日本共産党高知県委員会は8日、田村智子副委員長・参院議員を迎え、高知市で党と後援会の決起集会を開きました。田村氏は、秘書に暴行した自民党議員の辞職に伴う22日投票の参院徳島・高知選挙区補欠選挙について「自民党の人権意識の欠如は強権政治につながっている。国民の怒りが一つに集まれば、もろく崩れるほどに古くさい」と指摘し、幅広い市民と野党が支援する広田一候補を押し上げようと訴えました。
広田氏の高知県側の選対本部長、橋本敏男県議(県民の会)があいさつし、「政治への信頼を失墜させた。負けられない。みなさんと一緒に自民党一強に風穴をあけたい」と訴え。会場満席の参加者が大きな拍手で応えました。
田村氏は、市民と野党が力を合わせたたたかいに敬意を表し、「政治を変えたいと願う全国の市民を励ましている。共同を壊させない、前へと進めていこう」と呼びかけました。
その上で「国民の怒りが一つにまとまる共闘を崩そうとしている」と政権与党の共闘攻撃を批判し、「共闘に最も努力し、自民党政治と最も厳しく対決し、政治を変える展望を最も確固として持つのが共産党だ」と述べ、「参院補選と続く地方選、衆院選も『共産党ここにあり』の姿を示し、勝利を勝ち取ろう」と訴えました。
党の経済再生プランを紹介し、党と国民運動を大きく広げ、「暮らしに希望を取り戻す改革を実現しよう」と呼びかけました。
白川よう子衆院四国ブロック比例代表候補は、米国言いなりで米軍機の低空飛行訓練に脅かされ、財界言いなりでマイナカードなどが押し付けられていると告発し「命を大切にする政治に切り替えていく」と訴え。浜川ゆりこ衆院高知2区候補(比例重複)は不登校に苦しむ多くの子どもたちにふれ、「変わるべきは学校、教育のあり方であり、苦しさを押し付けている政治だ」と語りました。
田村副委員長はその後、広田候補の事務所を表敬訪問しました。
2023年10月9日(月) しんぶん赤旗