活動報告

活動報告
平和求める市民集う場所/「九条の碑」除幕式/田村委員長メッセージ/長野・小諸

 長野県小諸市の市民らが「憲法九条の碑」を建立し、14日に除幕式を開きました。寒風吹きすさぶなか約60人の市民らが駆けつけ、「平和を求める市民が集える場所ができた」とアピール。同市出身で、日本共産党の田村智子委員長からのメッセージも紹介されました。

 この憲法九条の碑は、「憲法九条を守るこもろの会」の結成20年記念事業として建立したものです。場所は日本山妙法寺の信濃仏舎利塔敷地内広場の一角。県内で5カ所目の建立で、高さ1・2㍍の2基の自然石に憲法九条全文と同会の建立にあたっての大要を白ぬきで刻みました。

 同会は有権者過半数署名を達成し、安保法制(戦争法)が国会で強行採決された2015年9月19日を忘れないと、毎月、市内で宣伝を続けてきました。軍事国家づくりが進むなかで市内にも「碑」を建てようと計画しました。同会の高橋要三副会長が自宅の畑にあった自然石を提供し、建立費用は230人余からの寄付でまかないました。

 この日は、井出意作会長が「市民の目に見える形で憲法九条を守る大切さをアピールし、集う場所ができた」とあいさつ。来賓で、同市の小泉俊博市長、妙法寺小諸道場責任者の江上彰さん、国際ジャーナリストの伊藤千尋さんがあいさつしました。伊藤氏は「全国で50番目の建立となります」と述べました。

 田村氏はメッセージで市街地から仏舎利塔を見上げる景色に触れ、「帰郷する楽しみが増えました」と寄せました。


2024年12月18日(水) しんぶん赤旗


 |