日本共産党の田村智子委員長は29日、国会内で記者会見し、日本共産党として9月2日~8日を全国宣伝スタート週間と位置づけ、「自民党政治の行き詰まりを打開する希望の政策を大いに語っていきたい」と表明しました。
田村氏は、自民党の総裁選をめぐり、誰がいつ立候補するのかという報道ばかり行われていると指摘。岸田文雄首相が裏金問題などをめぐり、自身が身を引くことが信頼回復の第一歩だなどと退陣を表明したにもかかわらず、総裁選の候補には裏金問題を解決する姿勢がみられないと批判。「第二歩の総裁選でどのように裏金問題で国民の信頼を回復するかが問われなければならないが、誰一人として、真相究明や裏金議員たちの責任を求める立場に立っていない」と述べました。
田村氏は「国民のみなさんにとって、政治に対する信用をますます失わせる、希望が見えなくなる状況が起こっている」と強調。こうしたなかで、党として希望の政策を語る全国宣伝スタート週間にとりくむと表明しました。
初日の2日には田村氏が東京都内で、小池晃書記局長が大阪府内で街頭に立つ予定です。田村氏は、国会議員や衆院選の候補者など全党が街頭に出て「国民にとって政治が希望となるような宣伝をスタートさせたい」と語りました。
2024年8月30日(金) しんぶん赤旗
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