日本共産党の田村智子政策委員長は8日、国会内で記者会見し、鹿児島県屋久島沖での米軍CV22オスプレイ墜落事故を受け、米軍がオスプレイ全機の運用停止を発表したことについて「構造的欠陥の可能性があるから全ての飛行を中止するということだ。改めて日本に配備されているオスプレイすべての撤去を求める」と表明しました。
田村氏は、日本共産党が当初からオスプレイの構造的欠陥を指摘し、日本に配備してはならないと求めてきたと強調。墜落事故後1週間、日本国内でオスプレイの飛行を続けた米軍を厳しく批判しました。
その上で「日本政府の対応があまりにもひどい」と指摘し、墜落事故後に日本政府が米側に「安全が確認されてから飛行」するよう求めるだけで飛行中止を要求しなかったと批判。日本側での一切の検証をせずに事故機の残骸を米側に引き渡したことも挙げ「あまりにも異常な対米従属だと言わなければならない」と述べました。
構造的欠陥が指摘されてきたにもかかわらず、オスプレイの在日米軍への配備を認め、自衛隊への配備を決めた日本政府の責任も「厳しく問わなければならない」と強調しました。
2023年12月9日(土) しんぶん赤旗
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