっては逃がし。トンボとの真剣勝負を楽しんでいました。娘は「みせて〜」というものの、動くものは苦手で手をのばしてはひっこめ、そのうち「だっこ〜」になって高みの見物となりました。 17日(日) セミの脱皮を目撃! 小諸で過ごす最終日、朝の晴れ間にまた神社へ。ブランコで遊んでいるうちに小雨が降り始め、帰ろうと歩き出したら、大きなけやきの根元に青白いセミを発見! おしりの一節がカラにひっかかっているようでした。我が家で羽化に失敗したトンボを思い出し、そばによってみると足を動かしていました。虫取りあみにつかまらせようやく羽化終了。蟻に食べられないよう、虫取りあみにそっといれて家に持ち帰りました。 羽化したばかりのセミはなんてきれいなんでしょう! 羽の付け根はコバルトブルー、その周辺は鮮やかな青緑、全体は白。やがて少しずつ羽が伸び始めたのですが、飛びたつまえに帰京の時間となりました。 夜8時頃、東京の自宅に電話がありました。「セミが飛んでいったよ」――異常気象ともいえる寒い夏、精一杯飛んでほしいと思いました。 8月12日(火) 都内は、だいぶ車の流れも少なくなりました。 明日からお盆(月遅れ)、街のなかも静かになっている気がします。そんな中、宣伝カーを走らせて、本日は街頭宣伝デー。午前・午後あわせて20ヶ所で訴えをしました。 「まもなく8月15日、終戦記念日を迎えます。・・・・」 口先だけの平和ではなく、平和のために力をつくす政治にしたい。日米軍事同盟を終わりにしよう、アメリカとも世界のすべての国々とも平和友好条約を結ぼう。 こういう訴えをしながら、軍事同盟のくさびを断ち切ったら、新しい日本はどんな可能性にみちていることかと心が躍ります。これまでとまったく違う外交ができるはず。戦争をしてはだめだと、武装で平和を築くことはできないと、あらゆる国々にアピールできるに違いありません。 1回の街頭演説の時間はせいぜい7分ぐらいですから、言い足りないこともあります。 例えば北朝鮮のこと。拉致事件も核開発も、なんとか解決しなければならない、ではどうやって? 「自分の国をまもる最高の手段」と主張して核開発をしている北朝鮮、核兵器で平和をまもることはできないのだと、理をつくして、外交努力で示すしかありません。「核開発が恐ろしいから」と日本も軍隊で対抗しようとしたら、限りない軍拡競争におちいるか、なにかのきっかけで本当に軍事衝突がおきかねません。 北朝鮮が問題にされている、様々な外交問題(拉致事件、テロ事件、麻薬持込事件など)を反省し、その事実を明らかにし、必要な賠償をするように働きかけ続けなければならないでしょう。 同時に、いまだに日本との関係で解決できていない、戦争中のことを日本も事実をあきらかにし、必要な賠償をする姿勢をしめすべきです。 街頭宣伝のあと、そんなことを考えながら保育園へと向かいました。 保育園も子どもの数が少なく、「友だちがみんな休みだった」と学童の息子がぼやいていました。 明日からは、私も夏休み。久しぶりに子どもたちとゆっくり過ごそうと思います。 8月11日(月) 北海道の台風被害にあ然としました。 台風は近づいているときには、「どうなってる?」と度々気象情報を確認しますが、通り過ぎて台風一過の晴天となると、とたんに「終わったこと」という気持ちになります。関東を通り過ぎたあとも大変な被害があったことを知り、驚いています。 1時間に50ミリもの雨。河川の氾濫で道路が崩れ、車ごと人が流される・・・ もし同じ雨量が東京をおそったらどうなっていたでしょう。 足立の「剃刀堤防」で囲まれた綾瀬川、川にそって水位より低いところに民家が建ち並んでいます。コンクリート岸壁でまさに壁のように薄いため「剃刀」と名がついた堤防。日常のなかでもその風情のなさと、川の汚染とが度々問題になりながら、どうすることもできないままに今日にいたっています。 