日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は11日、広島市の演説会で自民党が広島政界を買収した河井事件にふれ、「金権腐敗とたたかい抜いてきた共産党の出番だ。『今度ばかりは共産党』と大きく広げよう」と述べ、統一地方選の県議で1増の2議席、広島市で3増の8議席など党の躍進を訴えました。
田村氏は「共産党ならではの力」として、住民運動と一緒に要求運動に取り組む党支部など草の根の力と議会論戦をあげ、「行政、自公などの妨害勢力の態度を変えさせて実現する」と強調。「幸せを追求し、生きる権利を保障する自治体へ、市民と連帯を広げよう」と呼びかけました。「大軍拡反対の一致点で市民と野党の共闘を広げようと努力するのが共産党」とも紹介し、「この共産党に入ることが大軍拡を止める確かな力になる」と入党を呼びかけました。
広島市で40年ぶりの県議獲得めざし、安佐南区(定数5)に挑む、ふじいとし子候補は広島湾で初めて強行された日米共同訓練に「県も知事も広島市長も抗議の声一つ上げられない」と批判し、「反戦平和を101年貫く県議と市議を」と力説。福山市区(同10)で党議席引き継ぎをめざす河村ひろこ候補は「女性県議はたった4人。女性の声を政治に届ける」と語りました。
広島市議選で現有5議席から全8行政区での当選めざし、現職の中森たついち候補は大型開発推進の市政を「子育て支援充実の流れに逆らうように支援制度を改悪し、保護者の負担を増やしている」と批判し、党市議団を大きくと述べました。
広島、呉、東広島、尾道の各市と坂町の各候補が訴えました。
会場で50代の女性が入党を決意しました。
2023年3月12(日) しんぶん赤旗
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