「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」は8日、衆院第2議員会館で、5年間で43兆円とする岸田文雄政権の大軍拡政策に反対し、生活者の目線に立った政策を進めるよう求めた署名7万4900人分を各党に提出し、会見を行いました。同会は今後も活動を続ける予定で、各地で運動を広げたいと表明しました。
同会は、上野千鶴子東京大学名誉教授ら学者や弁護士、市民運動家や漫画家などがメンバーです。同署名を始めた今年1月上旬に結成しました。
署名は、岸田首相や与野党の代表、連合会長宛てです。岸田政権の軍拡政策により、周辺諸国との緊張は高まり、働く女性の半分を占める非正規労働者や、子育て支援のための財源論が先送りされたと批判しています。
そのうえで、軍事に進む政治から脱し、生活と平和を守る女性目線の政治が必要だと述べ、▽国内総生産(GDP)比2%の軍事費を撤回▽歯止めなき軍拡をやめて、女性や子ども、若者、社会的弱者の目線に立った政策を進める―ことを求めています。
会見で田中優子法政大学前総長は、「軍拡に走れば、豊かになるどころか日本と世界を滅ぼす道になる」と警鐘を鳴らしました。
日本共産党からは、田村智子、倉林明子、紙智子の各参院議員が参加。田村議員は、外交努力もなく軍拡を進める岸田政権を批判し、連帯を表明しました。
2023年2月9日(木) しんぶん赤旗
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