総がかり行動実行委員会は28日、東京・有楽町駅前で、日本列島の軍事基地化と大軍拡に反対するウィメンズアクションを行いました。この日は、1952年に発効したサンフランシスコ平和条約で米国による沖縄占領が始まった日であり、2016年には米兵によって沖縄の20歳女性がレイプされ殺害された日でもあります。参加者は青いものを身に着け沖縄への連帯を示し、各団体の代表が相次いで発言しました。
新日本婦人の会の平野恵美子副会長は、「全国で自衛隊基地の強靱化が進んでいるが、戦争への道を進むことを見過ごすことはできない。私たちのことは私たちが決めよう」と訴え。全労連女性部の舟橋初恵部長は、兵器の海外輸出が国会でも議論される中、他国が日本を脅威に感じても不思議ではないと告発しました。
日本婦人団体連合会の柴田真佐子会長は、日本の大軍拡は世界中で懸念されているとして「フィリピンの女性からもメールを受け取った。戦争反対の声をあげよう」と呼びかけました。
総がかり行動実行委の菱山南帆子さんは「普段から女性を取り巻く暴力には事欠かないが、その最たるものが戦争だ」と訴えました。
日本共産党の田村智子副委員長は、すべての国を包摂する外交こそ求められているとのべ、「国会では、ミサイルがないと外交もできないかのような議論がまかり通っているが、私たちは憲法9条の立場から世界に発信すべきだ」と話しました。
2023年4月30日(日) しんぶん赤旗
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