コラム
【08.09.02】首相辞任! ここ一番のがんばり時
本当の国民主権の政治へ
8月末、さまざまな地域をまわって、たくさんの方々とお話しました。
「もう福田政権はもうもたないでしょう」――この言葉をなんど口にしたでしょう。
そのたびに「その通り」「もう自民党はダメでしょう」等々、うなづきながらの会話になりました。
「もうもたない」と言ったものの、まさか9月1日に突然辞任するとは!
辞任の意向を伝える夜のニュースに「えっ!」と声をあげてしまいました。
続く記者会見。「なんだろう、この空疎な会見は」・・・。
一夜明け、テレビニュースをチェック。
無責任ぶりへの批判はありつつ、総裁選挙立候補予想になっていくのをみていると、なんだか「空騒ぎ」を感じてしまいます。
ここは落ち着いて、異常な事態が生じる根源にぜひ目をむけてほしい。
進退窮まったのは、福田首相個人ではなくて、自民党の政治のあり方ではないのか、と。
そしてもう一歩。
こんな激動、激変がつづく時代に、政治を「批評する」ことにとどまったらもったいない。
政治をこうしたい、こうするべき、と踏み込むとき。
「期待する」「失望する」だけではつまらない。
リーダーをどうするかではなく、政治をどうするかを大いに語りたいものです。
本当の国民主権を実現する時代に、私たちは生きているんだ、と実感しようではありませんか。