ともここらむ

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2014年、新年のごあいさつ特集

「平和を願わずにいられない」思いをこめて

1月、新年の会合でのあいさつが仕事の一つ。
どんな集まりかで、言い回しや内容を少しずつ変えるのですが、これがなかなかに悩ましい。
そこで、こんな会合で、こんなあいさつにしてみました特集を。

葛飾区賀詞交歓会の会(1月6日)
ーー区主催の新年会で、各地の町会長、自治会長、主だった団体など、どちらかといえばアウェーの雰囲気。
自共対決のあいさつをするのは、相応しくありません。では政治を織り込むには…。

「子どもたちは、冬休みのカウントダウンで、書き初めをどうしようかという頃ではないでしょうか。
今年の中学2年生の書き初めは『遠い宇宙』『宇宙を探る』、私も娘と一緒に書きました」

 

「Facebookにこのことを書いたら、区内にお住まいの方から、オリオン座の赤い星は600年以上前の光が地球に、今、届いたもの。宇宙の大きさを考えれば、地球上の争いは小さく見えることか、という書き込みがありました」

「宇宙を探る、この人類の叡智を発揮すれば、隣国や世界の国々との友好を築けるはず。
葛飾区は、平和橋、平和公園など、平和を象徴する区でもあります。
2020年の東京オリンピックに向けても、アジアや世界の国々との平和と友好を進める役割を果たしていくことを願っています」

「労働組合など共闘関係の旗開きの巻」

政党では日本共産党だけが参加、ということもあり、たたかいモード全開。
年末の靖国参拝と中国訪問のてんまつを簡単に紹介して、「日本の外交の最大最悪の障壁は安倍総理」と話すと、そうだ!のかけ声も。
中国での経験は文字にはできないことも織り交ぜ、「安倍内閣は暴走すればするほど、自らの足元を切り崩しています。安倍内閣を追い詰める一年にする決意です」

 

「応用編 千葉土建組合の巻」

共闘関係にある建設労働者の組合ですが、今年は自民党国会議員が3人も出席して、それぞれあいさつ。
むき出しの安倍内閣批判は無粋です。さて、どうするか。

「新しい年をどのように迎えられたでしょうか。
秘密保護法、消費税、TPPなど、日本はこれからどうなるのかという思いも強いかと思います」
「昨年末、大変勇気づけられニュースがありました。辺野古の埋め立て承認という動きに、沖縄のみなさんが『屈しない』という赤い紙を掲げて、県庁を二重に取り囲んだ」

「屈しない、素晴らしい言葉です。
みなさんも団結の力で、屈することなく運動を続けてこられた。それが公共工事の労務単価引き上げなどを実現する力だったと思います。
今年は、消費税増税にも、建設不況にも屈しない、要求の実現へともに頑張りましょう」

「毎年、千葉土建さんの旗開きに参加してきましたが、これほど多数の自民党の国会議員の方々とご一緒するのは初めてです。
一致する要求では超党派で大いに力を合わせる、その決意を申し上げ、新年のあいさつといたします」

たたかう思いをこめての新年のあいさつ。
憲法が、生き生き、のびのび日本社会で躍動する、そんな一年になるよう頑張ります。

 

 


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