クラッチの不具合で飛行を停止していた在日米軍横田基地の特殊作戦機CV22オスプレイが7日、原因究明もないまま本格的に飛行を再開したことに対して、各地で抗議の声が上がっています。
日本共産党の田村智子、山添拓両参院議員、宮本徹衆院議員、関係市議らは9日、防衛省から聞き取りを行い、オスプレイの飛行中止を求めました。
防衛省の担当者は「米国防総省は安全に運用できる手順を確立している。3日以降、短時間のチェック飛行を行い、7日に通常飛行を再開した」と飛行再開を正当化しました。
参加者が「3日には既にオスプレイが基地周辺の住宅街上空を飛行している。周辺住民は人体実験されている気分だ」(福生市)、「学校や公民館、市役所の上空も低空で飛行している」(あきる野市)などと実態を告発。不具合の根本的原因をただし、米軍側との協議の詳細を明らかにするよう求めました。
担当者は「現象の根本的原因は引き続き調査中。特殊作戦だから発生しやすいのかどうかまでは分かっていない」と無責任な態度を示しました。
2022年9月10日(土) しんぶん赤旗
| 不具合オスプレイ飛ばすな/日米合意を順守して/党神奈川県委・県議団ら政府要請/田村氏参加線状降水帯予測の現状は/田村智氏と党都議、気象庁から聞き取り