コラム
【06.02.27】「警察学校跡地を防災公園に」と財務省へ
中野区、杉並区にまたがる警察学校跡地、国有地です。地元では、防災公園として整備をという運動が長年にわたって続いてきました。
昨年8月までは、「3〜4ヘクタールの公園」という案が住民に示されていたのに、今月に入っての最終素案では、公園部分はわずか1・5ヘクタールとなったことが22日に判明した、とのこと。
納得のいかない住民のみなさんや党の中野・杉並区議といっしょに、素案の見直しを求める要請をしました。
財務省は、国有地を有効に売却するのが仕事、自治体と合意したのだからと、交渉の余地なしという態度。
東京都や中野区、杉並区が、住民意見を尊重していないことがネックになっていることは明らかです。
同時に、大震災に備えた対策が必要という国の大きな政策が、なぜ個別の案件で生かされないのかという問題があります。
これまでも住民のみなさんは、国としての防災対策に照らして活用を検討することを求めてきたのです。
「資産活用は、金額の問題だけではないはず。省庁をまたぐ連絡調整はできないのか」と私も発言しました。
内容が大きく変更された素案、内容がわかった直後に計画として決定されてしまうことも問題です。
住民のみなさんは、最後まであきらめない気持ちを次々に述べられていました。
緒方靖夫参議院議員から、こうした運動もひきつごうと決意する一日でした。