日本共産党の田村智子政策委員長は8日、TBSラジオの「荻上チキ・Session」の中で、電話でのインタビューに応じ、4野党が同日に合意した野党共通政策の意義や内容について語りました。
田村氏は、政策合意の意義について問われ、「(菅首相が)政権を投げ出すもとでの選挙です。政権交代はあり得るし、やらないといけない。その時に野党が政策で一致できることは、ものすごく意味がある」と主張しました。
荻上氏は、「有権者にとって具体的選択肢になりうるという自負があるか」と質問。田村氏は「合意の内容は、安倍・菅政治の転換の方向性が、よくわかる中身になっている」と指摘。政策に、核兵器禁止条約の批准を目指すことや医療の削減政策の転換などが盛り込まれていることを紹介し「政治の転換が見えてくる内容になっている」と強調しました。
荻上氏が「消費税減税が入ったのは大きな決断だ」と述べたのに対して、田村氏は、「今までは増税の方向しかなかった。経団連などは15%、17%と求めている。それを逆に減税への転換です」と述べました。
田村氏は、共闘を広げるうえで、政策合意のような大きな方向での一致が大切だと述べ、「共闘できるところを広げていかないといけない。それぞれの地元で大きな力を持っている少数会派の方々もいます。政策の一致で一緒にやっていきたい」と述べました。
2021年9月12日(日)しんぶん赤旗
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