日本共産党の田村智子委員長は18日、札幌市内での街頭演説で、衆院比例北海道ブロック(定数8)の、はたやま和也候補(元)の議席奪還のため、「比例は日本共産党と広げに広げ、何としても勝利を勝ち取らせてください」と呼び掛けました。はたやま、宮内しおり(北海道2区重複)の両候補がマイクを握りました。
田村氏は、はたやま候補が国会で畜産業の飼料高騰問題の解決や地域交通、とりわけ鉄路の維持・発展を訴えてきたと紹介。「ここ北海道で議席をとらずしてどうする。北海道での議席奪還こそ党躍進の力になる」と力強く訴えました。
田村氏は暮らしにかかわる社会保障制度について、「選挙の大争点になっている」と指摘。物価高騰にもかかわらず、年金が増えない中、「これでどうやって暮らしていけというのか」「公明党がいう『100年安心』どころか毎日が不安の年金制度だ」と批判し、「物価が上がったら増える年金。最低保障で年金の底上げを」と強調しました。
田村氏はさらに、高い保険料を払っているのに介護が受けられないとして、「介護の崩壊を止めなければならない」と主張。介護保険への国の負担割合を引き上げ、「高齢者の尊厳を守るとともに、ヤングケアラー、介護離職など現役世代の深刻な問題を解決するために、力をあわせよう」と力説しました。
2024年10月19日(土) しんぶん赤旗
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