日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は23日、さいたま市で開かれた演説会で「総選挙で比例50万票を獲得し、北関東ブロックで2議席を」と訴えました。
田村氏は、自民党埼玉県議団が提出した、子どもだけでの留守番などを禁止する虐待禁止条例「改正」案を撤回させたのは画期的だとして「明治憲法の下での家制度にしがみつき、母親に〝子どもから目を離すな〟と強制する、ゆがんだ自民党政治を根本から変えよう」と強調しました。
また、岸田政権がイスラエルのガザ攻撃で停戦・休戦を主張せずに大軍拡を進め、コストカット型の経済政策で国民の暮らしを壊してきたことを批判。「理論的にも政策的にもボロボロの政治を変えるためにも、共産党に入ってほしい。岸田政権を退陣させ、新しい政治をつくろう」と呼びかけました。
衆院北関東比例候補の塩川鉄也衆院議員、梅村さえこ元衆院議員が決意表明しました。
梅村氏は、虐待禁止条例撤回のたたかいに触れ「だまっていられない市民が増えている。声を上げれば政治は変えられる」と強調。塩川氏は、「世界から戦争をなくしたい」との入党の原点を語り「共産党の先輩たちが侵略戦争に反対を貫いたことが日本国憲法につながり、歴史を大きく前に進めた」と訴えました。
おくだ智子(2区)、ばばひろし(3区)、山本ゆう子(5区)、秋山もえ(6区)、佐藤かずま(7区)、いのまた嘉直(9区)、柿沼はるき(11区)、なえむら京子(14区)、ながほり健(16区)の各小選挙区候補も訴えました。
参加した女性(35)は「虐待禁止条例があっという間にひっくり返った。何かきっかけがあれば、みんな動くし、変わるんだと実感した」と話しました。
2023年11月24日(金) しんぶん赤旗
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