いったいどれほどの増水に堪えられるのか、北海道の被害をわがこととして調べてみようと思います。 閑話休題 ホームページにアクセスしてもらっても、メールも受け取れない状態をなんとかしようと、インフラ整備が少しずつすすんでいる田村智子事務所。今日は、針谷みきおさん(足立区議)が、新たな部品をもって訪ねてくれました。 コンピューター関係は、好きな人の力を借りるのが一番。ボランティアでのご援助、ありがとうございます。 メールもまもなく開通の予定。どうかまた、アクセスしてみてください。 8月10日(日) 東和朝市で会話と買い物を楽しみました。 毎月第2日曜日に東和アモール商店街で開かれる朝市。 先月に続き、「田村智子」ののぼりをもった地域の日本共産党のみなさんといっしょに、宣伝・会話・買い物をしました。今回は、私のパンフレットや消費税アップ反対の署名もお渡ししながら歩きました。 先月、娘の浴衣を買った反物屋さん、「とっても喜んで、下駄も半日はいて歩いてましたよ」「盆踊りだけでなく、たくさん着てくださいね」と話がはずみます。 先月は保育園の盆踊りが近かったので、白地に団扇と花の昔ながらの浴衣を買ったのです。綿100%で、涼しそうな仕立てで娘も私も大満足。こういう買い物ができると、お気に入りの一品になります。 別のお店では「小諸の出身なんでしょ。うちのお父さんも小諸だよ」と声をかけられ、「お父さん」に声をかけると、「バイパス沿いのりんご園だよ」とのこと。帰省したときによってみようと、楽しみが増えました。 「消費税値上げ反対の署名も入ってます」と声をかけながら歩くと、「値上げされたらたまらないものね」という方と、「反対したって決められちゃうよ。今までだってそうじゃない」とあきらめのある方とに出会います。 たしかに、消費税導入も5%への値上げも、国民の圧倒的な反対の声を押し切って決められてしまいました。選挙の時は、口をつぐむか、「やらない」と約束しておいて、議員になればコロリと態度を変える、こんな人たち・政党のやり方が、「あきらめ」を生んでいるのでしょうか。 でもあきらめたら負けなんです。おかしいことには声をあげ続けなければ、「国民主権」が廃れてしまいます。声をあげる人、行動する人がもっと広がって、本当の「国民主権」を実現したら、日本の社会はどんなにか変わることでしょう。私は、「あきらめ」ではなく「希望」をもち続けたいと思っています。 台風の強風、でも平和の灯火は消されませんでした。 午後6時から北千住駅前で、「ピース・キャンドル」行動に参加しました。 足立区の平和を願い行動する「ピース・アクション実行委員会」がよびかけたものです。 「しんぶん赤旗」にチラシが入っていたので、前々から参加しようと思っていたら、朝は強風、昼には雨もたたきつけ、夕方になってもまだおさまらない、こんな天気でもやるのかなと思いながら北千住に向かいました。 集まった人はさすがに多くはありませんでした。 でも、「8月9日に平和の行動をなんとしても」と思って集まった人たちです。 足元に手作りのキャンドル(ビンにロウを流し込んだもの)を並べ、原爆パネルをかかげ、日本国憲法の平和についての条文を書き抜いた「平和の栞」を道行くに手渡します。 参加者一人ひとりが、自分の思いをマイクから訴えました。 長崎・原爆の日。 昼にテレビ中継された記念式典では、手話で訴える被爆者の姿がありました。 手話とはなんと表現力にみちていることでしょう。ふりしぼるように語りかける姿に胸をうたれました。 言葉で「核兵器の廃棄」を口にするだけでは、被爆者の思いにこたえたことにはならないでしょう。あれだけの熱情がこもった平和への思いを、私たちも熱情をもってうけとめ行動しなければと思います。 「ピース・キャンドル」行動のおわりには、空は夕焼け色をみせてくれました。 