大軍拡を狙う岸田政権に抗議し、憲法を生かした政治に変えようとアピールする行動が13日、首相官邸前で取り組まれました。総がかり行動実行委員会の呼びかけで集まった150人(主催者発表)は、「参院選で、大軍拡や改憲を阻止する結果を出そう」と力を込めました。
戦争をさせない1000人委員会から、弁護士の内田雅敏さんが主催者あいさつ。軍事費の2倍化や「核共有」を狙うなど、憲法を踏みにじる岸田政権を批判し、「私たちは、平和な日本を次の世代へ手渡さないといけません」と強調しました。
参加した市民がリレートーク。日本民主青年同盟(民青)の青山昂平さんは、長期化するコロナ禍や物価高騰、高学費などによって深刻な貧困が広がっている青年の実態を告発。「軍事費ではなく暮らしや教育に予算を使う社会へと変えたい」とスピーチしました。
野党から日本共産党、立憲民主党の国会議員が参加し、社民党はメッセージを寄せました。共産党の田村智子副委員長は、参院選では戦争か平和かが大きく問われると訴え。「街頭でも、軍拡ではなく平和外交が大事だという世論が日々広がっていると実感しています。そうした政治を実現するために、ご一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。
2022年6月14日(火) しんぶん赤旗
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