日本共産党の宮本岳志衆院議員と田村智子参院議員は5日、民主団体や労働組合で構成する「国民のための奨学金制度の拡充をめざし、無償教育を進める会」(奨学金の会)の三輪定宣会長らと国会内で懇談しました。10月7日に発表した日本共産党の奨学金政策を手渡し、奨学金制度改革として緊急に国がなすべきことを政策としてまとめたことを説明しました。
三輪氏は、「教育予算を削減しようとする政府の姿勢は世界の流れに反している」と指摘。「共産党の政策は奨学金や学費の運動に大変な追い風になる。これを契機に大きな運動を広げていきたい」と表明しました。
参加者からは、すべての奨学金を無利子にすることや、返済に困っている人の救済をすぐに行うとする政策の内容に「もろ手を挙げて賛成する」(非常勤講師組合)という声があがりました。
「高学費で進学をあきらめる中高生が多い」(全日本教職員組合)「日本育英会の時代は年に1件程度だった返済の強制執行が、今では年300件近くに増えている」(日本学生支援機構労組)「夜勤のバイトのために寝不足で研究に集中できない」(全国大学院生協議会)などの実態が紹介されました。
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