核兵器の廃絶を被爆者の方々の命あるうちに実現したい、実現させるような行動をおこしたい、平和をもとめる声が日本に世界にとどろくにはどうしたらいいのだろうかと、道行く人の流れをみつめながら考えました。 8月8日(金) あなたの街のいいところは? 足立区総合再開発協議会のみなさんのお話をうかがって、街づくりの考え方が大変深まりました。 この協議会は、わが街足立が住みよく、魅力に満ちた街となるよう、有志がボランティアで調査・検討活動をしている団体です。 毎年、区議会の各政党と懇談し、区政に意見を活かせるよう働きかけているとのこと。 勉強になるからと、同席させていただきました。 「足立は単なるベッドタウンとして、国や東京都から位置づけられてきたのではないのか」 「団地ばかりが増えていくだけでいいのか」 との意見には、ほんとに考えさせられました。 協議会のみなさんの視察では、駅前再開発によって街が活性化するどころか廃れてしまった事例も紹介されました。 再開発で駅ビルをつくり、駅から直接ビルに入れるようにしたところ、 駅からのびる商店街はシャッター通りになってしまったというのです。 北千住駅周辺も再開発がまもなく終わろうとしています。 駅前に文化施設が新しくできるのですが、「文化施設をつくって人が集まれば、街も活性化する」という区の宣伝を鵜呑みにするわけにはいかないと、協議会のみなさんも危機感をもっているようです。 施設をつくるところまでは区の担当部署も責任をもってとりくむが、街の活性化までは責任をもっていない、この指摘にも共感するところが大きいです。 お話をうかがいながら、街づくりへの夢もふくらみました。 思いつきの夢ではありますが、たとえば・・・ 北千住には、江戸時代の宿場を再現するところをつくったり、 西新井には、子どもの文化スペースつくって、映画・本・音楽・スポーツなど楽しめるようにしたり・・・ 街づくりには、ロマンや夢も大切なこと。 こんな街に住みたい、こんな街に行ってみたい、 そう思える足立をつくっていきたいですね。 8月7日(木) 沖縄に台風の情報、明日は九州が暴風雨 長崎で今日から9日まで開かれる原水爆禁止世界大会、大丈夫でしょうか。 今年の世界大会のポスター、ひまわりの鮮やかな黄色に目を奪われました。あとから、この絵が旧ソ連の核実験で大きな障害をもって生まれることとなったレナ―タさんの絵であることを知りました。 今日の「しんぶん赤旗」には、このレナ―タさんと、広島でヒマワリの種に平和へのメッセージをつけて普及している青年の交流が記事になっていました。 花は平和の象徴ですね。焦土となった広島や長崎に花が咲いたとき、人々はどんな思いで花をみつめたことでしょう。 平和への思いをこめたヒマワリの種、来年は私もヒマワリを育ててみたくなりました。 そんな新聞記事を読んでから、今日は義母の墓参りに四日市市まで出かけました。 照りつける太陽のもとで、子ども2人がなんども墓石に水をかけていました。 一昨年、義母の死去・葬儀を経験した子どもたち。ここにおばあちゃんが眠っていることを感じながら、やさしく水をかけていました。 朝8時15分、平和の鐘の音が響いて ラジオから響く、広島からの中継。 小学生の平和への誓いが力強く聞こえます。 いまも核兵器が、そして戦争があるのはなぜなのかを問いかけ、 考え方の違いに暴力で向かうのはやめようと呼びかける―― イラク戦争を直接にあげてはいませんでしたが、イラク戦争を「正しい」などとは決して認めないという思いにみちていました。 続いて、3年連続して参加したという小泉首相が登場。 ところが、声は小さく、何を言ったのかほとんど聞き取れませんでした。 アメリカの戦争にくっつくだけの政治をすすめているだけに、広島の平和への強烈な願いのなかでは萎縮せざるをえなかったのでしょうか。 