コラム
【06.06.28】公立小学校校長会の会長さんに申し入れ
公立小学校校長会の会長さんに申し入れ
教育基本法をめぐる問題で、党のアピールを送付したうえでの申し入れです。
現役の校長先生として勤務されている練馬区の学校に伺いました。
建替えが完了して間もない校舎は、廊下も部屋も木の床。明るく親しみやすく、「居心地よさそう」な校舎です。
懇談は忌憚のないものとなりました。
都教育委員会に勤務した後、校長職についたというだけあって、「国旗・国歌」をめぐっても私たちと意見は異にします。
「自然に大切にすればいいだけ」「都立高校での不起立問題をみていると、双方が不自然に異を荒立てているように思える」等々。
それでも、「侵略戦争に利用された日の丸に敬礼はしたくない、という人がいてもおかしくないと思うのです」という私の言葉に、「それは、その通りです。負の歴史にちゃんと向き合ったうえで、そういう歴史をもつ国旗なのだと自覚して大切にすることを教えたい」
異なる考え方、立場をお互いに尊重しあいながら、社会を形成していくというのは、こういうことの積み重ねなのだなと、思う一時でした。
意見が一致するのは、「政治が教育の振興に真剣にとりくんでいない」ということ。
?公務員削減のおしつけで必要な教員配置が十分にできない
?教員の力量を上げていくための時間的ゆとりや仕事のゆとりが必要
?そのために学校も、親ももっと意見をあげていかなければ
等々、条件整備への要望は、現場を知っているからこそでしょう。
子どもたちを本気で育てていこうと思えば、政治的な立場の違う人とも力をあわせることはできる、そんな希望も見えてきました。