スタジオジブリが発行する『熱風』8月号に、田村智子・日本共産党副委員長が登場しています。ジャーナリストの青木理(おさむ)さんが各界の人と対談するシリーズ「日本人と戦後70年」の一環。2人は長野県の同じ高校出身で田村さんが1年先輩という間柄です。
田村さんを「国会審議での鋭い政権追及ですっかり時の人」と言う青木さんが、「一強」といわれた長期政権もついに末期症状? と口火を切ると、田村さんは、「政権の問題点はコロナ禍でますます浮き彫りになった」と、新自由主義的な政策傾向による弊害や官僚の拙劣化をあげつつ、話は、本来あるべき「志ある官僚との健全な関係」(青木さん)へと発展します。
2015年の安保法制をめぐるたたかいなどから、すべての野党が小選挙区で共闘しようと、日本共産党が「劇的な転換」をとげてきたと言う田村さんに対し、「野党がバラバラ」では勝負にもならない、「日本の政治を変えるために大きく舵(かじ)を切った」「本気の脱皮」かと青木さんが確認します。
党との出合いを聞かれた田村さんは、日本民主青年同盟の専従になると告げたとき「死ぬ」とまで言っていた母親が、田村さんが共産党から参院選に立候補したときは応援するまでに変わったと語ります。
2020年8月14日(金)しんぶん赤旗より
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