日本共産党の田村智子委員長は29日、国会内で会見し、立憲民主党の蓮舫参院議員が東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への立候補を表明したことについて「蓮舫さんを全力で応援します。新しい都知事に押し上げて都政を変え、国政を大きく転換する流れを東京から全国へと広げていきたい」と表明しました。
田村氏は、東京でこの間、市民と野党の共闘への努力が行われてきたとして、「衆院東京15区補欠選挙では、大変気持ちのいい共闘で勝利を収めることができた。こういう流れを受けて、蓮舫さんが立候補を決断されたのは本当にうれしいし、勝利のために力を合わせて頑張っていきたい」と語りました。
また、「私たち共産党のところにも東京はもちろん首都圏、全国から期待と歓迎の声が寄せられている」ことを紹介。出馬会見で蓮舫氏が、自民党政治が裏金問題で腐敗しており、東京から自民党政治を終わらせる流れをつくっていくという決意を述べたことについて「全く同感だ」と述べました。
小池都政が進める神宮外苑の再開発問題で、蓮舫氏が、樹木伐採を立ち止まるべきとの姿勢を示したことについて「私たちも一致する」と評価しました。「小池都政は、自民党に支えられながら、大規模開発で暮らしはそっちのけという自民党政治そのものの都政を行っている。蓮舫さんを都知事に押し上げ、都政を変え、国政の流れを大きく転換させたい」と語りました。
2024年5月30日(木) しんぶん赤旗
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