この中継を聞いたあと、国会へ向かいました。 8月1日に続いて、厚生労働省への要請行動に参加するためです。 保育所の増設、小児救急医療の整備など、私も足立区の実情を話して要請しました。 この内容は、後日、「国会レポート」に記述しますので、ぜひご覧ください。 8月5日(火) 夕方の雨はつらいですね 4時前だというのに、自動車はヘッドライトをつけて走り、 空にはいま降るか、いま降るかという重たい雲。 ちょうど、保育園へのお迎えの時間と重なった雨でした。 どうやって子どもを家に連れて帰るか、雨のたびに悩みます。 今日は、結局タクシーをつかってしまいました。保育園と学童保育、2人をつれて帰るのはなかなかの重労働なのです。 昨年、同じような天気のとき、自転車に子ども2人をのせて傘もたたんで、 「シャワーだぞー!」とずぶぬれになって帰ったことがありました。 あの時は、通りがかりの外国人の歓声をあびてしまいました。 この雨に見舞われる直前まで、千住の町をめぐっていました。 私のパンフレットが完成したので、お届けにまわったのです。 元気にがんばっている商店街、町工場、下町の力を感じる一日でした。 そのなかの1軒、酒屋さんは、大きなのれんをかけた老舗です。 温度を調整したショーケースには、様々な一升瓶がずらり。 「全国の蔵元からとりよせいているんです」との話にしばし聞き入ってしまいました。 商品を置かせてもらえるまでには、何度も足を運ぶそうです。そして、お茶を出してもらえる関係になり、食事をごちそうになる関係になり、商談をきいてもらえる関係にと、人間のつき合いができて初めて商売のつき合いになる・・・ お互いに、お酒への思い入れがあってこその商売なんですね。 だから商店街っていいんですよね。 とにかく「儲ければいい」のではなくて、商品にたいする、物つくりにたいする敬意があって、 仕事への誇りがあって、人と人とのつながりを大切にして。 また、商店街が好きになりました。
原水爆禁止世界大会の国際会議がスタート 広島には、23カ国&6つの国際・地域組織から64人の海外代表が訪れています。 今年は、スウェーデン、ベトナム、タイ、マレーシア、ラオス、バングラデシュの元首・首脳がメッセージをよせたとのこと。 以上、本日付「しんぶん赤旗」の情報でした。 足立区役所の1階ロビーを会場にした、 「原爆・平和・戦争を考える展示会」を訪ねました。 7月23日に竹ノ塚駅前で「イラクへの自衛隊派兵をゆるさない」と宣伝していたら、 署名に協力してくれた女性が、原爆資料展のチラシを手渡してくれたのです。 被爆2世というこの方に、会場でお会いすることもできました。 (主催:足立区原爆被害者の会 後援:足立区) 中学・高校時代、私は核兵器におびえていました。 被爆の実態も知らなければと思いながら、写真や映画をみることが怖くて仕方ありませんでした。 高校2年の修学旅行で訪れた広島、原爆資料館・・・ 政治への道を志した原点がこの時にあったのだと思います。 今日は、あの時とは違った思いで写真をみました。 長崎、1歳にみたないぐったりした子どもをおぶった少年の写真 息をひきとった弟を火葬場におぶってきたのだと、解説文。 ぐっすり眠っているようにみえる弟 歯を食いしばりどこかをにらんでいる少年 少年の家族はどうしたのか、あるいはたった一人の肉親となった弟を奪われてしまったのか、 ふたりの子どもがあまりに愛しく、あまりに哀しく、しばらく写真の前からうごけませんでした。 自分が母親となって、子どもの悲しみをみることのつらさを知りました。 絶対に絶対に、核兵器の犠牲者を、戦争の犠牲者を、もうつくってはいけないのです。 核兵器をつかおうと考える政治家、核兵器の使用・存在をゆるしている政治家、 あなたたちは、被爆者の姿を見、声を聞き、なお核兵器を認めるのですか? 