茨城県議選(12月2日告示・11日投票)と来春の統一地方選での日本共産党勝利へ、田村智子副委員長・参院議員は23日、同県入りし、党候補の応援に立ちました。
取手市で田村氏は、佐野太一県議候補の必勝と国政の最新情勢を訴えました。
佐野氏は「昨年は無党派の一聴衆だった」と自己紹介。産業カウンセラーとして「生理の貧困」など声をあげることが困難な人の声も聞き取ってきた活動とともに、「人と動物との共生」などにも触れ、決意を表明しました。
田村氏は、岸田文雄内閣が追い詰められ、「来年は総選挙の準備をしなければ」の声が自民党関係者からもあがっているとして、安倍晋三元首相の国葬や統一協会と自民党との癒着の問題の現状を報告。その中での県議選の共産党躍進の全国的意義を強調しました。
当日朝のNHK日曜討論での論戦を紹介した田村氏は、アベノミクスの異次元緩和が完全に失敗したことを認めない自民党を批判。賃上げについて「いますぐ上げることが必要。共産党は具体的提案をしている」と、500兆円近くに膨れ上がった大企業の内部留保の一部への課税で財源をつくり、中小企業に直接支援する政策を説明。消費税減税や憲法9条に基づく外交などにも言及。共産党の100年の歴史と綱領路線を縦横に語りました。
茨城3区市民連合の遠藤俊夫共同代表は佐野氏の推薦を決定したと報告。中国から12年前に来日した女性(47)は「自公政治が能力も意欲もある労働者を使いつぶしたという田村氏の話は、自分のことだと感動した」と話しました。
2022年10月24日(月) しんぶん赤旗
| 円安と物価高が暮らし直撃/賃上げ軸に構造的な経済対策を/田村政策委員長が主張/「日曜討論」羽田新ルート運用中止を/住民団体集会/小池書記局長ら参加