日本共産党の田村智子副委員長は25日、TBS系番組「報道特集」に出演し、キャスターの金平茂紀氏から自民党総裁選について問われ、「(安倍・菅政権が)今までやってきたことへの反省が必要だが、何の反省も転換も根本的には言わない。誰が総裁になっても自民党は変わらない」と断じました。
VTRで「おととしから『桜を見る会』をめぐる問題で政府の責任を追及してきた」と紹介された田村氏。森友・加計問題、「桜を見る会」、学術会議会員の任命拒否問題にふれ、「強権的なやり方で、不祥事をもみ消し、どんな不祥事があろうとも、『責任を取れ』という声がなぜ、自民党の中で起きないのか」と批判し、「その声を起こさなかった人たちが今、総裁選をたたかっている」と指摘しました。
安倍・菅政権で継承されてきたものについて問われ、「『国民の声を聞かなくてもいい』という政治が一番引き継がれた」と指摘。「国民の声は聞かないし、説明もしなくていい。コロナ危機のもとでこれをやったことが、命と暮らしに直結してしまった」と批判しました。
その上で、「こんな政治を終わらせなければいけないということで、私は覚悟を決めています」ときっぱり。8日に市民連合と共産、立民、社民、れいわの野党4党が総選挙に向けた「共通政策」で合意したことに言及し、「ビジョンを示しながら、野党が一致団結する力を見せていかなければいけない」と力を込めました。
2021年9月27日(月)しんぶん赤旗
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