「総選挙に勝ち抜く力をどうしてもつけたい。日本共産党に入党して、私たちといっしょに気候危機、長時間労働、貧富の格差といった日本社会のゆがみをただしませんか」―。日本共産党の田村智子委員長を迎えての「日本の未来と党を語るつどい」が28日、三重県四日市市内で開かれました。津市では視聴会場が設けられ、田村氏らの訴えを聞きました。懇談会で、3人が入党を決意しました。もとむら伸子衆院議員、すやま初美の両衆院東海ブロック比例候補、山本りか・衆院三重2区候補、はざま透・菰野町議候補が参加しました。
田村氏は、▽東京都知事選をどうみたらいいですか、▽日本共産党は政治をどう変えようとしていますか、▽日本共産党はどのような未来社会を展望していますか―など多岐にわたる質問に丁寧に答えました。
田村氏は、会場からの〝委員長になって半年、苦労ややりがいはありますか〟との質問に、「この半年は挑戦、挑戦の日々だった」と強調。「直面する課題だけでなく、長いスパンで物事を見て、いま党がどういう役割を果たすのかを考えることが求められた」と語りました。
そうした活動の一例として、党首討論で選択的夫婦別姓の早期実現を岸田文雄首相に質問したことを紹介。「戦後の憲法制定で民法から家制度は廃止された。しかし結婚したら女性が名前を変えるのがいまだに日本では当たり前になっている」「長年の運動は経済界も動かした。(ジェンダー平等は)まさに百年スパンで時代を動かそうという時を迎えている。時代をどう変えていくか、ここに日本共産党の役割がある」と訴えました。
田村氏は、入党懇談会で次々と対象者に声をかけて懇談。「自民党政治を終わらせるために、入党しませんか」と呼びかけると、男性は「そうだよな」と力強くうなずき入党を決意しました。
田村氏と対話した、鈴鹿市でエステサロンなどを経営する上野朋美さん(52)は、「政党助成金をもらっていない共産党、スクープを生み出す『しんぶん赤旗』に信頼を置いています。政治を変えたい。若い人にもっと入党してもらいたい」と笑顔で語りました。
2024年7月29日(月) しんぶん赤旗