日本共産党 田村智子
コラム

水引草

水引草
実家の庭から「ぶちっ」と抜いてきた根が、しっかりした株になりました。これを庭に放っておくと、春、水引草の双葉がそこらじゅうから出てきます。野草の生命力の強さを実感しました。
「そういうものだけがこの水引草に紅い点々をうつのだ」という詩の一節(高村光太郎 「激動するもの」)に出会ったのは、中学生の時だったでしょうか。水引草を見るたびに、なぜか「紅い点々をうつ」という言葉を思い出します。
(2006年10月撮影)