時代の変化にワクワク、耳に残るワードにして
22日のサポーターまつりのメインステージで行われた「公開サポーター会議 with タムトモ」。各地で活動しているサポーターや勝手連の方々と、日本共産党の田村智子政策委員長が、活動の工夫や悩み、日本共産党への要望など縦横に語り合いました。
まず、サポーターになったきっかけが話題に。東京で活動するゆかさんは、2017年に民進党(当時)が分裂したのを見て、「絶望だった。そんな時に共産党は良いことを言うけどイメージがわかないので、知りたいと思ってサポーターに登録した」と振り返りました。大阪で活動するみぃさんは、22年の参院選でたつみコータローさんを応援するグループができ、今年の統一地方選で徐々にメンバーが増えていると紹介。「維新一色にしちゃいけない、大阪で一番対抗できるのは共産党だということで有志が集まった」と語りました。日本共産党の山添拓参院議員を応援する勝手連「YAMA部」の藤田力さんは「学生時代に9条を守る活動を山添さんと一緒にやった。仲間を応援したいという思いで関わっている」と語りました。
田村さんは、共産党を除く二大政党づくりが崩れた中で共産党に関わってくれたこと、16年の山添さんが出た参院選では初めて野党共闘が行われたことに触れて、「政治を変える希望がどこにあるのかという中で、共産党に注目をいただいたのは大きな時代の変化を感じる。うれしく、ワクワクします」と語りました。
続いて活動の工夫や悩みの話に。藤田さんは、山添さんがゲストと対談するシンポジウムや、X(旧ツイッター)で街頭宣伝を呼びかけるなど多彩な活動に取り組んだと紹介。「政治に関心がない人にも、上から目線じゃなく気さくに伝えるのが大事」と語りました。また、デザイナーのメンバーを中心に「グッズ班」をつくり、宣伝物やグッズを見やすく工夫していると紹介しました。
みぃさんも「大阪はメンバーをどう増やすかが悩み」と漏らします。ゆかさんが「大阪は面白いアイデアで主体的な活動をしている」と話を振ると、みぃさんは今年の統一地方選で候補者の動画を「大阪の共産党さんを推したいねん」とタグをつけてSNSで発信したり、Xで音声配信できる「スペース」を活用したりしたと紹介しました。
田村さんは「サポーターが元気に広がることと、共産党が大きくなるのは重なる」と述べ、「党の大切な役割は応援したくなる政策を出すこと」として、生理や中絶の問題など組み入れたジェンダー平等の政策を出したことで活動の幅が広がったと紹介。「私たちも政策とスピーチに磨きをかけて頑張りたい」と語ると、会場から拍手が起こりました。
「ぜひ共産党への要望を」と田村さんが話を振ると、みぃさんから「政策は良いけど出し方が固い。宣伝も耳に残るワードにしてほしい。例えば『大軍拡』という言葉は通じない」と要望が。ゆかさんも「街頭宣伝でいろいろなテーマのプラカードを置くと逆に何を言っているか分かりづらい」と語りました。田村さんは「聞いてわかるようにですね。『軍事費2倍化』と言ってみたりするけど、ぜひみなさんと考えたい」と応じました。
藤田さんは「山添さんが働きすぎていないか。休んでほしい」と心配そう。みぃさんも「地方議員も大変そう。それでは候補者になる人がいなくなってしまう」と述べました。田村さんは「議員も党員も増やして集中しすぎないよう努力しましょう」と語りました。
最後に田村さんは「みなさんが悩みを抱えながら一生懸命頑張っていることを心に刻まないといけないと思った。『新しい戦前』と言われる中、ここに変える希望があるんだということをサポーターと共産党が両輪で広げていきたい」と語りました。
2023年10月23日(月) しんぶん赤旗