日本共産党の田村智子副委員長・参院議員、大国陽介島根県議、亀谷優子大田市議らは18日、島根県大田市の三瓶開拓酪農農業協同組合を訪ね、党のポスター「日本から畜産の灯を消すな」の張り出しを依頼し、酪農家と懇談しました。
集まった酪農家は飼料高騰等で先の見えない苦しい状況を訴え。「エサ代は昨年と比べ3割増し。乾草は特に値上げが大きい。乳価はほとんど上がらない」「毎月牛1頭で1万円の赤字が出ている」「子牛価格もどんどん下がり、副収入が激減した」「借金の上に借金を重ね、資金が尽きたらどうするか」「こんな状態がいつまで続くのか出口がまったく見えない」「40代の息子は朝4時から起きて、晩飯はいつも夜9時過ぎ。自分の家の仕事だからやっているけど、やめられるならやめたいとの思いだ」と、口々に語りました。
三瓶開拓農協の西谷悟郎組合長(65)は「国はいくらか補填(ほてん)したといっているが、酪農家にとってはまったく補填になっていない」「農水省は酪農家に牛を減らせといいながら、乳製品の輸入は続けている」と憤り、酪農を続けていけるよう緊急支援が必要だと訴えました。
田村氏は、「みなさんの切実な声を多くの国民に知らせ、国に対策を求めていきたい」と語りました。
2022年12月26日(月) しんぶん赤旗
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