活動報告

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弱者淘汰の新自由主義転換こそが喫緊の課題/田村氏が講演/神奈川県保険医協会

 神奈川県保険医協会(田辺由紀夫理事長)は10日、日本共産党の、田村智子参院議員・党副委員長を招き、「医療と社会保障の未来」をテーマに講演会を行いました。

 田村氏は資料を示し、「日本は高齢者に手厚く給付をしてきたとは言えない。さらに異常なのは現役世代に支出している分が、GDP比で見た時にあまりにも少ない。高齢者にも現役世代にも給付が貧しい国になりかねない」と指摘。「政府は高齢者への割り当てが高いと喧伝(けんでん)し、高齢者への支給をいかに削るかという議論をしているがそれは誤りだ」と述べました。

 田村氏は、「今、物価高騰も重なり、本気で暮らしを守らなければならない。社会保障を自己責任と考え、目先の利益の最大化を目的として強いものが勝ち、弱い者が淘汰(とうた)されていく新自由主義のあり方から転換していくことがこの国の喫緊の課題だ」と指摘。「やさしく強い経済」への五つの提案や、富裕層と大企業に応分の負担を求める税制の改革による財源確保などの2022年度参議院政策を紹介しました。


2022年6月14日(火) しんぶん赤旗


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