日本共産党の田村智子副委員長を迎えた集いが23日、福井市で開かれ、党の歴史や綱領、組織の指導体制のあり方などについて、参加者と理解を深める交流が行われました。かねもと幸枝衆院1区候補と山田文葉市議が同席しました。
参加者から、日本共産党が創立から1世紀の歴史を刻んでいることに驚きの声が上がり、「自民党はどうなのか」との質問も出されました。
田村氏は「戦争を進めた(誤り)から、いったん解散せざるを得なかった。同じ名前をこんなに貫いている政党は共産党だけ」だと強調しました。
党名が話題になり、参加者からメディア批判として「中国(共産党)を例に挙げて日本共産党をおとしめるようなことばかり」だとの意見が出されました。
田村氏は、国民主権の旗を掲げた党の戦前の歴史とともに、「アメリカいいなり」「財界・大企業の目先の利益最優先」の政治を変える党の綱領路線を力説。「(資本主義は)犠牲をいとわずして利益の最大化をはかる。だから長時間過密労働や環境破壊を生む。そこを乗り越える展望を示している」と押し出しました。
参加者からは「志位和夫さん長いな。すごい」の声もあり、これに対し、田村氏は「委員長として果たしている役割は大きい。(日本共産党は)党首選挙をやって党首が人事もすべて決める党ではない。党首が代わると、言うことが変わるのでは困る」と説明。さらに、集団指導体制と継承・安定を考慮した幹部構成をとる優位性も強調し、これを否定する反共攻撃に党勢拡大で断固応える決意を表しました。
2023年8月25日(金) しんぶん赤旗
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