活動報告

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自民党に代わる政治を/日本共産党の役割語る/BS番組で田村委員長

 日本共産党の田村智子委員長は11日、BS11番組「報道ライブ インサイドOUT」で、自民党政治への国民の不信がまん延するもとでの日本共産党の役割や未来社会の展望を縦横に語りました。

 

裏金と災害対応
 田村氏は自民党派閥の政治資金パーティー収入をめぐる裏金事件を聞かれ、「これはまさに組織的な犯罪」と批判。政治資金規正法は政治に関わるお金の動きを国民が監視するためのもので、「収支報告書の不記載が意図的なら重大な犯罪だ。所得隠しをしていたのなら、所得税法違反。参院選の年にだけ増えている裏金が国民に見えない形で使われていたのなら、公職選挙法違反という重大な疑惑もある」と指摘しました。「今国会の会期を全て使ってでも徹底解明しなければならない」として、裏金づくりを指示した人物や使途について、「裏金議員」全員の証人喚問が必要だと訴えました。

 1月に発災した能登半島地震については、「自民党政治の問題は、(災害対応を)個人や自治体の責任にしていることだ」と指摘。東日本大震災からの復旧・復興でも、避難者の孤立・孤独や、再建した被災者もコロナ禍・物価高などで新たな危機に直面している問題など、支援の必要性を強調しました。司会の岩田公雄氏も「国が責任をもって自治体を指導していなかったことは、専門家も言っている」と応じました。

 「次期総選挙で政権交代をするのに欠かせないとされる野党共闘」と前置きしての問いかけに、田村氏は「自民党に対してこれだけ国民が怒っていて、もはや信用できないところまできている。野党に求められているのは、自民党政治に代わる政治を示すことだ」と共闘の意義を説明。安保法制の廃止を緊急の一致点として2015年から始まった市民と野党の共闘が発展してきた経過に触れ、「国民の世論と運動なくして野党共闘は前に進まない。自民党政治を終わらせる運動を広げ、野党共闘を前に進めていきたい」と語りました。

 

豊かな希望開く
 アシスタントの上野愛奈氏は「私たち女性の意見をくみ取ってくれるだろうと非常に期待が高まっている」と述べ、委員長としての抱負を質問。田村氏はジェンダー平等を課題に挙げ、女性の非正規労働者が多いことなど「当たり前とされてきて、女性が不利益を一方的に受けている問題をどんどん取り上げて、変えていこうよと訴えていきたい」と答えました。上野氏は「政治の世界にこうした女性のリーダーがいるのは心強い」と応じました。
 若い世代の政治への失望感に話題が移ると、田村氏は、大事なのは「政治は変えられるという希望をどこまで見せられるかだ」と強調。経済低迷の原因が人件費を中心にしたコストカット型経済にあると指摘し、「利潤第一主義から抜け出していくことがどれだけ豊かな希望を開くことになるのか。搾取をなくそうと訴える日本共産党が経済再生の道を大きく示せるチャンスだ」と発言。「キーワードは自由。人間の自由がどこまでも花開く社会(を目指す)」と訴えました。
 上野氏は「非常に若い方に響くのではないか」、岩田氏は「一つひとつ具体的に、わかりやすく国民に訴えていってほしい」と関心を寄せました。


2024年3月13日(水) しんぶん赤旗

 

 


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