日本共産党の田村智子政策委員長が1日、「子育て支援拡充を目指す会」が主催したネット配信番組に出演し、子どもの権利や子育て支援などについてざっくばらんに語りました。
進行役の末冨芳日本大学教授が、子ども・子育て・教育・若者について重点的な施策を質問しました。田村氏は「〝金は出すけど口は出さない〟が、日本共産党の政策に貫かれている哲学だ」と指摘。日本の子育て・教育予算が対GDP(国内総生産)比で少ないことをあげ、「保育や教育の無償化は、所得制限なしで行うべきだ」と主張し、大学の学費半減や、将来的には無償化も目指していく考えを示しました。
また、田村氏は「子どもに関わる職業で、あまりに非正規雇用が増えすぎている」と指摘。「仕事の専門性を正しく評価して国が予算を付けて、処遇を改善すべきだ」と語りました。
田村氏は、参院議員3期目で特に取り組みたいこととして、「子どもの意見表明権の保障」をあげました。「小中学校からの子どもの意見表明が具体的にどう実現されていくのか。皆さんと意見交換しながら取り組んでいきたい」と強調しました。末冨氏は「日本は子どもの意見表明を支える仕組みが弱い」と苦言を呈すると、田村氏も「子どもの意見をわがままとか言っちゃだめだ」と応じました。
田村氏は最後に、「軍事費2倍の大軍拡をやったら、子どもの予算は増えない。反対の声をあげていきたい」と語りました。
2022年7月3日(日) しんぶん赤旗
| 教育予算を増やそう/田村比例候補訴えに学生共感/「政策、真剣さ伝わる」希望の政治へ気迫込め/戦争させぬ外交を/田村氏