日本共産党の田村智子政策委員長は20日、国会内で記者会見し、政府が緊急事態宣言の基準見直しを検討していると報じられていることについて、「医療ひっ迫が深刻化している中で、なぜ政府からこのような議論がでてくるのか」と述べ、「あり得ない問題を議論していると指摘したい」と批判しました。
田村氏は「ワクチン接種が相当に広がっている、あるいは医療ひっ迫がなくなっているなどの状況であれば、今後、さまざまな基準をどう考えるかについて議論するという提起が出てくるのならわかるが、違う」と指摘。医療ひっ迫により「救える命が救えない」という事態が深刻になっているとして、「このもとで緊急事態宣言解除の展望がなくなっているから、新規感染者数を軽視し、数字のマジックで無理やり“緊急事態宣言を解除していいんだ”と言わんばかりの検討だ。あり得ない問題を議論している」と強調しました。
2021年8月21日(土)しんぶん赤旗
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