活動報告

活動報告
核廃絶、ジェンダー視点で/田村委員長ら語り合う/若者イベント

 日本共産党の田村智子委員長は5日、広島市内で若者が中心となって開催した「核兵器とジェンダー」を考えるイベントに参加しました。

 野党の女性国会議員や「カクワカ広島(核政策を知りたい広島若者有権者の会)」、ジェンダーの視点から核兵器の廃絶を目指す団体「GeNuine(ジェニュイン)」の女性メンバーと語り合いました。

 冒頭、GeNuineの徳田悠希代表が発言。核兵器禁止条約が「核兵器の破滅的結果は…女性と少女に不均等な影響を与える」と条文に明記したこと、核兵器に関する条約や決議が圧倒的に男性の議論によって決定されてきたことなどを紹介し、ジェンダーの視点での議論が国会で行われているのかと問題提起しました。

 田村氏は「新しく重要な問題提起。国会で議論したい」と表明。同条約が誕生した国連会議で女性が活躍したこと、初めてジェンダー視点を条文に取り入れたことなど、ジェンダー平等についても同条約が先駆的な役割を果たしていると語りました。

 「核抑止は核兵器使用という恐怖で相手を抑え込むもの。恐怖による支配や戦争を含む暴力からの解放が、女性差別撤廃条約などジェンダー平等の重要な柱。ジェンダーの視点からも核抑止を見直すことが必要」と述べました。

 カクワカ広島の田中美穂共同代表は核兵器とジェンダーを巡る核兵器禁止条約の存在は「すごく大きい」と述べ、来年3月の同条約締約国会議でもこのテーマが大きく取り上げられることに期待を込めました。

 「市民社会に求められる役割は?」とのテーマでは、田村氏が「ジェンダーに関わる問題は市民から議員が学んで取り組んできた。私たち国会議員も市民社会の一員として政府に対してものを言い、一緒に政治を変えるために頑張っていく」と決意を述べました。


2024年8月7日(水) しんぶん赤旗


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