8月3日(日) 楽しみにしていたバーベQ大会に参加しました。 東京土建足立支部の有志があつまった日本共産党後援会が企画したものです。 子どもを連れて参加できる、場所が広々した舎人公園――仕事とかねて子どもとも楽しく過ごせるのが嬉しいですね。 小選挙区の予定候補としての仕事がはじまったのが5月、 以来、子どもと遊ぶ時間が減ってしまい、子どもにとってはストレスになっているようです。 でも今日は、まさにストレス発散! かき氷、骨付きカルビ(おいしかった!)、野菜たっぷりのトン汁、おにぎり、スイカ・・・ おなか一杯になると、手作り竹とんぼをもらって、飛ばし方まで教えてもらい大喜び。 さすがは職人さんの団体です。竹とんぼは普通サイズから5センチメートルほどの小さなものもあって、 とてもていねいな作り。小さなものは、楊枝たてに飾っておいても素敵です。 バーベQ大会が終わると、もう一つの楽しみ水遊びへ! 噴水がいっぱい、すべり台もあるプール(じゃぶじゃぶ池)には、もう子どもがいっぱい。 我が家の子ども2人も、笑顔いっぱいです。 水しぶきをあげてすべり台をなんども楽しんでいました。 私は、すべりおりてくる子どもをデジカメで撮ることに夢中になってしまいました。 8月2日(土) なんて夏休みらしい天気! プールに向かう夫と子ども、私は宣伝カーで街頭からの訴え。 「イラクに自衛隊を送るなんて、とんでもない」 「仕事をうばいとってきた『構造改革』は、もうやめさせよう」 綾瀬の下河原公園(通称「鬼公園」)の前でも、マイクをもって話しました。 水遊びのできる公園なので、子どもがいっぱい。面白がってそばにくる子どももいました 子どもを目の前にすると、ほんとに平和な世界にしないといけないと、思いがこみあげてきます。 イラクの子どもたちから笑顔を奪った戦争をゆるすことはできません。 夜、晩ご飯の片付けをしていると、「ドンドンドドドン・・・」という音が。 ベランダにでてみると、花火が手のひらサイズにみえました。 「どこの花火だっけ?」 7月24日、そばまで行って見た、足立の花火を思い出しました。 バン!という大音響を怖がることなく楽しめるのは、もちろん花火だとわかっているからですが、 同時に、私たちが戦争の体験などないからでしょう。 平和でこそ楽しめる花火だと、しばしベランダから花火鑑賞を楽しみました。 8月1日(金) ホームページ開設しました。 こんにちは。梅雨もようやくあけて、私の大好きな夏本番! これから、元気で楽しいホームページめざしてがんばります。 <厚生労働省に国保の改善を要請> 午後から国会に出かけました。 日本共産党東京都委員会が主催した政府交渉(第一弾)に参加したのです。 テーマは「国民健康保健の改善」。不況のため自営業の人など保険料を納められず、保険証をとりあげられるケースも急増しています。 保険証がなければ、病院での窓口負担は10割。これではとても病院にはいかれません。 とくにひどい例として町田市があげられました。「保険料滞納分27万円を払うため35万円を市役所にもっていっても、保険証をかえしてくれない。なぜか、延滞金28万円もあわせて全額55万円払わないとダメだというんです」 これには驚きました。そして参加者みんなで「実態調査をしてほしい」と迫り、厚生労働省の担当者は「検討する」と約束しました。 東京都の多くの市区町村は、保険証取り上げはしていません。命にかかわる問題だからです。しかし長引く不況のもとで、滞納者も滞納額も増え続けていて、自治体の財政は大変です。 保険料そのものをもっと引き下げる、そのためにも国の予算を増やす――これが急務なのに、今日発表された2004年度予算への基本方針は、これとは正反対なんだと思うと、腹立たしさでいっぱいです。 帰りの電車で、北村薫氏の『リセット』を読みきりました。優しい気持ちになれる1冊でした。 |