三重県の日本共産党北勢地区委員会は25日、田村智子副委員長を招き、党を語るつどいを開きました。四日市市と鈴鹿市の2会場で計約270人が参加しました。
田村氏は、コロナ問題で経済が止まり、収入が途絶えた多くの人が苦しみを押し付けられている中で、減収補てんに背を向ける安倍政権に対して、党が「自粛と補償はセット」を合言葉に他の野党とも共同して支援策を進めてきたと強調。地域で活動する議員や党員が住民の困りごとをつかみ、届けてくれる現場の声が必要な政策につながっているとして、「国民の苦難に応える輪をさらに広げて、安倍政治を変えよう」と訴えました。
社会保障を支える国や自治体の責任を市場原理に任せ、自己責任を押し付ける新自由主義が危機に弱い社会をつくったと指摘。人間を切り捨てる非正規雇用を見直し、国民の安全保障となる医療や社会保障を拡充する政治をつくっていきたいと訴え。「政治や社会の動きをわがこととして考え、話し合い、世直しを進めていく党の仲間に加わってほしい」と呼びかけました。
鈴鹿市では会場からの政党助成金や党内民主主義などの質問に丁寧に回答。四日市市では30代や40代の「真ん中世代」と呼ばれる党員とも懇談しました。
この日は4人が入党。80代の女性は「田村さんの話を聞き、改めて子や孫のためにできることをしたいと思って入党した」。最近入党した40代の男性は、「昨日、街頭宣伝デビューした。これからいろいろな活動を経験したい」と話しました。
2020年7月26日(日)しんぶん赤旗より
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