在日本大韓民国民団(民団)は15日、日本の植民地支配からの解放78周年の「光復節」中央記念式を都内で開きました。
あいさつに立った呂健二(ヨ・ゴニ)中央本部団長は、最近の韓日関係に触れ、今年25年となる両国のパートナーシップ宣言をより具現化し、両国の架け橋としてその役割を一層果たしていこうと呼びかけました。
韓国の尹徳敏(ユン・ドクミン)駐日大使が尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の祝辞を代読しました。
自民、立民、維新、公明の各党代表が来賓出席し、日本共産党からは田村智子副委員長・参院議員が祝辞を述べました。
田村氏は、今年9月で100年となる関東大震災で多数の罪のない朝鮮の人々が軍、警察、自警団により虐殺された事実を決して忘れてはならないと強調。両国民の心の通う友好・交流の発展には、日本側が過去の抑圧の歴史にも真摯(しんし)に向き合い、侵略戦争と植民地支配への反省をしっかり土台にすえることが不可欠だと述べました。
「今からでも日本政府は実態を調査し、必要な謝罪を。東京都の小池知事は、9月1日の虐殺追悼式典への追悼文送付を拒否せず、送るべきだ」と述べると、大きな拍手が起こりました。
永住外国人への地方参政権の実現にも超党派で取り組むと表明しました。
2023年8月16日(水) しんぶん赤旗
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