日本の女性が初めて参政権を行使した1946年4月10日を記念したトークイベントが10日、オンラインで開かれました。議会の男女比同数をめざすパリテ・キャンペーン実行委員会とウィメンズアクションネットワーク(WAN)の共催。第1部で日本共産党の田村智子副委員長、立憲民主党の辻元清美前衆院議員、社会民主党の福島みずほ党首が「平和とパリテ(議員男女同数)」について語り合いました。
WANの上野千鶴子理事長は、昨年の衆院選でジェンダー問題が争点になったにもかかわらず女性議員比率が減少したことにふれ、「女性も主権者としての責任を果たしましょう」と参院選での投票率向上を訴えました。
パリテ・キャンペーン実行委員会の三浦まり代表は、ロシアのウクライナ侵略で改憲議論が出ていることを受け、「今ほど憲法の価値を再確認するときはない。参院選では衆院選のように女性議員が減るという事態を決して起こしてはならない」と強調しました。
田村氏は「平和の声、ジェンダー平等の声をあげていくためにも女性議員を増やさなければならない」と女性の政治参画の重要性に言及。ロシアが核兵器で威嚇しつつ侵略戦争を続ける中、「改憲勢力、核共有を掲げる勢力に参議院の3分の2をとらせるわけにはいかない」と決意を語りました。
同イベントには平和活動を行う市民団体からもメッセージが送られ、第2部には困難を抱える少女らへの支援に取り組むColaboの仁藤夢乃代表と日本共産党の中野裕子三重県津市議らが参加しました。
2022年4月13日(水) しんぶん赤旗
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