コラム
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めっきらもっきら どおんどん
読み聞かせの楽しさに目覚めた1冊
長谷川摂子・作/ふりやなな・画 福音館書店一人目の子どもが2歳のとき、保育園のクリスマス会でいただいた本です。お話の本はまだ早いのでは?と思いながらも、読んで聞かせると・・・。
3人の「おばけ」のダイナミックな登場にビックリ、そして男の子と「あそんでよ〜」とこれまたダイナミックに泣くところで笑い、「だいじょうぶ?」と絵本に話しかけるのです。子どもの絵本の楽しみ方に出会った1冊です。
読み聞かせてみると、こんなに「完璧」な言葉の選び方があるだろうか、と思えます。
ひとつ一つの言葉が厳選され、まるで歌のような響きが楽しめるのです。
私は、暗誦するくらい読み重ねてしまいました。
その後も長谷川摂子さんとふりやななさん(現在は降矢ななさんのお名前でご活躍です)がコンビとなった本を探してしまうほどの名作だと思います。
読み聞かせの楽しさに目覚めさせてくれた1冊、以来、「早すぎるかな」と思わずに、お話の絵本を子どもにあたえるようになりました。
■こんなお話です
遊び仲間がみつからない「かんた」が、神社で「めっきらもっきら どおんどおん」と歌うと・・・。遊びが大好きなおばけたちと、かんたが出会い、おばけの国の遊びが始まります。遊びつかれておばけが寝てしまうと、かんたはどうするでしょう?